NCP13 クロスミッションを考える日　回転数とトルク、激ムズじゃん！

ひさびさのTRD Rally Challenge参戦、無事完走しました！
今回一番楽しみだったのは去年の秋に搭載したクロスミッションの効果がどんなものかということです。

結論から言うと「クロスにしたから単純にタイムがあがるわけではないと言うことだな」とやっと実感しました。

「上手く使わないと遅くなる」
このことはTS06選手、ぐるす選手、YPP選手、アッスルの前代表、いつもお世話になっているメカニックさんから沢山聞いていたので、頭の中では想像していたのですが、今回、その意味が実感できました。

３月にジムカーナ練習会で走って以来、今回が二回目の全開走行でしたので、林道は始めての挑戦、、、「なるほど～」と悔しくもあり、虚しくもあり「甘酸っぱい」ラリーとなりました。

《ss2&ss5》
狭く、落ち葉があったのでラインが制限されていたためオンザレールで走ったのですが、スタートから最後まで「？？？」状態。
「え？２速だと空回り？何？このタイヤ！」
↓
「じゃ３速、、、失速、、、」
↓
「じゃ２速でアクセルワーク、、、」
↓
「遅え！つーかアオリすぎでド下手！」
狭い林道はこんな感じ。安易にタイヤのせいにしてるところが一番の反省点。
ヴィッツの中でもあまり速くなかった、、、。

《ss3&ss6》
道端が多少あり、たまに直線もあるコース。
距離も3.7kmと少し長め。
以前は毎年走っていたので、ペースノートもこなれているし「何かが掴めるんじゃないか」と期待していたコース。

「ん？ヘアピン２速だと減速しすぎ？」
「あれ？でも３速ってわけにはいかないよな？」
「つーか、バリ山の87タイヤ食わねー」
と距離もあったので色々考える事ができました。
が、相変わらず「食わず嫌いな87R」のせいにしまくり。

以前出していたタイムにすら全然届かないのでSSゴール地点では結構青ざめてました。

二本目は86勢に勝とうと３速キープとラインを詰めて走ることを心がけましたが、結局オーバースピードで突っ込んで、横グリップが足りないのであわてて２速に落として、当然トラクション掛からないし車の向きも変わらないので「アクセルをアオリまくる、、、」となって、ゴール地点で「チーン」となってしまいました。
ヴィッツの中では二本とも一応ベストでしたが、86はさらにタイムアップしていて届かず、、、スキッとしない感じでした。チーン

帰宅中は、なんなんだろーなー、クロスって、、、
と考えましたが、

「おまえ、クロスミッションを単純なロウギヤードミッションと間違えてないか？」
という、メカニック様の言葉を（いまさら）フッと思い出しました。
「クロスってのは回転数とトルクの適性レンジが重なっている事を言うんだぞ。」
「だから２速に落とさなくても３速で行ける所は３速をキープする。そのためにはラインもキチンと考える。そのためにはノートをキチンと作るんだぞ！」

Ｖ「スピードを維持するって、怖くないですか？」

「だからラリーはモータースポーツって言うんじゃねーか！」

Ｖ「ああ～（なるほど）」

「ああ～、じゃないよw」

チーン。
さらに、アッスルの前代表と話していた時に、
「う～ん、へいすけ君はクロスよりファイナルを変えれば良いんじゃないの？」
と言われた事を思い出しました。

ガーン

何年もたってやっと気づいたっす。

「人の話を聞いてなかったんだな～」とツクヅク実感できたラリーでした、、、！

【結論】
「クロスは直感的に使ってはいけない」
「シフトチェンジを減らす工夫が必要」
「ノートにライン的記述をついか」
「練習？」
「つーか、マジ怖い」


しかししかし
「タクミクラフトで組んだクロスとLSDは最高に
調子が良い！」
「ヴィッツのミッションはタクミクラフトさんに任せればバッチリ！」

そしてそして
「クロス、楽しい」
以上

、、、、、、、
、、、電車でコレを書いているうちに寝過ごして、、、久里浜という海の香りが素敵な駅にきてしまいましたよ。。。
クロスもなにも家に帰れるのか！？オレ！？w

チーン。