「1954 REGENCY TR-1 Grey-color」世界初のポケッタブル・トランジスタラジオ

ディスクリプションと回路図です。

４石で立派に動作致します。

発売当初の広告です。

カリフォルニアにあるビンテージコンピュータ博物館に展示されてる「TR-1」

「Regency TR-1」Assembling Transistor Radios 1955

（世界初の市販ポータプルトランジスタラジオの１０万台体制の大量生産工場）

以下に動作状態をUP致しましたので、ご参照下さい。

You　Tube

「1954 REGENCY TR-1 Grey-color」

-------------------------------------------------------------------------------

Regency TR-1 Transistor Radio　1954

The Regency TR-1 was one of the first transistor radios to go mainstream. It sold 100,000 units and introduced the word "transistor" to the public.
Repeating a phrase that he used several times during the tour, Steve Wozniak said without this technology, portable media players would never have come into existence — and without that, we wouldn't have iPhones today.

「世界初のリージェンシー社製「TR-1」の発売」　　

The original invention and production of the World's first all-transistor "pocket" Regency TR-1 four-transistor radio.

１９５４年のクリスマス商戦に投入された「リージェンシー社製「TR-1」です。このラジオはソニー製が不具合で発売が遅れたので、米国初では無く、世界初のポケッタブルサイズのトランジスタラジオの発売となりました。
その大きさとトランジスタ４石でスピーカを鳴らすと言う技術やお洒落なデザインなど好評で、何と１０万台が出荷されました。

-------------------------------------------------------------------------------

22.5Vの積層乾電池を使用します。入手難ですが、無信頼性の中華製や高額なエバレディ製が製造されております。

写真の電池は完全自作で、中身は12V乾電池が２本内装されております。

６２年前に発売されたと思えないお洒落なデザインです。

当時の化粧箱入りで入手致しました。箱はとても手の込んだ作りになっています。

当時の部品が今でも故障無く動作する事が信じられません。

コンデンサの容量が多少抜けている様で、音量を上げると音が歪みます。

それにしてもコンパクトな設計に驚かされます。

１、上段左上：当時の単三乾電池。紙巻でビンテージ感は最高！です。

２、上段右上：エバレディ００６Ｐ積層乾電池の変遷３種類です。左側が当時物で珍しい紙巻タイプです。

３、下段左側：本来はテスターやカメラに使用される２２．５Ｖの小電流用積層乾電池「１５Ｆ２０」型です。中国製の現行商品ですが、お約束通り、５個に１個は不良品です。

４、下段右側：自作の「１５Ｆ２０」型です。外箱は当時物の写真データを使ってＰＣで作成致しました。

中身は単５乾電池用の市販電池ホルダーを改造、電池は中華製の「Ａ２３」型１２V乾電池を２本使用しました。

廉価版と言う事で、＄１０.-ほど安い価格の＄３９．９５.-で後日発売された「TR-1G」です。
中身はほとんど同じで廉価版の意味が分かりません。

実質上の値引きだと思います。