異音対策 Bピラーを外してみる
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
この前粗い路面の高速を走ってたら、ビビビビと小さな異音が聞こえてきて、Bピラーを抑えると音が止まったので早速バラしました(^_^;)
まずシートをフルリクライニングさせて作業スペースを確保します。
そしてBピラーの「AIRBAG」と書かれたフタを外します。
この作業が一番厄介かも。。。
用意するのは、超小さいマイナス精密ドライバー。スマホ分解用として自分が持っている、マイナスの1.0という番号がついた一番小さいものを持ってきました。
先端の厚みがポイントです。
ちなみに使ったマイナスドライバーの先端の厚みは0.3ミリ
1ミリも厚みがあると、フタの隙間に入っていきません。
2
傷つけないように養生をして、(実は以前養生せずトライしてドライバーを滑らせパネルに線傷つけてます😢)
上下ではなく左右いずれかからマイナスドライバーを差し込みます。
この後ドライバーをスリスリと下方向に持っていきます。
3
ある程度フタの下側に隙間があいてきたら、
スマホ分解ツールの出番です。
写真のプラスチックのツールです。これでフタの下側を全て浮かせていきます。
下側が浮いたら、ツールをさしたまま蓋を上から少し押します。
そして上側の方から外します。
上とか下とかややこしくなってきましたね(・_・;
なんでこんな手順になるかというと
4
フタの裏側ってこんな形のツメになってるのです。
下側のツメはバネのように動きます。上側はそんなに動かない感じ。なのでフタの下側を浮かせて上から押し込むと上側の爪がパネルに引っかからずに手前に外せるようになる形です。
ゴルフ6の時のAピラーのネジ蓋が同じ作りだった気がします
5
フタを取ると、トルクスのネジが見えます
T15のサイズです。
奥まったところにあるので長めのドライバーが必要。
なお、ネジの周囲はパネルで囲まれ部屋のようになっており、かつネジも長いのでネジが下に落ちることはまずありません。が注意して取り出しましょう。
6
ネジを外したら内装外しの出番。
赤丸の部分が下のパネルとツメで嵌合してます。
これを外すのがキモ。結構硬いのですがパネルを開くようにして
爪を外すイメージです。
ただ、写真のように内装外しを差し込んで青丸付近のクリップを外そうとするうちに勝手に外れてくれる可能性大です。
赤丸と青丸の部分は左右対称にあるのですが、私は前席側から着手。前席側が外れてしまえば、後席側は道具を使わず手で外せました。2つのクリップさえ外れれば、Bピラーパネルがごっそりとれます。
この作業はテクニックが必要というより、道具が良ければ簡単な気がします。
写真に写ってる内装外しが優秀でして、VWの整備マニュアルにも登場する内装外しです。これを使うとドアパネルとか色々な内装がものすごく簡単に外せるんです。厚みと角度がちょうど良いからな気がします。
7
Bピラーを外した後、パネル同士の接合部や
ボディとの接触箇所にtesaテープを貼りました。
どれがどう効くか分からないので、目につく所に貼っていきました。
8
パネルを元に戻す際は、まず上側を天井に差し込みます。
ドア枠のウェザーストリップとの噛み合わせも確認しましょう。
その後先程の青丸のクリップの位置を、パネルの隙間からチェックして、位置がズレていないことを確認したら、パネルを押し込みます。
まずはクリップを嵌め、最後に先程の赤丸部分を下のパネルと嵌合させます。上下のパネルが一緒に動けばOK。ちゃんと爪が噛み合っている証拠です。
冒頭外したトルクスネジを締めたら、
仕上げに「AIRBAG」と書かれたフタをセットします。
写真のように、まず上側を差し込み、持ち上げながら押し込む。
最後軽く叩いてあげます。
外すときより遥かに簡単に、フタは元の位置に収まります。
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