2016年12月26日
ディーラーのマイカーセンターでは昔から中古車の最低価格と言われれば30万程度でしたけど、それ以外の車業者なら5万円とか10万円で何とか間に合う車も無かったわけではありませんでした。
結局、新車需要が今と比べればまだまだ旺盛な時代でしたから、代替された下取り車もまだまだ選り取り見取りが出来た時代だった、という事なのでしょう。そんな下取り車ですから商品化に難有りと判断されれば解体屋さんに直行の時代です。解体金額がイコール販売価格な時代であったと言えるかもしれません。
今も昔も変わらないのは中古車の基準金額は新車価格ということです。
やっていないと言いつつスズキがハ○ラーを中古車オークション出品を異様に警戒しているのは公然の秘密ですし、出品者があればその経路は追跡されるそうですし、販売元の業者は取引停止をチラつかされるらしいです。
尤も私なんぞは、そもそもスズキ自販には相手にもされない零細業者なので直接言われた事すらありませんが。
話を戻すと、いくら最初に大量に新車が売れても数日後に中古車オークションに廉価な新古車もどきが大量出品されれば新車販売現場にとっては大打撃です。
そのためには新車値引きはとにかく渋く、業者への卸し価格も同様に、新古車商売をする気にもならないくらいに渋い卸価格に設定し、仮に新古車販売を当初から目論んでいる業者には「オークションには絶対流さず、すべての車は直販でないと売りません」という内容の一筆なり誓約書を取っている様です。
ただお客さんの側からすると「新古車」というか「未使用車」という看板は非常に魅力的に映る様で実際には安いんだかソレナリなのか、はたまた新車価格と大差ない事だって少なからずあるように思える価格設定もあったりなかったり。
その一方で業者的な目で新古車を見ていると「本当にこれで商売になっているのか?」が非常に疑問なところもワリと見受けられるのがホントのところで、みんな厳しいんだろうなあ、とか思ったり思わなかったり。
ま、そんなこんなで新車販売は守られ、中古車価格も高値安定するというわけです。特に昨今の様に軽自動車でも200万円越えも珍しくない時代になると高年式の軽の中古車は非常に高値安定銘柄です。特にワンボックスの軽バン・ワゴン車などの5年落ち車あたりとなると、この金額を出してまでして軽の中古を買う意味があるのか非常に悩みます。もっとも販売者としては注文が入れば云も寸も無いですけどね。
中古車の高値安定は下取り価格も高い事に繋がりますから「新車を買う方・買える経済状況にある方」にとっては良い事なんですが、中古車しか選択肢を持たない私のような貧乏人にとっては非常に悩ましい状況となります。
例えば、来年はもう平成29年になるというのに平成20年式あたりのタン○あたりのターボモデルだと距離が少ない(それでも5~6万キロ辺り)車は大台の100万円とかの値札もちらほら見ますから「これを薦める気になるか?」と非常に悩むところです。
冷静になって考えれば、そんな9年落ちの車に100万も出すくらいなら、もう4~50万も足してもらえば十分新車も視野に入ると思うのですが、そこは出したくないというか超えるに超えられない壁があると言ったらいいのか、そもそも自動車に興味が無いから8~90万くらいの、100万までは出したくない予算内で買える車を見繕ってほしい、なんてお問合せが来たりする訳です。
しかし、こういう状況を見ていると「貧しくなったんだなあ」としみじみ思います。クルマを取り巻く状況が。欲しいと思ったら大枚はたいてでも、地獄のローンを組んででも買いたいという時代じゃなくなったんだな、今は。多分。
昔なら黙っていても売れた新車を買う層から、それこそ湯水のように税金をかけても可愛い子は目に入れても痛くないとばかりに、喜んでとまではいかないにしても高額の税金を已む無く受け入れる雰囲気がアリアリだったと思われますが、やっぱり今はそういう雰囲気を感じません。抑えられる所は抑えたいから車は買っても、一方では燃費に目が向くし、安ければそれで良いとばかりに軽自動車へ熱い視線が向けられてもいるわけです。
まいっちゃうねえ、こんな雰囲気は。
Posted at 2016/12/26 21:50:13 | |
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2016年12月25日
通りすがりで展示車を見かけるC-HR。私もご時勢にあやかってちょっと一言。
金額だけ見ると初代ハリアーを思い出します。
あの頃2.2リッターモデルのSを買ってくれた方がありましたが、確か予算が当時総額300万という話でした。最終的にはもう少しお足しが出ましたが、当時平成10年の初代ハリアークラスの価格帯ってあの辺だったんですよね。
トヨタのホームページをみると基本寸法のページがあるのですが、なーんか見たような数字だったので念のため取り出だしたるは我が車の社長車サクシードの本カタログです。
サクシードの全長4300mmに対してC-HR4360mm。
同順で全幅1695mmに対し1795mm。全高1525mmに対し1550mm。
ホイールベース2550mmに対し2640mm。
トレッドは1455mmに対し1540mm。
ちなみに車幅の関係でしょうけど最小回転半径は4.8mに対して5.2mと、この数字にはかなり差が出ています。
正面から見れば幅が10cm違うわけですが、横から見た長方形のマスとしてはあんまり差がありません。というか幅以外の両車の寸法差がわりと無い事にびっくりしました。
しかし、はっきりと違うのが重量です。C-HRのハイブリットモデルで1440kg、4WDモデルが1470kgなのに対し、まあバンモデルと比較するのはフェアじゃないっちゃあフェアじゃあないのは承知の上ですがサクシードは1060kg(AT車)なんですよねえ。
その差なんと400kg。うーん、重っ。
ちなみに私のサクシードは市街地仕事仕様で実燃費14~15km/l位ですがC-HRはどうなんですかね?カタログ値でハイブリッド30km/l、4WD15km/lとなっていますが400kgのハンデをどう切り抜けるのか?まあそれを切り抜けるのが今の技術ですと言われれば素直にすごいなあ、と思ってしまいますが。
もうひとつ、当時平成20年のカタログに挟まれていたサクシードバンUL-X、AT車)の車両価格は税抜き1,445,000円でした。重量増100kgあたりの単価が約50万円と言う事でしょうかね。まあ15年も前に発表された車と比べても意味はありませんが。
LEDの球切れに関して心配をされている文章も目にしましたが、どうなんですかね?実際の発生データー的には。メーカーの保証規定を聞いてみたいもんです。
ちなみに私の初ディスチャージ車は100系マークⅡマイナー後のモデルでしたが、当時ディスチャージバルブのメーカー保証期間は1年でした。しかも左右両方切れたときとかいう条件だったと思います。何で知ってるかと言うと私のマークⅡは切れたことがあるから。しかも片側だけ。
仕方なく自費で交換しましたが高かったなあ、あれ。バルブ1個で1万2~3千円位したような気がします。工賃浮かすために自分で作業しました。もう一つちなみに供給部品は小糸じゃなくフィリップス製でした。
確かマークⅡ100系のツアラーシリーズがトヨタ車としてはディスチャージヘッドランプの初採用例だったと思いますが、トラブルの発生率を見るためか確かマイナーチェンジをするまで頑なに他のグレードに採用を拡げていませんでした。普通なら特別仕様車でさっさと採用を広げるのが常の手法でしたが、ディスチャージはマイナーチェンジまでツアラーシリーズのみの特別装備でしたね。
さてさて。今日は特に予定も無いので今からディーラーに行って実写でも見に行って見ましょうかね。ついでにロードスターのRHTも見てこようかな?
Posted at 2016/12/25 13:02:48 | |
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