
あれから一週間毎に貧血改善のお注射に行きました。
電話で訊いて効果が無ければ週に二回
効けば一週間毎、改善されれば二週間に一回とか。
色々考えました。
ずっと続けてやるのは無理。
貯えが無いワケではありません。
勿論、他所様に比べれば桁が違うかな?
畑のハウス作りもボチボチ着手したい。
お仕事の事とかも色々あって
今後の生活基盤作りの遅れを
取り戻したいのもある。
ま、これは自業自得なんじゃけどね。(^-^;
最初の時に言いました。
「先生、この注射をずっと続けるのは無理です。
4回ほど打って貰うだけでも治療して貰えますか?」と。
最近のおトラさんは、ボチボチの食欲。
でも、来た頃よりも随分と痩せた。(^-^;
病院へ行く道中も以前はずっと鳴いてましたが
今は時々鳴いてます。
診察台でキャリーからなかなか出ず
以前のように看護師さんに愛想を振りまきもせず。(^-^;
帰宅後は、ご褒美のチュールを食べた後
コタツに篭るかタンスの上のキャットハウスに篭ります。
しばらくは寝てるので、疲れもあるじゃろうし
人間用のお注射なので、強いとか?
(一応、その都度体重を量り、接種量を計算されてます)
あんまり寝てるので不安になって
息をしてるかどうか確かめたりね。σ(^-^;
日曜日は4回目でした。
先生が
「今日は血液検査の機械の調子が悪く
来週に来て頂けますか?」と。
「解りました。」
この日で最後と思ってて
血液検査しても無駄?って思ったりもして
でも、やっぱり結果が知りたいんよね。
効果があった場合
それでも、止めちゃう事への罪悪感と
自分の不甲斐なさを受けとめる為です。
11月はほとんど庭仕事をしませんでした。
お天気がイマイチというのもあったけど
月初は例の濃厚接触事件や
柚子収穫とかもあり、来客もあった。
で、ずっとおトラさんの件で悩んでた。
翌週、次の休みに会う約束をしてた友人から連絡が。
”体調がイマイチなんよ”と。
折り返し電話した。
「どしたん?」
「なんか、身体がスッキリせんのんよ。;」
と、会社の愚痴をひとしきり。(笑)
「わしねー、ずっとおトラの事で悶々と悩みよった。」
「あんたー、なんで電話せんかったんねっ!」
そーゆー時、ワタシは貝になる。(^-^;
「ほんでね、4回だけって決めたけど
貯蓄も無いワケじゃーないじゃない?
ホントにこれでいいかどうか、堂々巡りよ。;」
「あのね、もういい加減にしんちゃい。
私はトラちゃんの事も大事じゃけど
あんたの事がもっと大事。
私等独りもんは、自分で生きていかにゃーいけん。
誰も助けてはくれん。
もっと自分を大事にしんさい。
あんたは、よーやったよ。
言いたくないけど、綾子ちゃんとこに居たら
子供の事で手一杯なんじゃもん
とうの昔に亡くなっとるよ。」
「昔の話じゃけどね、伯母の子供さんが癌になってね。
あの頃は、保険とかきかない治療でね。
点滴の度に”どーされますか?”って訊かれてね
お金は無いけどそう言われたらやるしかないじゃん。
借金して治療して、結果、亡くなったよ。
我が子じゃけーそれは仕方無かったんよね。
でもね、今では高額になれば医療控除もある。
猫には無いからね。」
「そりゃー、多少の困った時は周りに助けて貰える事もある。
でもね、本当に大きく困った時は、誰も助けてくれんよ。
あんたには綾子ちゃんがおるけーいいけど。」
「あの娘がワタシを助ける思う!?」
「わはは!友人も同じ事言うた。
満足いく助けでは無いにしてもね。(笑)
あんたが寝込んだら私が食料持っていくよ。^^」
最期まで責任を持って飼う。
これが出来ない自分。
残りの人生のどこかで
このツケはきっと
ワタシに巡ってくる事でしょう。
と決めたつもりがグズグズと・・・
まだまだ節約できるとこ、あるんじゃない?
毎週は無理でも二週間に一度なら?
再びの堂々巡り開始。σ(^-^;
じゃあさ、生活に余裕があれば、通院続ける?
実はこれも即答できない自分が。;
通院は確実におトラさんの負担になっている。
と、翌日に友人から電話が。
「あんたー、まだ悩みよるじゃろ?」
・・・・・σ(^-^;
「なんで、解ったん?」
「解るよっ!長い付き合いじゃもん。
ほんで、私がなんぼ言うても最期の一円まで使うんよ!
あんたー、いつじゃったか私に言うたじゃろ?
”あんたは何でもし過ぎるんよ!そういうの馬鹿って言うんよ”って。」
・・・・・よー覚えとるねぇ。(笑)
友人の友達が友人を使う事ばかり考えてて
ワタシはそれに腹を立てて言うたんよ。
「あんたー、いいように使われとるだけじゃん!
そんなん、友達言わんよっ!」と。
「よー考えてみ?
そりゃー、命は大事よ。
でもね、私等の貯金なんてしれとるよ。
100歳まで生きたらどーするん?
その時に誰かの手を借りんといけん。
でも、手元に何も無かったら
あんたの性格、絶対に申し訳無さ過ぎて
治る病気も治らんわっ!
誰かに何かして貰ったら絶対にお返しするじゃろ?
あんたは私によー似とる。
お返しが出来んのに、絶対に人には頼らんけーね。」
「いつも大丈夫言うじゃろ?
ホントは大丈夫じゃない癖に。
私は時々言うよ、あんたにだけは。
でも、あんたは絶対に言わんっ!」
いつじゃったか入院した時に連絡せんかった事
根に持っとるんよね。(^-^;
「そりゃー、500万(円)稼ぎよるんなら何も言わん。
でも、事務員なんてよー頑張って300万(円)よ。
順調に貯金できたとしても
他所様のところみたいな額には到底追いつかん。」
勿論、お互いに貯蓄額なんて申告してません。
でも、よー解っとる。(^-^;
「ここまでって言う区切りをつけるんよ。」
「・・・うん、考えとく。」
「はぁ?ここまで言うとるのにっ!
頑固ばーさんじゃねっ!」
・・・吹いた。(笑)
途中でこの悶々とした気持ちを伝えてた時
ひとつ解った事。
治療を続けても止めても後悔するって事。
「わし、トラちゃんが亡くなると言う事を受け容れられんのんじゃ。」
「それは解るよ。
私も父と母を見送った時、ずっとそーじゃった。
いつかは治るって信じつつも徐々に悪くなってね。
色んなシュミレーションしたよ。
このまま父の目が見えなくなったら仕事辞めて介護して。
でも、その後はどーやって暮らせばいいんじゃろうかとか。
そういう事も考えなきゃ、不安で押しつぶされそうで。」
「うん、正にそれ。
でもさー、わし、母親の時はこうじゃなかったんよ。
申し訳ないけど。」
「知っとるよ。言わんかっただけじゃけど
あんた、トラちゃんの時はこんなに悩んで
でも、お母さんの時は冷静じゃったよね。
言い方悪いけど、トラちゃんは動物でお母さんは人間で。
と言うか親じゃけーねー。
この差はなんなん?って疑問じゃった。」
「そーなんよねぇ、思うに同居して無かったからかね?」
「ま、納得出来んけど、そーゆー事にしといてあげる。(笑)
いい?今日は寝ずにしっかり悩みんちゃいね。^^」
で、つらつらと考えた。(笑)
母親の事はずっと見てて、
父親が亡くなって気持ちの整理がついた後
友達と海外や国内旅行へ行ってたっけ。
その後、習字を習いに行き、師範の資格も取り
それなりに人生を楽しんでた。
晩年、そういう話をした時に
「もうね、思い残す事はないよ。」と穏やかに言った。
それが本心かどうかワカランけど
多分、そういうの見てきたから
或る種の受け入れが出来たんじゃと思う。
でも、おトラさんは歳取って我が家に来て
一か月後くらいから病気の連続。
この子は幸せじゃったんじゃろうかと
いつも疑問に感じてた。
子猫時代を見てなくて
きっと幸せな時間もあったろう。
それを自分が実感して無くて
申し訳なさばかり感じてて。
なんか、一個判った。^^
Posted at 2022/12/06 22:15:01 | |
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