へっぽこあるとのブログ一覧

実はだいぶ前に完成してますが、工程だけざっくり書きます。


今回ハンドレイアップでの製作。

最初にクリアゲルコート縮れで失敗。
剥いでやり直し




カーボンクロス貼り



積層して離型







内側も同じ様に製作


内外をパネルボンドで接着。
加熱硬化







ヒンジ部分




トリミングしてクリア塗装で完成

写真撮り忘れてこれしか無い





これは既に発送済み




次はバキュームインフュージョンでフルカーボン作りますよ✨

12年前に作った、出来の悪いFRPドアの歪みがそろそろ限界。

FRP初チャレンジの初心者で、知識も技術も道具も無かったときの初作品。

色々あって作り直し決行。


出来の悪い古い型枠は廃棄。




窓はハメ殺しの競技用です。

ウェザーストリップをどうするか…

前回は両面テープ…今回は純正風に作ってみようかと。



とりあえず試作







いい感じなので、ここの型枠は速攻で製作済み。




問題は本体

左右の外側と内側、計4枚の型枠が必要


削ったりパテ埋めしたマスターモデル




穴を塞いで耳を作って離型処理。


ゲルコート塗って積層開始。




歪まないように最低限の硬化剤と、1層づつ時間を掛けて積層します。


コンパネで補強




この時マスターモデルはサンドイッチ状態。

クソ重い…



離型





外側は簡単に離れたけど内側が苦労した。

抜き角度キツイ


現在ここまで作業進行。


この後は細部の修正と磨き作業。


磨きは後の離型に影響するので、重要だと思ってます。

自分用を作ってからだいぶ経ちましたが、ようやく接着作業です。



パネルボンド塗布部分の塗装剥ぎ取りと足付。






カーボンルーフ側も足付







ここからパネルボンド塗布

作業時間に制限があるので画像なしです。


室温25℃
作業可能時間45分


車体とルーフにボンドを塗布、ヘラで均して片側にもう一度塗布。

位置を確認しながら慎重にルーフを乗せ、位置を微調整。

クランプと洗濯バサミで圧着








完全硬化まで24時間

現在硬化待ち

粉まみれのトリミングも終わってやっと完成。




















寸法も合ってるね



重量3.4kg


約70%の軽量化




では、

オクに出します。

カーボンルーフ2枚目の製作。


今回も表は開繊。
裏はアラミドクロス。ケブラーって言った方が分かりやすいでしょうかね…
防弾チョッキとかに使われてる繊維です。
安全性向上の目的で使います。


今回は純正板厚の約2倍に設計。
理由はインプレッサのカーボンルーフが剛性確保で、純正0.7mmに対してカーボンルーフ1.6mmに設計された事。



材料の切り出し

開繊クロス





平織カーボンクロス数種類





アラミドクロス
普通のハサミだとマジで切れなかった




これらを積層





前回のと同じくエポキシ樹脂で固めます。

使用量が多いので、撹拌はコレ↓使ってます。




ドリルに付けて楽々撹拌。


真空パックしたカーボンに吸わせて、61〜62℃で18時間加熱。
硬化とポストキュアをします。





ここから力技

フィルムとピンク色のピールプライの剥取り。

手だと掴みにくいのでプライヤーで引っ張る。









剥がしたら離型




相変わらずケムリースの離型力はスゴイ
この大きさでも簡単に剥げる。


前回失敗したスプレー糊の吹きすぎは改善







歪みも改善







現時点での重量3.8kg

計算するとトリミングして3.3kg

純正比約70%の軽量化

嬉しい事に純正ルーフよりベコベコしない。


あとは嫌なトリミング作業。
カーボンの粉が細かくて厄介。