目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
2023/12/31 まさかの大晦日に、環八路上でエンジンが走行中にストール💦
第三京浜を降りて一番右の車線を普通に走っていたところ、東急バスの営業所手前あたりで急にエンジンが吹けなくなり、数秒後にストール。
惰性で走行しながら、セルが回ることは確認できたものの、点火せず。。。
やむ無くハザードランプを点滅させながら、周囲の車のご理解もあり、安全に左車線に停車させることができました。
2
軽耐久レースでの体験から、ストール前の感じがガス欠症状に似ていたので、燃料ポンプの不具合ではないかと見立てをつけました。工具も積んでいたので、リアシート下のポンプの音をイグニッションONにして聞いてみたりしましたが…無音。全く動いてない。
復旧の見込みが薄いため、保険会社に連絡し、レッカー車を手配。作業員の方は簡単な整備もできる方をお願いしましたが、状況を見てもらったところ同意見。原因は不明だが燃料ポンプが動いていないようだ、とのことで、積車のお世話となりました(泣)
なお、年末年始で整備工場が動いていないため、レッカー会社のご厚意で年始まで預かってくれることになりました🙇♂️
3
さて、年始は1/4に自動車関係は仕事始めのようで、自宅最寄りのBMW専門工場「クールランニング」さんに連絡。すぐに入庫させていただけることに。
保険会社に連絡し、なんとその日の午後にはレッカー会社がクールランニングさんに搬入してくれました✨
そして、クールランニングさんで点検したところ、夕方には診断結果の連絡があり、ヒューズが焼け焦げていたそう…。しかも、結構真っ黒になるくらいの「焼け」具合。
私も現物を見ましたが、明らかに中央部が黒く焼けてました💦
4
では、なぜヒューズが飛んだのか?
これがわからないと、ヒューズを交換しただけでは再発する恐れがあります。
クールランニングさんの経験的に、燃料ポンプの電源を中継する「リレー」が劣化している場合に、似たような状況が発生するそうです。ただ、リレーは見た目には不具合がわかりにくいため、推論となるそうです。。。
もう一つは、燃料ポンプの劣化が考えられるそう。しかし、この個体は2021年頃に前オーナーさんが自ら燃料ポンプを分解し、樹脂部品は新品に交換、内部のポンプ部をオーバーホール&汎用部品に一部交換済み。純正燃料ポンプASSYは高額なため、ご自身でこのような整備をされたようです。
このため、燃料ポンプ自体はまだ新しいため、クールランニングさんでもポンプの不具合ではなさそう、ただし、満タン+上記整備内容+劣化リレースイッチなどの要因で過電流となり、ヒューズが飛んだのではないか、とのことでした。
燃料ポンプリレーは写真左上の黒のリレー2個、7 924 276 の部品番号が印字されているものがそれです。
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付いていたリレーは、製造当初のものでは無いにしろ、現在の部品とは接点の足の形が違うそうで(!!)、10年前くらいのものではないか、との見立てでした。リレースイッチの寿命は10〜15年と考えられるので、そういう意味では交換時期だったのかもしれません。
ヒューズは今回どれを交換したかわかりやすいよう、あえて純正の形状とは違うヒューズを付けてくれました。15の刻印がある黒のヒューズが、今回交換したものです。もしまた飛ぶことがあれば、とりあえずここを交換すれば走って帰ってくることはできると思います、とのことでした。
こういう説明は本当に助かります!
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ということで、引き取ってから少し試走してきました。
リレースイッチ効果後の変化としては、
・アイドリングが静かになり安定した。
・アイドリングまで回転が落ちる時、一度ハンチングっぽくなってたのが無くなって、静かにアイドル回転数まで下がるようになった。
・もしかしたら、吹け上がりも良くなった…かも🤔
オマケに、クラッチペダルの支点部にグリスアップしてくれたようで、クラッチを踏むたびにギシギシ言っていたのが静かになりました✨ こういうの、すげー嬉しくなりますね😆
ということで、思ったより軽症で復活しました!
リレー2,100円×2
ヒューズ100円
作業工賃5,000円
基本整備料4,800円くらい?
計13,000円(税込)くらいでした。
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