2014年03月01日
結論を先に書いてしまうと、
ムチウチ治療の治療先に近頃流行りの整骨院を選んだところで普通の整形外科と比べ大した差はありませんでした。
せいぜい違いを聞かれたところで「半年は何も言わんでも通わせてくれた」というだけでしたね、正直なところ。
それより何より商売敵の整骨院に文句言う(嫁さんが行った整形外科がそうだったらしい)前に、少なくとも私の経験の中では整骨院と大差ない治療成果しか出してもらえない、専門家であると思われる筈の整形外科医の不甲斐なさの方に腹が立ちます。失礼ながら、もう少し治療成果の出る治療法を探求してほしいと思います。
事故直後のクルマと保険のあれこれに関しては、そりゃあ私の本業でもありますから、「そんなの代理店に相談するのが一番良いに決まってんじゃん」って思ってますし、お客さんには「24時間、365日携帯の電源入れっぱなしになっていますので、年末年始だろうが深夜だろうが何時でもご連絡してください」と申し上げてます。それが保険の手数料分の働きってもんでしょう。
いざとなればクルマは自分自身が代車要員も含めてクルマは複数台持っていますから、お客さんが運転可能ならば自分が事故現場まで乗ってきた車をその場でお貸しすることもあるし、自分は保険会社手配のレッカー屋さんに同行して修理工場までクルマを持って行くこともやりますし、自走不可能な受傷ならそのまま病院にも同行しています。それが行動の自由を確保している理由でもあるわけです。
余談にはなりますが、そういう理由で行動の自由がない職種の人間が代理店を兼業すべきではないとも思っています。早い話が銀行とか。自賠責保険にしたって、どこでも良いから入っていればいいってだけのもんでもない。
またお客さんの要請があれば、ご要望を踏まえた上で保険会社の担当者とのやりとりを全権委任者として代行することもあります。修理工場への指示にしてもそう。直す・直さないの境界線上って時もありますしね。
もちろん専門家としての意見として、事故車の現状を見た上で修理するか代替すべきかの意見を申し上げることもありますし、そこから新車・中古車の手配まで請け負うこともあれば、保険金として出てくるであろう原資を元に「こういう絵も描ける」、なんていう話をすることもあります。
そこまでは良いんです。保険関係・車関係なら話を向けられてもフォローできる範囲だし、それなりの経験数だってあります。
ただね。
困ってしまうのが治療関係です。
どこが良い?と聞かれても私は満足な情報を持ち合わせていません。そっち方面に関しては完全にお客さんの自由意志にお任せ状態です。特にムチウチに関しては、ここならばお客さんにも紹介できると思える医療機関に私自身が遭遇出来た経験が無いんですね。自慢にもなりませんけど決して少なくない経験数だとは思っているんですが。
ちなみに今まで入院以外の治療では3箇所の病院を経験しています。個人開業の整形外科医院に、ですね。で、3箇所とも決まって3ヶ月経つと首近辺のレントゲンを撮って「通院当初の写真と比べると、ここの隙間が狭くなっているから治っているはず。治療完了。」と申し渡される、というパターンの繰り返しでした。治療内容も3箇所とも電気治療に首の牽引の繰り返しで、一箇所だけ機械式のマッサージベッドがあったくらいでほぼ同じでした。
判で押したように「治ってますね」と言われた所で、通っている本人からすれば未だ本調子と言える状態でもありませんでしたが、それを言ったところで医者からは「治ってるから」と返ってくるだけでした。よく見かける「保険会社から治療の打ち切りを申し渡された」という書き込みはおそらくこういう状態のことなのでしょう。
まあそんな事があったからこそ、今回の事故では自身の経験値の事もあり近頃妙に見かけるようになった整骨院に行ってみたわけです。今回こそは何かいいコトあるかなあ?って感じで。以前ブログに出てきた「ジコサポ保険整骨院」ってところですね。
で、結論からすると
わざわざ診療所名に「事故サポート」を謳っているワリには、全く治療効果にコレという差はありませんでした、というのが本音です。
まあ良いところを挙げるとするなら、
非常に商売熱心な整骨院ではありました
から治療期間に関しては基本6ヶ月は何も言わずに通わせてはくれます。もっともそれ以上ではありませんでしたが。
また肝心の治療成果が期待値に届くか否かは、もちろん個人差があるにしても非常に疑問だと思いました。施術者による差も激しかったし。
私の場合、通院は、今年の1月末をもってキリとしていますので、既に私の手元には三井住友海上火災保険から「損害賠償額計算書」なる書類も届いています。その書類中に記載されていた合計72回分(医療センターの救急に1日、ジコサポ保険整骨院に71日)の治療費合計金額欄には505,380円と記載されていました。
まあこういう数字を見ると、穿った見方だとは思いますが、それでも1回平均7,000円の治療費が支払われていたわけで、そう思えばそりゃあ整骨院からすれば「どうやって患者を確保するか」に腐心するのも理解できない話ではありません。
ちなみに健康保険による診療の場合、3回目以降の受診で事故負担金が600円という記載もこの整骨院のホームページには書いてありましたから、通常健康保険への請求分も含めて2000円の施術費用だったものが、請求先が自賠責保険に変わるだけで3倍以上となっていることがわかります。そう思うとね。正直7,000円も払うくらいなら整体屋さんへ行って施術してもらうほうが遥かに効果は上がったんじゃないかと思えてきます。この辺は保険会社も治療先の一つとして再考して欲しいところです。
実際に治療を受けた人間からすると「あの内容でこの金額だったのか」と思いますし、結局治療期間中、一度も施術している姿を見かけることのなかった理事長と称していた人は胡散臭かったし。もちろん人の印象の受け取り方に個人差はありますから、良い人だと受け取っている人もあるんでしょうけどね。
ということで、次に事故があったらどこに行けばいいんでしょう?私的には通院期間を誇るよりは治療効果をきちんとあげてくれることの方が余程重要なんですけど。
何だかんだ言って自賠責保険料もジワジワと上がってきているのも事実ですから、余計な請求をかけられるのは全体にとっても非常に迷惑な話です。
Posted at 2014/03/01 19:35:11 | |
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