2016年03月14日
ぶっちゃけ良く聞く「営業さんが良い人だったから」なんて購入動機は当てになりません。考えれば答えは簡単、単純明快に
買ってもらうときに不機嫌な顔をする営業なんている筈が無い
からです。初対面の印象なんてそんなもんです。初対面が悪くとも、話をしてみて意外に好印象だったなんて事だって往々にしてあります。
どんなファーストインプレッションから始まっても良いのですが、じゃあ、そうした当てにならない初取引・初契約を交わし、そこからどんな理由で長続きする・その場限りで終わってしまう営業に分かれるのか?
もちろん色んなパターンがあるのでしょうけど、私が購入者・仕入者だった時に2台目・3台目もあんたから買ったろうじゃないの、と思える訳は契約後~納車にいたるまでの過程に集約されます。
ぶっちゃけ此方のワガママを相手に言った際にどういう答えが返ってくるのか。例えば納車が妙に遅いとか事務処理・書類搬送に何故かかなりの時間が掛かっていたりとか、ですね。
大概、営業マンの期待値ピークは契約時だろうと思います。
もちろん私だってそうだったわけですが、お客さん的な期待値のピークはファーストインパクトとセカンドインパクトがあるんですね。すなわち契約時と納車時です。そこまでが大事で気を抜けない時なわけです。本来は。
ところが期待値ピークを過ぎ、無事契約・登録書類を頂いた商談は営業マンにとって事務処理の段階に入ります。早い話が手を離れた契約というわけです。
ただお客さんにとっては次のピークである納車が待ちどうしくて仕方が無いわけですから、どうしたって進捗状況が気になります。遅れるなら遅れるで明確な説明だって欲しいし、何が障害になっているのかを知りたくて仕方がありません。
これが今の時代ならメールでも何ででも伝えてくれさえしていれば問題ないわけですが、結構ほっぽらかしにされることが少なくありません。黙っていても売れた時代の悪癖の典型です。中には「納車は雑用」と言い切って憚らない上司も某静岡ト○ペットに実際にいました。
何事もなければ前年同条件で契約更新なんてのは自動車保険に限らず良く見られる光景ですが、逆に何かあった際に、如何に迅速に対処「出来たか・したか」が次期契約に重大な影響を与えるのも似ているのかもしれません。何かトラブルがなければ本質が見えてこない、なんてのは良くある話です。
個人的にはこういう時こそ営業マンの腕や価値の見せ所だと正直思うのですが、ここも事故現場で相手側の保険代理店の顔をほとんど見たことがない事と同様、どこを売り時と思っているのか当の担当セールス本人にもう一度対面で聞いてみたいものです。最もそういう事があった人とは二度と話もしたくもなくなくなるのも事実ですが。まあ○クステージとか、カー○イフオート浜松とか、エバーグリ○ンとか、KRオートとか。それ以外にも買ってはいないけど胡散臭い店もいっぱいあるんですけどね。
割と良くある言い訳として「会社のシステム上、こういうやり方になってしまっているので」とは良く聞く話ですが、それを聞かされる側としては「私は悪くない・私にはフォローの仕様がない・私の責任範囲外です」という風にしか聞こえません。こちら的に一番聞きたいのは「あなたはそこで一体何をしてくれるんだ?」という一点なんですが、まあわりと「もう買ってもらっちゃった後だから、どうでもいいや」みたいなニュアンスも感じ取れちゃったりする事も少なからずあります。
最も販売会社からすれば、ここがリピーターを作る勘所の筈なんですが、まあどうでもいいや。塩を送るつもりもないし、なれないし。
良い買い物をするためには「数打って良い所に当たるのを祈る」しかない所も少なからずあって博打みたいなところもあるのですが、自己防衛としては先ず「自分が良い販売者・良い消費者たる為には?」という所も考えてみると良いかもしれません。わりと自分自身も安易な消費としすぎているのでは?という事も思ってしまいますのでね。
Posted at 2016/03/14 14:30:58 | |
トラックバック(0) | 日記
2016年03月06日
入院していたわけでもなく、単に忙しすぎて書いていませんでした。ごめんなさい。
近頃はめまぐるしく私自身の所有車両が入れ替わっているので売れてしまっては次の車を物色し、下見をしては仕入れ、また売れてしまい、という事を繰り返しています。
もちろん車業者の端くれですからオークションで仕入れる事もするのですが、個人的に欲しい・所有したい車と一般的に欲しがられる車とは少なからず乖離している事が多いため、結局店頭で売りに出ている車を適価と思えれば、そのまま買ってくることも少なくありません。
なんだかんだ言って欲しいときは今欲しいのであって、待っていられるほど気が長くもないということもあるんですが。
基本私の中古車販売価格は「仕入れ金額と掛かった経費(実費)」+「車両手配手数料10万円」です。ただ、この辺が中古車業者によって表記が色々なんで店頭表示価格だけでは高い安いの判断がしにくいところが多くって困ります。
ぶっちゃけ車両価格は同年式車の平均価格からすると低い表示にかかわらず、中には車検がまだ残っている軽自動車であっても経費は20万請求します、などという摩訶不思議な見積もりだってまかり通っているわけです。わたしもびっくり。
例えば、これが新車なら今は新車カタログに標準価格が印刷もされるようになりましたし税金や保険料・取得税もネット社会の恩恵で自宅で確認できる世の中です。併売車種も珍しくありませんから後は各販売店で登録諸費用がどのくらい差があるかを電話で確認するのも良し、いざとなれば県外の遠隔地登録だって出来てしまう現在です。
ところがこれが中古車の話になると、やれ「納車前整備にいくら」だの、「今なら○年保証のコーティングが割安です」だの、「専用開発のセキュリティが」だのとトッピング商売がうるさくて仕方ありません。中古車店のネク○テージとかモロにそうでしたね。何故か契約店舗と納車場所は別店舗になっており担当者も契約担当と納車担当が別になるという謎システムの店でした。
販売店の中にはこっちが良心的と思えてしまうほどの金額の納車前整備をしてくれる販売店もありますけど、いらないくらいの過剰整備をメニューに組み入れるところもまだまだ少なくありません。現状販売でクルマだけ売ってくれれば良いと思うくらい。カーライ○オート浜松とかね。車検整備だけで20万って、このクルマはそんなに整備不良車だったの?
個人的な印象では「○○専門店」という商品囲い込み型の店舗にそんな傾向が強いような気がします。売れ線の車だけ集めてます、みたいな。全部が全部というつもりはありませんが、そういうお店は車に対する愛を感じません。やるなら先に整備をしたうえで車両価格をつけなさいよ、って思います。
もっとも長期在庫車を処分しようと思ったとき、オークション価格は「整備履歴」に金額を付けてくれるシステムではありませんから、前整備を終えているクルマは現金化しにくくなる、という事情は分からんでもないのですが。
こういう混沌の時代になると、普通なら高いと思ってしまうディーラーのほうが真正直な経費内容・車両金額であることもあったりして、いわば業者つぶし的な意味合いの値付けと感じたりすることも無くはないですが、それはそれとしてさっさと買ってきてしまうこともあります。ま、それは時と場合によりけりって事ですね。
何はともあれ、目の前にぶら下がったエサ(クルマ)を我慢し続けられるほど悠長な消費者ばかりでない、という現実なところが不届きものを跋扈させてしまう根本の原因、というところが現実なんでしょう。ま、欲しいときには何を言っても無駄だしね。誰でも。
Posted at 2016/03/06 17:40:54 | |
トラックバック(0) | 日記