2011年10月28日
頭文字 D (アニメ版)
久しぶりに観て、年甲斐もなく熱くなりました。
私はこの物語の最初の方・・・FDとの対戦・・ぐらいまでが一番好きです。
(以前、そのDVDを持っていましたが、仕事の取引先の人に貸したら、いつの間にか退職し、音信不通になったため回収不能になった・・)
このアニメは深夜放送にもかかわらず、大変な視聴率を記録したらしいですが、車のリアルな画像はもちろん、車好きなら血沸き肉踊るストーリー展開や、ドリキン土屋こと、土屋圭一氏が監修し、リアルなテクニック解説などが当時の車好きの心を捉えたのでしょうね。
それでも、技術的なことやメカ的なことで「?」と思う所も多々ありますが、首肯できる点も多く、私が最も首肯したセリフは、須藤京一の、
「速い車と(運転が)楽しい車は違う」
(実際のセリフは、「速い車と楽しい車の違いが何なのか、お前に教えてやる」というような内容でしたが)
あと、おや?と思った所もあります。
ゴッドアームの異名を持つ、城島 俊也の走りを、ドリフトでもグリップでもない、その中間の走りと設定してるところです。
その中間の走りとは、実は通常の街中走行でも起きてる現象なんですが、ここではよりドリフトに近い走りのことと設定しており、セリフでも本質はドリフトと言ってます。
これをなぜ私があれ?と思ったか言いますと、この作品を監修してる土屋圭一氏が、以前、サーキットでど素人と言っても良い、雑誌社の編集部の青年に同じ車を使ったタイムアタックで負けたことがあるんです。
土屋氏といえばドリフトの名人として有名でその当時はまさにドリフト全開の時代だったわけですが、派手なドリフトを否定するガンさん、こと黒澤元治氏がその雑誌社の青年にグリップ走行をアドバイスして、まさに、プロのドリフト走行 VS.素人のグリップ走行となったわけです。
で、見た目は派手なドリフトを展開する土屋氏の方が豪快で速そうに見えるのですが、タイムを計ると逆の結果になり、そのときばかりは、いつもひょうきんな土屋氏もかなり深刻な顔をして、ドリフトが完全否定されることを恐れたのか、ガンさんにアドバイスされた青年の走りを「ドリフトとグリップ走行の中間」と評していました。
ま、車は舵を切ればたとえ車庫入れのような低速でも厳密にはタイヤはずれているわけですから、サーキット走行をすればドリフトとグリップの曖昧な状態というのは茶飯事な訳で、そこをなぜそのような訳の分からない説明を土屋氏がしたのかは不明ですが、上記の城島の走りをそのように設定したのは、このときの負けた経験が土屋氏の心に深く刻み込まれているからではないか?と、勝手に想像してしまいました。
もっとも、こういう娯楽アニメはあまりごちゃごちゃ考えずに観て楽しむ方が良いかもしれませんね。
そうそう、私の一番好きなセリフは、主人公の拓海がFDと初めてのバトルをする際、バトルに興味を示さない拓海に対し父親の文太が、翌日の拓海のデートに車を借す条件として、
「赤城最速とかフカしてるガキを軽くヒネってこい」
・・・・と言ったシーンです。
なんかその表現といいますか、言い方がかっこよかったです♪
あ~・・私もあと25才若かったら、、、、
プリウスで秋名山のダウンヒル最速を目指すのになあ・・・・・・うそ
※秋名山はこの物語に登場する架空の山で、榛名山をモチーフにしていると思われます。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2011/10/28 01:59:36
今、あなたにおすすめ