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2014年07月16日 イイね!

コーティングの寿命

1年半ほど前にガラスコーティングを施工させて頂いたお車があります。その時の依頼はコーティングの施工のみでしたので、作業そのものは専門業者任せで私自身は作業にはノータッチでした。


そんな前置きのお話で、しばらくぶりにお客さんから連絡・お問合せいただいたのが「コーティングの保証期間」です。ガソリンスタンドで洗車をされた際に「コーティングがそろそろ寿命を迎えているのでは」といった内容のことを言われたのがきっかけとのこと。
ご質問を受けた私としては、毎回その業者が作成している保証書に「保証期間は1年」と明記していることは承知していましたから、期間に関してはそのようにお答えいたしました。

他に思いつくところでは「事故による修理の時のコーティングの再施工なら、保証期間内なら一緒に請求することが出来る」というのがありましたが、あんまり今回のこととは関係ないですね。



このお話は、それはそれで一旦は終えてはいるのですが、電話口から伺えるお客さんのあまり納得のいったようないかないような微妙な雰囲気もありました。このため、補足も含めてコーティングに関して少々書いてみようかと思います。




先ず初めに今回のことに関して一点確認してみたいことがあります。それは

「果たしてスタンドの店員さんは何を根拠にコーティングの寿命を見定めたのか?

という点です。スタンドの店員さんならではの独自視点や判断基準があるのならば後学のためにも是非お聞きしてみたいなあ、と。




それはさておき、一般的に宣伝されているコーティングの効果とは?ですが。

あちこちで宣伝されているコーティングの効果を見る限りでは、あくまでも本筋は「塗膜の保護」「光沢の維持」がメインで、それにプラスして「撥水効果」や「汚れが付きにくくなる」、「洗車が楽になる」という謳い文句が加わる事が多いようです。
また長期の光沢・撥水の性能維持を謳うものには専用のメンテナンスクリーナーが付属品としてついてくる製品も多いようです。

穿った見方かもしれませんが、先のガソリンスタンドで言われたという「コーティングの寿命」は早い話この「撥水効果が薄れてきている」点を指摘されただけなんじゃないのか?と思っています。違っていたら申し訳ない。

もし仮に光沢の減少を指摘されたのだとしたら、果たして何を根拠に判断すればいいのか逆に悩んでしまいます。反射光の屈折度を測る機械とかを使うとか?




そもそもコーティング剤の塗布の前に十分な下地作りのための磨き工程が入ります。まずはここで一度表面の磨き傷がある程度まで落とされていますから、この状態からの「光沢の減少」は、施工後に付いた「塗装表面のスリキズの増加」が原因でしょう。

他の光沢の減少の原因として塗装膜そのものの劣化が原因の場合もあります。ただ、この場合はコーティングの性能が云々という話以前の問題です。そこまで状態が悪くなってしまったら先ず頼るべきは鈑金屋さんとなります。コーティング剤はそこまで万能ではありません。

また、いくら綺麗にしようという気持ちでボディ表面を磨いていても洗車タオルが砂を噛み込んでしまえばヤスリをかけているのと同じです。いくら硬く、分厚いコーティング層を謳う製品であっても、仮にその宣伝文句を信用したとしても厚みは新車に施された塗装膜の1/10以下でしかありません。そこに過度な期待を寄せるのは少々酷かと。
ちなみにそういう「10年保証」のコーティング剤を施工をして20数万円も支払ったクルマも身近な例で実際にありましたが、10年経つ前に何度と無くアチコチぶつけてしまっていましたから、近頃はその方からコーティングのコの字も聞かなくなってしまいました。




コーティングをかけるとこうなります、という紹介画像でよく目にするのがボディの撥水画像です。中には5年間の撥水性能を謳う撥水剤も見かけますが、大方のコーティング剤では撥水能力を半年から1年程度としているところが多いようです。
ちなみに以前、私のロードスターにも本荘興産さんのグラスネオという商品を施工してもらったことがあります。超撥水を謳う本製品ではありましたが、結局性能持続期間は1年少々じゃなかったかなあ、と。ボンネットやトランクのような上を向いている鋼板よりはボディサイドのような横面の鋼板の方が撥水性能は持続していた印象です。

またコーティング屋さんとしてよく目にする「KeePer」さんですが、ここも撥水性能に関しては長いものでも1年サイクル、短いもので3ヶ月ごとのメンテナンスとしています。
各商品ごとに異なるメンテナンス期間ですが、毎回どの商品も7~8千円前後のメンテナンス料(どの商品もメンテナンス料金は同じ)をとっていますからトータルにすればワリと良い金額になります。
試しに計算してみたら現在の商品ではどれも5年トータルのメンテナンス料込みとなると10万前後の金額になります。で、初回料金は高いものの結果的に一番安上がりになるのはダイヤモンドキーパーのようです。


とまあこんな訳で、コーティング商品は星の数ほど有りますが、水弾き性能を持続させるためには何だかんだで平均年2万程度の出費は覚悟してね、というのがコーティング屋さんの言い分のようです。
となると落とし所としては、水弾き性能を大げさに求めず、車検ごとにコーティングと言うよりはごみ落とし・表面磨きを主目的にした大掛かりなお掃除をしてもらう、というのが一番楽チンでお安いやり方かな、と。そう思えます。
Posted at 2014/07/16 18:17:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年07月07日 イイね!

机の上が広いのは気持ちイイ

机の上が広いのは気持ちイイしばらく前からツインモニターにはしていました。別にデイトレーディングや会計士ではありませんから普段は1枚のモニターで充分なんですがで、それでも偶にもう一つ画面があると便利な場面はあるものです。

ただそれ以上の考えがあったわけでもなかったので何も考えずに付属品として付いて来ていた純正のモニタースタンドをそのまま使っていました。

ただ、それだと置き場所やモニターの配置に制限ができてしまい、更に机の上が狭くなる事に加えて机の上の掃除もしづらく、なんとはなしにホコリも溜まり放題になってしまっていました。
もちろん気になれば机の上の物を片付けて拭き掃除すればいいんですが、やはり邪魔な物が多いと面倒くさくなるものです。結果掃除もしなくなる、という悪循環に。



そんなこんなで2~3年程を過ごしてきながらもモニタースタンドという商品にはあんまり関心がありませんでした。なんか華奢っぽい製品はパソコン屋さんでも目にはしていたのですが、どの製品もコレという感じには欠けていたからです。早い話ピンとこなかったんですね。

そんな私の前に現れた製品が「エルゴトロン」というメーカーのモニターアームです。

ごついアルミ製のアームが目を引く製品ですが金額もびっくり。そりゃあ、あれだけゴツそうな作りならばこういう金額にもなってしまうのでしょう。私の使っている液晶モニターは27インチと24インチのワイドパネルですから、この2枚を保持しようと思えばそれなりの作りになってしまうのも理解できる話です。

もちろん、そんな話も買って、設置してしまった今でこそ言える話であって、さすがに決断するまでには数日悩みました。結局酔った勢いを借りてやっとの思いで「エイッ」ってポチったわけですが。



先日の土曜日には商品は届いていたのでそれから今まで、何度かセッティングを繰り返しています。今朝もスタンドの据え付け位置の微調整をやり直し「まあ、こんなところか」とし、改めてパソコンの配線取り回しも見られる程度にまとめ直し今に至ります。またやり直すかもしれませんが。



元々それほど片付けられる人ではなかったんですが、意識が変わったのがアリコに転職した時です。
あそこは外資系ということもあるのか、トヨペットの事務所内と比べると清潔感への意識が強烈で、外出の際の机の上はペン立て程度以外は何も無いのが当たり前というか、そうしなさい、と言われるところでした。私物は全て個人の鍵付きロッカーへの保管が基本です。
また自分に割り当てられた机の引き出しであったとしても、そこでは事務用品や自社のパンフレット・約款以外は保管を禁止されていました。


ああいう光景を見たことのある人間としては、あそこまでは出来なくとも、近いところまでにはしたいなあ、と。やっぱりそうした環境のほうが快適ですしね。



後は汚さないように使わねば。掃除もまめにするようにして。
Posted at 2014/07/07 14:36:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2014年07月06日 イイね!

事故が起きた後が生業の方々

もちろん私にした所で事故の後処理を業務内容の一つにしていることには代わりはないわけですが。
それはそれとして先日お客さんと話していた時に、そこからあまり遠くない場所でピンク色に染め上げられたレッカー車をトレードマークとして営業しているレッカー業者のお話が出てきました。一般的にはレッカー屋さんと言われても殆ど接点のない業種でしょうし、私自身もレッカー業界にそれほど詳しい身分でもないのであまり偉そうなことは言えません。

ただ、それでもそのピンクのレッカー業者だけはディーラーの営業マン時代に「要注意業者」として気をつけろと言い含められていたところでした。
一つには警察とつながっている業者であるためにグズグズしていると何時の間にやら連絡が行き、現場に件のピンクのレッカー車が登場してさっさと事故車両を持って行かれてしまいます。
また一旦引き上げられてしまった車はレッカーの作業代や搬送料に一日幾らの車両保管料まで加えて請求されてしまい、しかも引き取りに行ったにしても、その場で現金で料金を支払わないと車を引き渡してくれない、という始末でした。


何故ディーラーの人間がレッカー業者からの事故車両の引き揚げにこだわるのか?と聞かれれば話は簡単、やっぱり車を押さえていることが後々のお話(代替、修理他)の主導権を握りやすいからです。
お客さんサイドからすればソコまでされれば他ディーラーへの浮気もしにくいだろう、というディーラー側の読みもあるので、当時は「事故の際は先ず現車の確保が最優先」と厳命されたものです。


そんな話はさておき。


一方でレッカー業者にサッサと連絡を取ろうとする警察サイドの事情としては「速やかな現場処理のため」という大義名分はあるのでしょう。噂でよく聞く「警察へのバック」云々に関しては、当の業者本人から言質がとれたことは、当たり前の話ではありますがありませんでした。
もちろんレッカー業者にすれば、酷い場合には「搭乗者がお亡くなりになってしまった」車を扱う時だってあるわけですから、色んな意味で細心の注意を払っての作業を要求されるプロの腕の見せどころなんだろうとは思います。基本24時間待機のキツイ労働条件ですしね。ただまあ、汚れ仕事と思われがちなのも、それはそれで事実だとは思いますが。



あまり中身を聞いたことがある訳ではありませんが、それでも数少ない接触機会の中でレッカー屋さんから聞いている利益部門はやはりレッカー作業代です。

例えば一口にレッカー作業といっても、その作業内容は様々です。

損傷度合いが軽微で、事故場所が平坦な一般道あれば、通常の積載車での作業が可能です。多少タイヤがあさってを向いていたにしても、強制的にウインチで荷台に引き上げしまうことも少なくありません。これならば通常のレッカー料金のみでの対応となるようです。
ただ、これが段差のある場所から引き揚げるとなるとUNICと呼ばれるクレーン付きのレッカー車が欲しくなります。で、この高低差が1mを超えた場合には「吊り上げ作業工賃」が発生し、通常のレッカー作業代に上乗せされます。
損傷状態が酷い場合、通常の積載車やクレーン付きの作業車でも手に負えない場合もあります。そうなるとカゴ台車と個人的に勝手に呼んでいる、荷台に鳥カゴ状の枠が付いた移動式のウインチレールを装備したレッカーがお出ましとなります。いかにも出動料金が高そうです。

ちなみに日本興亜損保だと自動車保険の付帯サービスで高速道路上や一般道でもガス欠車に対する給油サービスが有るのですが、あのガソリン代って聞いてみたら「レッカー業者の自腹」なんだそうです。仕事紹介する代わりに「それくらいヨロシクね」ということだそうで。




引き揚げ作業が済み、指定の搬入先がなければ保管所まで車両が運ばれます。後は車両の持ち主か、その関係者がレッカー料金の支払いをしに来るのを待つばかりとなります。
ただ、レッカー業者にとっては車を押さえていることが唯一の回収の根拠となりますからタダでは車の引き渡しには応じてくれません。

もちろん車両の損傷具合によっても車そのものを取り戻しておくべきか否かという判断をしなくてはいけませんが、手荷物を引き取りに行った時ですら「金くれ」と言われますからね。
事故当時のケガの具合もありますけど、出来る限り当座は必要と思われる手荷物位は事故時に引き上げておくべきでしょう。


またレッカー屋さんの業務の一つとして、「損傷車両が再販可能な車であった場合」の車そのものやパーツの再販があります。近頃なら特にハイエースバンなどは中々引き渡しに応じてくれないというか「処分を任せてくれたら...(以下略)」なんて事を言われることも少なくないだろうな、と想像します。
昔、実際にあった話で「ハイエースのディーゼルターボのエンジンなら幾らで売れるから、○○万円あんたにバックできるようにするけど」っていう話とかね。


ソレはソレとして、ディーラーにいた時は、事故やトラブルと聞けば営業所の積載車に乗って現場に行っていました。今は保険の代理店もしているわけですが、扱っている自動車保険には基本レッカーサービスが付いてきています。このため今はお客さんに「保険会社のレッカーサービスが使えますからJAFは止めても問題無いと思いますよ」というお話をしているんですが、それでもJAFの加入率は全体としてはあまり落ち込んでいる様子もなく、一方で時折見かける事故現場には相変わらず警察経由で呼ばれるレッカー業者をわりと見かけるし、呼んでいる現場にも出くわします。

あれってモッタイナイと思わないのかなあと不思議でなりません。保険会社に電話一本で済む話なんじゃないの?って他人事ながら思っちゃいます。
Posted at 2014/07/06 12:42:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   01/14 11:39
どノーマル車が好きなので、派手なカッコにしたりとか、ボディへのお絵かきはしません。中味もそのままです。仕事が暇な時はクルマを磨こうかなあと思ったりもしますが、大...
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