まずはゆるキャン△要素を抜きにして、純粋にクルマ的な(あるいはバイク的な)切り口から書き綴らせていただきます。
私は幼いころからそりゃもうクルマが大好きで。実家近くの国道のバイパス脇に座り込んでは、通るクルマの名前を連呼しては1時間でも2時間でも飽きずに過ごして、一緒に散歩していた両親を困らせるような子でした。小学校では読書の時間というのがあって自宅から好きな本を持ってきて学校で読む時間があったのですが、なんとその時間にあろうことかパジェロのカタログを持ってきて先生を大いに困らせた記憶があります。
そんな困った困った子はすくすくと成長し。18歳のときに地元で免許を取り大学進学で首都圏に一人暮らし。もしかしたら親からクルマ関係でなにかしら援助してもらえるかも、とかいう車社会地方都市出身の甘ったれ思考の持ち主だった当時の私。しかし「交通の便も悪くもない土地なのにクルマなんていらんでしょ」という父親の意見にぐぬぬと何も言い返せず。結局自分のクルマを持ったのは社会人になってからでした。
しかしそれでもなんとか父方の叔父さんからもらった原付スクーター、スズキ・レッツⅡの所持については「まあいいんじゃない?」となんとか父にも認めてもらい。そしてこのレッツⅡに乗ることがそれはそれはもう楽しくて楽しくて。高校生まではまったく興味のなかったバイクの世界を知り、大学生時代に何台かのバイクを乗り継ぎ、バイト仲間と北海道ツーリングに行くほどに
バイクが好きになりました。父親の意見を無視して無理やりクルマを手にしていたらバイクの免許すら取ろうとは思いもしなかったはずで。そういう意味でも父親には感謝です。このバイク体験はこの後十数年の時を経てゆるキャン△仕様の
トライアンフ・スラクストン1200R購入に繋がりますし。
時は進んで、大学を卒業して社会人になったとき、私は職場の先輩にアドバイスをもらいます「二郎くんはクルマ好きだからね。いますぐクルマ欲しい気持ちはよく分かるよ。分かるんだけど社会人になったばかりだし、生活に慣れるまでは買うのガマンして貯金とかしといた方がいいんじゃないの?」と。んで当時の二郎くんは
そんなありがたい先輩のアドバイスをガン無視して可及的速やかに最初の愛車を購入します(その先輩は「どうせこうなるだろうと思ったよ」と笑ってくれましたが)。
そしてこれはクルマ好きあるあるだと思うのですが
「最初の愛車がどんなクルマだったかで、その後のクルマ選びに大きく作用する」。最初のクルマがその人にとってすべての基準になりますから。んで私二郎の場合はその大事な大事な最初の一台が
フォルクスワーゲンルポGTIでした。分かる人には分かる、ツウなクルマです。
どうしてこのクルマを選んだか・・・自分でもよく覚えていません。幼いころ、国道でカーウォッチングをしていた頃あるいはパジェロの諸元を読み漁っていた頃から私は俄然国産車党でした。
外車なんてよくわからん、無駄に高いし壊れるらしいし、日本車は世界一なんじゃガハハ!、と。それでもって将来自分が買うのは憧れのパジェロか、(実家で乗っていた)レガシィか、あるいはもっと現実的に最初に買うんならヴィヴィオのRX-RかアコードユーロRかなと、ぼんやり思ってグーとかカーセンサーを立ち読みしていた(当時はまだネットよりも紙媒体が主体でした)のですが・・・。
ひとつ思い当たるのは大学生時代に
短期留学でドイツの地に赴いた経験が深層心理に作用していたんじゃないか、ということ。卒業旅行で再びドイツを訪問した際にはあの
アウトシュタットにも行きました。感受性豊かな20歳前後でドイツの地で肌で感じたあれこれがドイツ工業製品に対する淡い憧れに繋がっているのかなと。
町田のケー●ー(のちにアバルト595買うときにもお世話になるお店です)で黒の前期型(アルミ製のドアとフェンダー!)を買って以来、ほぼほぼ毎日のようにルポGTIを乗り回して楽しい楽しい思い出を(そしていくつかのヒヤリハットを)作ることができました。
最初のクルマとして120点満点以上のクルマに出会えて私は本当に幸せでした。このときの強烈な体験があったからなのか、以降の私の愛車遍歴は4輪車に限っていえばすべて輸入車で、特にドイツ車が多めです。のちにゴルフ2を所有することになったのもルポGTIやドイツ留学がルーツと言えるかもしれません。
そしてもう一つの、重要な切り口があってそれは私が
アニメオタクだということ。小学生のころ、NHK教育テレビの天才テレビくん内でやってたいくつかのアニメが大好きで。学校の友達とその話をするんですが・・・なーーーんか熱量というか感じ方というか捉え方というか、友達と自分は違うなぁと自覚して。中学生になるころにはああなるほど
自分はアニメオタクだからこんなんなんだなぁと認識し心の安寧を得るに至ります。
で、結局今の今までアニメをたーくさん見ているんですが、
ゆるキャン△はここ最近のアニメの中でも特に大好きな作品のひとつ。
大垣千明推し。メガネでちょっと言葉遣い悪くて化粧っ気なくてバリバリ仕事するちっこい女性キャラにめっぽう弱い(小林さんちのメイドラゴンの
小林さんもまた然り)。
ゆるキャン△キャラで圧倒的人気なのは志摩りん、次点でなでしこは間違いないけれど、
映画『ゆるキャン△』では大垣千明が今まで以上に魅力的に描かれており本当にうれしい限り。
…話が少しそれました。
クルマ(ドイツ車)・バイク・ゆるキャン△が好き。これらが組み合わさった結果2022年7月1日にまさか
アレが起きようとは。
、の前にゆるキャン△号の礎となる
先代ゴルフ2GTIのことについて次の投稿で触れておこうと思います。
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2023/10/24 19:53:31