もうね、自分の【算数苦手さ】っぷりに嫌気が差すんですけどwww
これ、やっとかないと先に進まないので性懲りも無くまた、なんです。
・・・というのも、2SZピストントップを加工依頼に出す前に、サンプルとして一緒に渡そうとしていたK3-VEピストン(クラウン容積7.4㏄)と比較してたら・・・
ん~~~~
トップ切削しても、K3-VEと大して変わらん容積に成るんじゃないか??
という不安が。
そこで、今回はなんと数式付きで圧縮比を計算!!!(間違ってた場合に誰かの有り難いアドバイスを貰っちゃおう!なんていう邪な意図なんてないよ!無いんですよ!!!111)
では、以下拙い数式で暫くお楽しみ下さい(笑)
あ、でもガスケット部分の厳密な容積とか、シリンダー壁とピストントップリングまでの間の隙間とかはオミットしてるので・・・そういう事で見てください。
【EF-VE】
ボア: 68.0mm
ストローク: 60.5mm
圧縮比: 1:10.5
ヘッド部燃焼室容積:19㏄
ガスケット厚さ :1.2mm
ピストン上死点での容積:a(ヘッド分容積a1、ガスケット分容積a2、ピストンクラウン容積a3の和)
シリンダー行程容積 :b とする。
圧縮比・・・ a:(a+b)=1:10.5 で求められる(はず)なので、
a+b=10.5a
b=10.5a-a
=9.5a ・・・①
b=(68÷2)^2×3.14×60.5÷1,000
=
219.6㏄
①より、
219.6=9.5a
a=219.6÷9.5
=
23.1㏄
a容積の内、
ヘッド部分の容積
19㏄(実測値) →a1
ガスケット部分の容積
(68÷2)^2×3.14×1.2÷1,000=
1.39cc →a2
(実際はボア径よりも若干大きいし、真円じゃありませんがココは便宜的にこれで)
純正ピストンのクラウン容積は、
23.1-(19+1.39)=
2.71cc →a3
(この数値、あんまり必要無かったナ・・・)
【EF改72φの場合】
とりあえず、手持ちで一番圧縮比稼げそうなVE2ピストンにて試算。
a3’=
3.84cc(K3-VE2実測値)
a’=a1+a2+a3’
=19+1.39+3.84
=
24.23cc
b’=(72÷2)^2×3.14×60.5÷1,000
=
246.2cc
とすると、圧縮比CRは
CR=(a’+b’)/a’
=(24.23+246.2)/24.23
=
11.16
お~、
本日の計算ではVE2ピストンなら面研無しで圧縮比1:11 と出ました。
ピストントップをカットした2SZピストンのクラウン容積がVE2と同じ位なら言う事無いんですが。
因みに。 最悪のケース(笑)として、ピストントップをカットした挙句、K3-VEピストンと似たり寄ったりのクラウン容積にとどまる場合の圧縮比は・・・
面研無しで・・・
1:9.8。
それでも!と0.6mm面研すると・・・
1:10.5。
微っ妙~~~~~~~~。
まあ、面研してコレくらいの容積になるなら、排気量アップと軽量ピストンの恩恵で「純正比較では」性能向上しそうですけども。
続く。
Posted at 2012/01/14 23:17:14 | |
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