サイコー(＾Q^)/のブログ一覧

なんだか物騒なタイトルですみません・・・・

お盆ということで、昔親父が教えてくれた経験談を思い出しまして＾＾；

実はいろいろ札幌空襲について調べたのですが、あまり記録がないようなので、ここは私の記憶ということで深いところは突っ込まないでください＾＾；

札幌空襲は昭和20年7月１４～１５日に遂行されたらしく、私の親父が自分が５～６歳のころと言っていたので間違いはないと思います（親父の生まれは昭和14年）。

その日は雲ひとつない（これは当てになりません＾＾；）晴れた日だったそうで、親父は畑仕事を手伝っていたと言っていました。

すると海の方から地響きと聞いたこともない重い音の飛行機のエンジン音が聞こえたそうです。

近くにいた私の祖父は父を抱えて周りの子供たちに防空壕へはいれ！！！と叫んだそうです。（これは私が子供のころ親父の実家そばにありました＾＾；）

すると少し前を飛んでいた１機の飛行機が自分たちの方に飛んできて・・・・

のちに親父は多分あれはｸﾞﾗﾏﾝだったと言っていましたが（これも当てになりませんが＾＾；）機銃を撃ってきたらしいです、でも当てる気はなかったのではないかと言っていました。なぜなら・・・・・親父いわくパイロットが見えるくらい低空で飛んできて、しかもかなりの低速だったらしいです、通常なら絶対撃たれていたと・・・・なのに

機銃は自分たちのかなり手前と、上空を通り過ぎてから撃っていたと言っていました。

無事に防空壕まで家族全員避難したのち、しばらく様子を見ていると爆音は札幌方面へ通過、そして所々で爆発音・・・・・そんなこんなでまだ子供の親父？？は防空壕から抜け出し外へ出たらしいです。

すると・・・・・今度は見たこともないスピードの飛行機が２機・・・・

ｸﾞﾗﾏﾝと・・・隼だったらしい（これは間違いないと思う＾＾；）

２機は相当なスピードでまさに空中戦をしていたらしいです、青空に輝く隼の銀色の翼とネイビーブルーのｸﾞﾗﾏﾝの機体がまさにレースをしているかのように飛んでいたと・・・・・

んんんっ・・・ここで疑問が？？？空中戦なら流れ弾とか危なくないの？？？と思って当時私（中学生くらいだったかな？？）も親父に聞きました。

親父は笑いながら、隼はほんの数十発機銃を打つ音がした！ｸﾞﾗﾏﾝは一発も撃たなかった・・・

要するに隼は数十発の玉しかなく、ｸﾞﾗﾏﾝは弾切れ？？？だったんだろうな～～～と言っておりました。

２機はしばらく空中戦？？をした後にｸﾞﾗﾏﾝは海側に、隼は札幌側に消えていったそうです・・・・

そして最後に、またｸﾞﾗﾏﾝの編隊が近づいてくる音がしたため、親父は祖父に防空壕に引きずり込まれじっとしていたらしいです（さすがに編隊は怖かったと言っておりました＾＾；）、しばらくすると爆弾を一斉に落とす音がしたらしいです・・・・・がっ・・・・・ほとんど爆発した音は無・・・

どうやら石狩川河口付近に大量投下処分して母艦に戻ったのでしょう・・・とっ、親父は言っておりました。

とにかく親父がよく言っていたのは、隼はものすごくきれいな機体でかっこう良かったと・・・だから鮮明に覚えているんだと・・・あれが戦争じゃなく平和利用されていたら日本はどうなっていたのかなぁ～～と酔っぱらうと思い出したように話していたのを思い出します。

東京大空襲、広島、長崎原爆と、記録に残る悲惨な戦争の記憶は語り継がれるのでしょう、また、語り継がれなくてはいけないんだと思います。

でも、記録も、記憶もあまり残っていないこんなお話も語り継がないといけないことだと私は思います・・・・・・ちなみに画像は丘珠空港（旧　新札幌空港）わきの玉ねぎ畑にたくさん残っていた隼の防空格納庫です。今は老朽化？？のためすべて取り壊されましたが、１５年くらいまではたくさんありましたよ。こういうのを残しておかなければいけないような・・・・・＾＾；