
2/16~2/19の八ヶ岳ハイク
その1からの続きです。
後輩Kのレポは
こちら
2/17はキャンプ場のある赤岳鉱泉までの移動日
2/18は硫黄岳ピストン
いずれも正午過ぎには行動終了と余裕ありまくりな行程で贅沢な時間の使い方でした。

2/17 美濃戸口にある八ヶ岳山荘の駐車場に車を置かせてもらいます。
この日は赤岳鉱泉まで歩いてテント張るだけ。
7時までにここを出発して、この日に硫黄岳に登りたかったのですが後輩Kが中々起きない&朝の買い出しに時間がかかってしまって9時スタートと遅い出発に。

赤岳山荘までしばらく林道歩きです。
赤岳山荘までは車で行けるのですが四駆+チェーン装着でないと厳しいとか。
徒歩より1時間短縮できるので車が使えると結構楽できます。
FF車でも強いLSD入っていれば行けるかも。

赤岳山荘
後輩Kの外付け銀色バックの中身は鍋セット

北沢と南沢の分岐
南沢は行者小屋へ、今回は赤岳鉱泉へ行くので北沢の方へ進みます。
ここからが登山道

赤岳鉱泉に到着
生で見たかったアイスキャンディー
人工氷瀑で有名です。

ちょうどテント2張り分、V字形に跡地があったので軽く整地してからねぐら設営
私 モンベル ステラリッジ1+スノーフライ 重量 約2.0キロ
後輩K パイネ G-LIGHT X(シングル) 重量 約1.3キロ
好みもあるんでしょうがテント泊に慣れてくるとシングルテントの方が良さそうに思えてきました。
ダブルテントは重いし設営や撤収が面倒くさいです。
G-LIGHT欲しい・・・また物欲が(笑

ワイン片手にご満悦な後輩K
13時過ぎにはテント張り終え、昼食は赤岳鉱泉で食べました。
その後は何もする事なく夕食の時間までダラダラと過ごす。

夕食タイム
小屋横の自炊場で二人貸切宴会♪
照明まであります。

夕食は後輩Kの奥様が仕込んでくれた鍋セット
ありがとうございます!

鍋は二回戦、シメはうどん
ビール、ワイン、ウイスキー、呑んで食べて腹一杯です。
20時には就寝しましたが夜中3回トイレに・・・冬場はあまり飲まない方が良いですね。
テントから出るのが大変です。

2/18 朝 気温は-15℃くらい
モンベル#1のシュラフと上下厚手ウールインナー+ダウンの上下アウターでは暑かったので
夜中にダウンジャケットとダウンソックスは脱ぐはめに。
朝食はマルタイ棒ラーメンにチャーシューと野菜をトッピング
あとはココアinはぐくみ

雪降る中、硫黄岳に向けて8:00頃出発
また戻ってくるのでテントはそのまま、荷物が軽くて楽です。

途中までは先行パーティのトレースを追いましたが抜いてからはノートレース
赤リボンや前日までの踏み跡は薄く残っています。

雪がしんしんと降っています。
地元福井の湿り雪とは違う粉の様なさらさらパウダー雪に感激♪

樹林帯を抜けると赤岩の頭手前の急斜面、薄い踏み跡も完全に消えて雪深いです。
まってました~ラッセル!
ツボ足なので深い所では腰下まで沈んでしまい歩行困難に・・・沈まない所を探しながらウロチョロ。
膝下ラッセルくらいでしたが軽いサラサラ雪なので楽でした。

赤岩の頭に到着
ここでアイゼン装着、あとストックからピッケルに変更
パーティーの方達は途中で引き返した模様。

ホワイトアウト2~3歩前ですが視界はまだ良好だし風も弱いので硫黄岳に向かいます。
こんな状況だと俄然燃えてきます(笑
後輩Kから天狗岳の時より生き生きしているとツッコミが。

硫黄岳頂上へ続く尾根は広いので安全で歩きやすいです。

凍てつく岩
この岩場を抜けると頂上です。

硫黄岳頂上 2760m
真っ白で展望ないけど気分は最高♪
条件良すぎてあっさり踏めた天狗岳頂上よりこっちの方が楽しかったです。
後輩Kが「天狗岳とテンション違いすぎ!」と何度もうるさい(笑
私が天狗岳で元気なかったのでずっと気にしていたみたい・・・先輩思いだな。

爆裂火口の断崖 ここを渡って横岳~赤岳と縦走できます。
厳冬期でも縦走する人いっぱい居るみたいですが自分のレベルでは無理。
まずは夏場の縦走から。

ガスが濃くなってきたので下山開始

赤岩の頭に戻ります

赤岩の頭でアイゼンとピッケルをしまい赤岳鉱泉へ下ります。
雪化粧した真っ白な森が綺麗でした。

12時前にはテントに戻ってきました。
30㎝くらいの降雪
雪かきしてから小屋で昼食

午後から道具レンタルしてアイスキャンディーで体験クライミングやる予定がハーネスとロープは自前で必要との事で断念。
レンタルできるのは鎌のようなアイスアックスと先端一本爪アイゼンでした。
リサーチ不足でした・・・楽しみにしていたのに(涙

時間が余ってしまったので行者小屋キャンプ場まで散歩、赤岳鉱泉から30分くらいです。
ちょうど赤岳から下りてきたテント泊の方から色々と情報が聞けました。
文三郎尾根→赤岳→地蔵尾根で戻ってきたとの事で状況を尋ねると地蔵尾根はちょっと危ないかもと言うのでビビりーな私は怖気づく。
またその人の格好がヘルメットにハーネス&ロープとバリバリなクライマースタイル。
そんな人が危ないと言うもんだから余計不安になります。
ハイキング&トレッキングに毛が生えた程度のレベルの私に果たして登れるんだろうか・・・
後輩Kは地蔵尾根歩きたかったみたいですが、明日の赤岳は文三郎尾根の往復に決定です。
すまない・・・ヘタレな先輩で。

行者小屋
平日は閉まっていて冬季は土日のみ営業しています。

行者小屋のキャンプ場 テントは2張りだけ、静かな雰囲気です。
右から阿弥陀岳、中岳 赤岳ですが阿弥陀岳と赤岳は雲の中
当初ここか赤岳鉱泉、どちらでテント泊するか迷っていたのですが、酒の買い出しやその他利便性を考えて赤岳鉱泉でのキャンプになりました。
行者小屋キャンプ場は土日テントでいっぱいになるみたいです。
ロケーションはこっちの方が断然良いので納得。

赤岳鉱泉のテント場に戻ってきました。
木の枝に何でも吊るせて便利。

この日の夕食は小屋で頂きました。
赤岳鉱泉の食事はクオリティが高い事で有名。
写真がダメダメですがこの日は卵とじカツ、美味しかったです。
この日もビール、ワイン、ウイスキーとチャンポン
私達の座ったテーブルは旧正月休みで来日している香港や台湾のグループの方達でいっぱい。
日本なのにアウェー状態です。
皆さん楽しくワイワイやっていますが私達はその輪に入って行けず・・・ヘタレ日本人ですね。
最終回へ続く