2010年06月03日
入れる?入れない?水抜き剤
よく、地方のガソリンスタンドに行きますと、「水抜き剤を最近入れてないようですが、お入れします?」なんて訊かれますね。
みなさんは入れる派でしょうか?入れない派でしょうか?
その前に、そもそも、ガソリンタンクに水が溜まるのか?という疑問もあるでしょう。
これは、経験から言うと大なり小なり水は溜まります。
大雑把な言い方をすると、給油時いつも満タンにし、早めに給油する人は溜まり難い傾向にあり、軽量化のためとかで普段は少量のガソリンしか入れておらず、給油するときもゲージの半分以下という人は溜まり易い傾向にあるようです。
あと、燃料が少ない状態で長期間放置した場合は溜まり易いようです。
ですから、海外出張などに行かれ、しばらく車に乗らないときは満タンにしておくのが良いでしょう。
次に、水抜き剤の水抜き効果はあるのか?という疑問もあると思いますが、これについては一定の効果はあるようです。
というのは、私自身が試したわけではありませんが、もうかなり大昔になりますが、たしかオートメカニック誌が、律儀にメスシリンダーで計った水をわざとガソリンに混入させて実験したことがあるのですが、どの商品も一定の効果はあるという結果がでました。
ただし、商品によって多少効果に差があって、今でもカーショップなどで安価で売られてる赤いボトルの物が一番効果があったようです。
さて、それじゃあ、水抜き剤をたまには入れた方がいいのか?と言いますと、私個人の意見としては、普通は必要ないと思います。特に、車がまだ新しいときは。
車が数年経って、タンクが空に近い状態で長期間放置したときなどは、場合によっては入れるかもしれませんが、タンクに水が溜まると言っても普通は少量ですし、燃料ラインに水が吸い上げられてもフィルターに溜まるようになってますので、水によるトラブルが出る前に、大抵はフィルター交換になると思われます。
あと、水抜き剤を入れることによる、何らかの弊害はないのか?について、実はトヨタ(メーカー)に訊いてみました。
すると、トヨタとしては、そのような商品を使ってのテストは一切やってないので答えられない、カーショップに訊いてくれ、という内容の返答でした。
つまり、メーカーとしては水抜き剤を使うことは前提としていない≒不要 という解釈でいいような気がします。
もし、使うとしても、年に一回か二回、適量で使う方がいいでしょうね、万が一にも問題が起きないように。
ところで、水抜き剤には、「加速力UP! 燃費向上!ノッキング防止 」などがよく謳われていますが本当でしょうか?
水抜き剤の主成分はイソプロピルアルコールなので、オクタン価が高く、それを根拠にそのような謳い文句が付加されるのでしょうが、ガソリンの量からすれば極微量のアルコールを入れたからといって、効果がでるほどのオクタン価向上はないでしょう。
仮にオクタン価が上がったとしても、今のレギュラー仕様はレギュラーで十分な燃焼効率を発揮しますので、ほとんど意味が無いと思われます。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2010/06/03 18:48:56
今、あなたにおすすめ