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暑いときはクーラーの効いた部屋でゆっくり読書…
と言いたいところですが、なかなか纏まった時間もなく、少し読んではまた思い出した頃に読み出す、という感じになっています。(笑)

いやぁ、やっぱり自動車って面白いです。

この本は、元富士重工の社員のかたが書いたもので、四輪駆動車の歴史を知ることができます。
この著者は1300Gバン4WDやレオーネ4WDの開発に関わったかたのようです。


何が凄いって、やっぱり富士重は凄いです。(笑)
日本初の乗用タイプ四輪駆動車を開発・販売したことと同時に、それはジープタイプを除く乗用車ベースの四輪駆動車で、まともに量産されたものとしては世界初とも言えることです。
（乗用車の4WD化は、スバル4WDが世に出る10年ほど前から、海外では試み、生産されていたそうです。ファーガソンやジェンセンなど。しかし、生産はされたものの、高価だったし需要も無かったのか、量産化されずに生産中止に…ということだそうです。）

まあ、難しいこと抜きにしても、ハイラックス4WDやパジェロがデビューする前から、スバル4WDはこの世に在った、ということなのです。


しかしながら、歴史というのは、面白いし恐いものでもあると感じました。
例えば、東北電力が宮城スバルに四輪駆動車の製作を依頼していなかったら… 今のスバル4WDは存在していなかったかもしれません。

「もし○○が△△だったなら…」
歴史の面白さ・恐さをふと感じた瞬間でした。