
車の馬力、俗にパワーなり「馬」なりと呼ばれるアレは…
パワー=トルク×回転数 という関係にあるそうです。
トルクとは、「軸の回転力」だそうでしてクランクシャフト以降ドライブシャフトやらタイヤを回す力って事ですかね。
って事は、(排気量を変えずに)パワーを上げる為には…
1.トルクを上げる
2.回転数を上げる
…此れがわかりやすい手法かと。
関連して、ロングストロークのエンジンが同じ排気量のショートストロークエンジンと比較して低速のトルクがあるのは、別図の理由からだそうです。(タイトル写真)
燃焼によりピストンを押し下げる力が一緒なら、ストロークが長い方が軸回転力が高い。
…緩まないボルトを回すのに、長い柄のレンチを使ったり、パイプをかませて延長するとかそういうイメージですかね。
…まあ、ここまでは何時もの様に本の受け売りなんですが、要するにロングストロークエンジンはトルクが出しやすい。
だったら世の中そんなエンジンだけで構成されてる筈(競技などを考慮しない実用車ではほぼそんな感じ)ですが、所謂「スポーツユース」若しくは競技を前提としたエンジンにはショートストロークな物が数多く存在します。 F1のなどは極端ですよね。
ストロークが短い故にトルク面では不利なのに。
…何でか?
私、今の車に変える迄は4AG搭載車を10年程使用していました。(スクエア寄りのショートストロークエンジン)
現在はロングストロークエンジン搭載の「実用的で楽なアレ」なんですが、ゼロ発進時の体感トルクではノーマル4AGは御粗末と言わざるを得ません(個人の感想です。4AG批判では有りません)。
もちろん、車重も排気量もギア比も違う車を比較するのは乱暴なんですが(笑)
…代わりにと言っては何ですが、「実用的で楽なアレ」だけあってアクセルの踏み具合と回転数の上がり具合に猛烈な違和感が有ります。 要するに回らない(笑)
4AGの9000回転弱までスムーズに回るアレは皆無です。
…つまり、ロングストロークエンジンはショートストロークエンジンと比較して「回らない」=回転数を稼ぎ難いという事になるのではないかと。
ショートストロークエンジンは、トルク面では不利な代わりに、回転数を稼ぎ易いエンジンで、尚且つスポーツユースにはその方が都合が良いという事なんじゃないでしょうか。
Posted at 2013/05/19 12:32:38 | |
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