【教習所の料金が高騰している】
2025年現在、物価動向を紹介するランキングサイト「W3G」の調査によると、自動車教習所の料金は全国平均で31万円を超え、2025年3月時点の教習料金の平均は31万4,681円に達しています。
引用ここから
自動車教習所の料金が上昇している。「物価高の影響だけでなく、指導員不足の加速が値上がりの主因だ。
人手不足で繁忙期には受け入れる教習生を絞る教習所も多く、しわ寄せはトラックドライバーなど職業運転手の育成現場にも及んでいる。
総務省の小売物価統計調査によると、公安委員会の指定自動車教習所の教習代金(東京都区部、オートマチック車限定)は4月時点で33万5078円だった。
2015年4月と比べ4万4472円(15%)値上がりしており、データを遡れる05年以降で最高値をつけている。全国的にも値上がり傾向だ。」
出典:日経 2025年5月22日
引用ここまで
【教習所の料金が上昇している本当の理由】
背景には、物価高騰だけでなく、指導員不足や生徒数減少、燃料費や部品代の上昇、
人件費増加など、さまざまな要因が重なっています。
教習所の卒業者数が減る一方で指導員の高齢化・人手不足が進み、運営コストも年々増加しています。
2024年の警察庁の「運転免許統計」によると、

出典:警察庁の「運転免許統計」をもとに「ゆっくり旧車らいふ」作成
2000年から10年かけて1万人減少し、2024年にはなんと3万人を割ってしまいました。
全国には2024年時点で指定教習所が1288か所あります。
1か所あたりの人数を計算すると、
20年前、32人で運営していた教習所では、現在9人スタッフが減って、23人で運営していることになります。
バイトにたとえると、今まで「5人でやっていた仕事を3人でやる」といった感じです。けっこうしんどいですよね。
教習所はマンツーマン指導が基本。
スタッフが減ってしまったことで、受講回数を増やすことができず、結果として講習者の数が減り、単価を上げざるを得なくなっています。
さらに4月から法改正により教習所も対応に追われているもあげられます。
始めから選択できたMT免許は、基本的にATの受講が終わったあとのオプション扱いになっていることも混乱を招いている原因の1つです。
こうした環境下で「免許を取りたいけど費用が心配…」という方が増えているわけです。
【教習料金高騰を解決する 3つの対策】
教習料金の上昇に負けず、できるだけ安く免許を取得するための具体的な対策は次の3つです。
1 一発合格を目指す
補講が必要になると1回あたり5,000円前後の追加費用が発生します。事前にYouTubeなどで学科・技能の予習をして、できるだけノーミスで合格を目指しましょう。
2 短期集中で取得する
通学型よりも短期間で効率よく学べる「合宿免許」などの短期集中型プランは、費用も割安です。たとえば、通学だと30万円以上かかる教習所でも、合宿免許なら20万円台で取得できるケースもあります。集中して学べるのでモチベーションも維持しやすく、検定でも実力を発揮しやすくなります。
3 閑散期に申し込む
6月や10月などの閑散期は、20%オフのプランもあり、地域を選ばなければ30万円を切ることも可能。合宿免許と閑散期を組み合わせると、さらにお得に免許が取れます。
【合宿免許は有力な解決策】
合宿免許は、短期間で費用を抑えて免許を取得したい方におすすめの方法です。
短期間で取得:AT車なら最短15日、MT車でも17日程度で卒業可能。毎日集中して学ぶため、知識や技術が身につきやすい。
コストパフォーマンスが高い:閑散期なら宿泊・食事込みで30万円以下のプランも。追加料金のリスクが低い「保証付きプラン」も多く、予算管理がしやすい。
合宿免許の詳しいメリット・デメリットや実際の体験談、さらに安く免許を取るコツについては、ゆっくり旧車らいふのブログで詳しく解説しています。
ぜひ下記リンクからご覧ください!
https://takamaru-flow.com/drivers_license_fee/oldcarselection/
Posted at 2025/06/08 12:53:43 | |
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