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2023年10月23日 イイね!

新車と中古車

近頃は新車と中古車を両方売れる(売らされる)所も増えてきましたが、それでもトヨタ系列は未だ別の担当の所が多いかな。ただ個人的には中古車営業に新車時の知識を求めてもそもそも新車を売った経験の無い人に求めるだけ無駄と思っています。
基本、中古車商売は「ある物の中から買ってってよ」な訳ですが、在庫車が求められている商品か、否か、すら分からない店員に「良いクルマですよ」って言われてもなあ、と。


別に新車をディスるつもりは全くありません。メーカーの人は基本頑張ってると思いますよ。多分。ただ販売店の人間は別部門なので、同じ看板を掲げていても扱いが同一と思わない方が良いよ、と。

例えば「新車なんだから売れるまでは大事に扱われている筈」なんてのもそう。購入者からしたら「私の車」であっても販売店にとっては大量に入荷してくる商品の中の1台に過ぎない、なんて思っていないとは言い切れなかったと思います。お客さんと直接接触の無い部門の人は特に。
もちろんメーカー出荷時には完成・仕上がり検査がありますから、センチュリーとかレクサス車と比べるとお値段なりにチェックの入れ方に差はあったとしても一定の範囲内の検査は通ってきています。だからワリと販売店側のチェックは、たとえ営業マンであったとしても「たぶん大丈夫じゃない?」という先入観が無意識のうちにあった様に思います。

高額車であろうが、なかろうがメーカー出荷時にボディ表面に撒かれているコーティング剤は新車センターに入荷した途端、洗い流されます。で、在庫扱い車はそのまま野外の保管ヤード行き。注文者が確定しているクルマは注文内容に応じて用品が発注されますが、もちろん部品が揃うまでは野外保管ヤードで待機です。たとえ表面コーティングが指定されていても作業の順番待ちで数日空く場合もありますから、その辺りは他のクルマと扱いは変わりません。流石にそれでも施工前に洗車くらいは再度したとしても作業前の磨き工程は、少なくとも当時はしていなかったと聞いています。
だから、あれドル箱商品です。当時5~6万したかな。ディーラーの経営陣は大喜びでコーティングの作業場を新設したくらいでした。当時の商品名が「CPCペイントシーラント」ですね。5年なんか保たないって問題にされた奴。ドーリでやたらと勧める訳だよ、と新車営業時代に思ったもんです。上司からの販売圧も凄かったし。まあ、たしかに納車前の洗車は楽だったけど。
新車の用品取付も全て外注です(した?)。電気関連、ナビとかは電機屋さん任せ。純正オーディオの取付に関して細かい話を聞くと「オレは知らないから○○電機さんに聞いてくれ」と逃げられた事があるくらい丸投げです。昔は営業所の工場でもナビ取付をやってましたが、今は営業所でもほぼ外注任せと聞いています。だからディーラーにナビの事を聞いても教えてくれるほど詳しくない印象です。

以前なら中古車の商品化作業は主に外注さんがやってて、そのうち経費削減とか言い出して社員がツナギ着て洗ったりもしてましたが、近頃はディーラー統合の煽りもあってか、かつての外注業者さんを狩り出して中古車仕上げ工場に朝から晩まで拘束して作業して貰っているやに聞きます。結局現場では何もやらなくなってきた、という事ですね。「俺達は売るのが商売で、車を洗う商売じゃない」とホンダの某中古車店店長が言ってましたが、ますます営業は自分トコの商品を知らなくなってきている、とも言えるかもしれません。

大幅にズレましたが話を戻して新車ヤードに保管されている新車。足が鈍いとドサ周りというか、展示車に回される事があります。当然あれだって新車ですから、注文が入れば新車として売るわけですが、新車だからといって他人の手垢が付いていないか?と聞かれれば真相は闇なんですよねえ。
営業所でもショールームに入っている車はそうでもないですが、野外展示の車は毎朝洗ってました。基本手洗いではありましたが、面倒になると洗車機を使用した事があった様な無かった様な。小汚いセーム革もいっぱいあったしなあ。

中には「どうしても試乗させろ」と言って聞かない人も居たりして、やむなくスピードセンサーの線をゴニョゴニョしたという話とかね。今はそんな事出来ないでしょうけど。でも、こういう無茶な事を言う奴に限って買わないんだよねえ、大概。試乗希望者が列を成して後ろで待ってんのに指定の試乗コースを無視して「バイパスを走らせろ」と要求した人も居たけど結局買わんかったなあ。

今はどうだか知らないけど、昔はクルマの完成検査証の日付から3ヶ月後にクルマの代金がメーカーに手形で引き落とされる、と聞かされていました。ディーラーからしたら先ずはここが1つの関門です。2つめの関門が完成検査証から6ヶ月後の日付です。これを過ぎると書類だけでは新車登録が出来なくなり、陸運局に持ち込んで検査ラインを通さないとナンバーが取れなくなります。

3ヶ月という関門は下取りの車の展示期間に影響を及ぼします。当然、下取価格は新車売上の一部ですから、商品化した下取り車が現金化出来ない事には新車代金の回収が完了しません。だから大概のディーラーは展示期間を1ヶ月程度に留めているようです。流石に早いなあとは思いますが、中には2週間って所もあります。
またタイミングで異様に高く下取ってしまったなんて事も中にはありますから、そういう場合は「アウトレット」とかの商品名で、ついでに商品化作業を端折ってしまい、いかにもお買い得感をだして並べる所も、ある様な無い様な。いや、内実は分かりませんよ?
で、それでも売れなければ泣く泣くオークションで現金化するわけです。まあこれでも赤が出なければ御の字なんですけどね。だから、こういう観点で中古車を戦略的に販売している販売店は第三者としても、見ていて感心します。ま、考えていなさそうな所も多いけど。

3ヶ月過ぎた在庫車は単なる赤字ですから販売店も必死です。どうぜん展示車としてのドサ周りもさせてるでしょうし、「特選車」とか「お値打ち車」とかの値引きシールや「ナビ大サービス」とかいっぱい貼ってみたりね。
それでもダメだと社用車にして経費分で赤を埋めようとしたり、中には寄贈車両なんていう裏技も使ったり。何かのイベントで特賞として「クルマプレゼント(諸経費は除く)」なんてのがあるでしょ?警察も寄贈先の1つだし。あとは広告費代わりに「視聴者プレゼント」とか称してクルマを提供したり、とかね。そんなこんなで何とか赤字にしまいと頑張る訳です。


長くなってきたので今日はこの辺で終わり。














Posted at 2023/10/23 08:32:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年10月08日 イイね!

「匂い」という困りもの

昔から友人の家とかには良く行っていたし、社会人になってからもクルマの商談や調子伺い等の様々な用事で良く他人様の家や会社には上がり込んでいました。そうしたお宅には当然、新築したばかりの家もありましたが、築・昭和初期くらいと思しき昔の爺ちゃん家を思い出させられた佇まいの家もあったりしました。
そうした様々な家模様と共に思い出されるのが各家庭で違う匂いです。クルマの中の臭いも、けっこうクルマ毎に違った匂いがします。

昔ちょっと気になって調べてみたら、芳香剤メーカーの研究結果として掲載されていた記事がありました。そこには

「匂いは繊維質に染みついており、家庭の中ではカーテンや壁紙から匂っている」

なんて書かれていました。ほほう。
家の中の匂いと聞いて直ぐに思い出すのは高校生のみぎり、同級生の家に上がり込んだ時の臭いです。なぜかゴキブリホイホイを連想させる臭いが部屋の中に充満していて、あれは強烈でした。考えてみればその同級生からも一種独特な体臭というか臭いがしていたので何か不思議には思っていたのですが、この臭いだったのか、と当時は妙に納得がいったものです。あの臭い、あれも部屋を掃除してカーテンを洗い、衣類も全て洗濯したら消えるものなのかなあ?とか思っちゃいました。


さてクルマに話を持っていきますが、クルマの室内って繊維質だらけなんですよねえ。

新車の匂いが好きっていう人も大勢いらっしゃいましたが、どう考えてもアレって接着剤の匂いですから、謂わば揮発性溶剤のシックハウス状態だった様に思うんだけど、まあ思い込みって凄いなあ、と。でも中には「あれ嫌いだから、臭いが消えた頃に納めてくれ」と言われた事もあります。仕方ないので新車登録なんかとっくの昔に終わって「毎朝窓を開けて、夕方閉める」を1ヶ月くらい繰り返してから納めた事もありました。まあ色々ですね。
セルシオやプログレなんかだとドアを開けて1発目に「この革シートの臭いが良いねえ」なんて言われる事もあったのですが、実はアレって革の上に塗られた塗料の溶剤臭の筈で、これは革とか関係無いよなあ、とか内心思ってても口には出せる話じゃありませんから「そうですねえ」とか苦笑いしてたなあ。

さてそんな新車の匂いも取れ、半年・一年後くらいの点検になるとオーナーさん毎に異なる臭いが付き出すんですよねえ。フロアマットやカーペットには駐車場・職場・仕事先毎に違う土質の小石や砂・泥が入りますし進入してくるホコリも砂埃や綿埃等々、オーディオ取付なんかをしていると気が付くバラエティ豊かな汚れが付着してきます。そしてやはり室内の臭いも各車毎に違う一種独特な臭いが付き出します。何故か妙にカビ臭かったりね。載せる荷物がそうなのか、着てる衣服が湿っぽいのか?

あと近頃指摘される事が多いのがペット臭ですね。それと芳香剤。

もちろんトリミングをキチンと受けているペットであっても、やはり臭いはします。芳香剤も最初は匂っていても数日で鼻がバカになりますから本人には気にならなくなってても他人には強烈に臭う事があります。
中古車の中には「椅子も全部取り外して掃除します」なんて謳ってる所もありますし、「繊維質に臭いが染みつく」という原則からすれば正解なやり方だとは思いますが、でもアレ自分でやってみると分かるけど、もの凄く大変なんですよねえ。やり出したらキリがないしシートやカーペットの他に天井の内張だってありますしね。シート丸洗いなんて、それだけで中まで乾かすのに10日は楽に掛かりますから、本当にそれやってたら商品化だけでエラい高額商品になっちゃうと思います。まあ大概は外注に振るんだろうけど。

余談ですが個人的に気になるのがハンドクリームとかUVカットクリームの跡ですね。女性の乗っていたクルマに多いですがステアリングホイールやドアグリップ、ドアの開閉ノブの辺りが白っぽくなっているのは大抵それだと思ってます。しかも取れねー。加えて困る&気になるのがドアグリップの辺りに布地を貼ってある車で、手垢がこびりついて黒ずみ拭いただけじゃ取れない。綺麗にするには部品ごと取り外して古歯ブラシでコシコシと汚れを掻き出して洗い流すしかない。面倒くさい。


大分前からエアコンのフィルターが交換式に変わってます。エバボレーターに汚れがこびりつく代わりにフィルターが汚れてくれますから大変ありがたい仕組みなんですが、でもコレを替えてない人もワリといるんですよね。何か臭いと思ってエアコンフィルター開けてみると王蟲でも飼ってるのか?というくらい腐海になってるフィルターもあります。ディーラーで換えると定価請求されるので尼とかで買って交換しましょう。
ただ、こういうところですらトヨタ・ダイハツは簡単に交換できる様に作ってあって感心する一方、相変わらずその他メーカーはイチイチ面倒くさい作りになってるので嫌気がさします。何でこうも違うんかね?






Posted at 2023/10/08 13:53:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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