• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
S&H

HOMANの愛車 [スバル アルシオーネSVX]

整備手帳

作業日:2014年4月5日

クラッチマスター交換

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 1時間以内
1
ATからMTへ改造されているこのSVX、改造自体が行われたのはもう8年も前のようです。使われている部品は初代レガシィRS。そのため、クラッチマスターもレガシィのものが使われ、本来ならば寸法的に入らないマスターカップをカットすることで装着してあります。

しかし、大きく張り出したバルクヘッドの下にもぐりこんだマスターカップは、フタを開けることさえできません。

そこで、リザーバータンクの位置を移動するため、現行のスバルのマスター(GDBなど)に交換します。
2
初めに、クラッチペダルとマスターの連結を外します。写真はクラッチペダルを下から見たところですが、正直この写真では何が何だかわかりません。

きっと難しいだろうと思って、最初に運転席のシートを外して作業しやすくしといたのですが、思ったより簡単で、Rピンを手で抜き、連結ピンを横に抜いたら、あっさり外れました。
3
次は、エアフロからスロットルボディまでをつなぐパイプを外します。これは、マスターを外すとき、たぶん邪魔になるので、そのための準備です。負圧ホースが多数走りまわっているので、全部はずしておきます。

今回の整備とは関係ありませんが、写真中央の少し下に見えるのが、この前付けた、クラッチレバーを引っ張るスプリングです。こうして見ると、とってもシンプルな取り付けですが、いろいろ部品がついたままこれを取り付けるのはけっこう大変でした。本当は付いてるはずの部品ですよね。
4
マスターにつながっている油圧ホースを10ミリのフランジスパナで外し、マスターを留めている両側の二つのナットを外すと、マスターはあっさり抜けます。

取り外したマスターとGDB用のマスターの比較。取り付け部やロッドの作りは全く同じですが、カップの位置がこんなに違います。

新しいマスターの先端には、まっすぐこちらを向いている油圧パイプの取り付け部と、写真左側に向いた取り付け穴と、2個の穴がありますが、古いマスターには、こちら向きの1個しか穴がありません。

あたりまえのように、古いマスターと同じ向きに開いている穴に、パイプをつないだところ、なんとクラッチペダルがガチッとかたまって、踏み込めません。どうやらこの穴は油圧取り出し用ではない様子です。

そこで、向きの違う、先端の方の穴にパイプをつなぎ直してみたら、しっかり機能しました。やっぱりこっちが正しいようです。
5
マスターを取り外した後にぽっかり空いた穴。この穴がSVXにはないので、もともとハーネスが通っていた穴にプレートを溶接してこの穴を作らなければなりません。このために、製作者の方はダッシュボードを完全に外しておられます。

自分には、そこまでの加工はできないと思うので、この加工が済んでいることがこの車の素晴らしいところです。

右下には、クラッチレリーズにつながる油圧パイプが見えます。結局この向きでは取り付けできなかったので、グイっと90度曲げて、先端が車体側を向くように加工しました。材質は銅だと思うのですが、意外に固いです。
6
マスター取り付け終了。これからエア抜きに入ります。
7
ここで登場するのが、バイクのブレーキのエア抜きに使う、ポンプ。(だれですか~。カンチョウ!とか言ってるのは・・・。)

通常、エア抜きはペダルを踏んで行うものだと思っていたのですが、最近自分はエア抜きでペダルを踏みません。(ブレーキも。)このポンプで抜きます。

浣腸器、じゃなかった、ポンプの先端のパイプがつながっているのは、レリーズシリンダーのブリーザーバルブ。リザーバータンクをフルードで満たして、ブリーザーを緩め、ポンプでフルードを一気に吸い出します。(緩め方が足りないとフルードが出てこないので、少し大きめに緩めます。)数回吸い出したら、エア抜き完了。ビックリするくらい簡単です。

このポンプは30ccですが、100ccくらいのポンプを使うと、バイクのフロントブレーキでも一発でエア抜きが終わるくらい、効率の良い武器です。
8
全部の部品を元に戻して終了。ちなみに負圧ホースの類はカチカチに硬化してひび割れているので、元通りに繋ぐのは大変。

ひび割れたところを切り落として、状態のいいところを挿しこみますが、ホースが固いので全く入りません。

ここで役立つのは、ドライヤー。髪を乾かすドライヤーで、ホースの先をしばらく加熱してみると、ホースはビックリするほど柔らかくなります。それを差し込めば、けっこう簡単に元通りに繋ぐことができます。

走ってみたら、クラッチはしっかりした踏み応えがあって、とってもいい感じでした。また一歩、乗りやすくなりました。

イイね!0件




関連コンテンツ

関連整備ピックアップ

エンジン不調再び

難易度:

エアコンパイプ交換&エバポレーターを見てみよう

難易度: ★★

助手席側ドアトリム修理・交換

難易度: ★★

アンテナ外し

難易度:

ボンネット塗装

難易度: ★★

エアコンガス補充

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

2014年4月5日 20:40
こんばんは。

素晴らしい!
グッドジョブですね(^ー^)。

ただただ感心するばかりです~w
コメントへの返答
2014年4月5日 21:52
こんばんは。

またひとつ、気がかりが解決したのでよかったです。この作業自体はそんなに難しくはないのですが、マスターを外すために、その他の部分もいろいろバラすので、状態の確認ができてありがたいです。

まあ、全体としてボロなのですが、そのボロいところを一個ずつ直していくと、どんどん良くなっていくのがわかるので、それはそれで楽しい作業ですよ。

ミッションもそろそろ来ているはずなので、積み替えをいつやるか?と、それもまた楽しみです。

プロフィール

「ビート生誕祭? http://cvw.jp/b/631473/47724220/
何シテル?   05/16 21:33
車はスバル,バイクはホンダ!でしょ?
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

愛車一覧

ホンダ CB1100F ホンダ CB1100F
だいぶ前に乗っていたCB2号です。と思ってたら、帰ってきました。盗まれても、売られても、 ...
スバル ヴィヴィオ スバル ヴィヴィオ
通勤専用でもう48万㎞超えました。自家塗装でWRブルーパールに変身!徐々にプラモデル化し ...
ホンダ ビート 赤ビー (ホンダ ビート)
しばらくうちに居候です。どっぷり漬かりそう・・・。と思ってたら、いつのまにかもう10年以 ...
ホンダ CBX750Fボルドール ホンダ CBX750Fボルドール
最近、くず鉄の山から復活して、ウチに来ました。その生い立ちに似合わず、素直な性格のやさし ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation