カーナビについてだいぶ悩んでいる。
それは果たしてそれなりにお金をかけて、2年後も楽しく使用しているかどうか怪しいからである。ちょっと前までは初期投資を名目に、できる範囲の最高性能の搭載に向けて進めていたが、妻が時間を強制的にくれたことでその先を考える時間ができた。ここに記すは、一年後に振り返ってどう考えていたかの自分へのメモである。
お金がだいぶある方は、今できることをしてすぐ快適になるべきだ。そうしてまた一年後か二年後にまた買い直して更新すればよい。今買うならPioneerのスマート・ループ機能のような、Real Time Trafficが受信できるNaviしかないと思う。今ある、進行方向だけの渋滞情報を取るETCだけだとあまり未来を感じない。
XC60はだいぶ気に入ったので長い付き合いになると思うし、すでに腐ってもHDD Naviは搭載しているので最低ラインはクリアしている。そしてiPhone 3GSを持っている。悩ましいのはこれ、Smartphone(高性能携帯電話)の世界がだいぶ進化が激しいことに起因する。。。
カーナビはSmartphone等に飲み込まれるのは時間の問題である。通信機能をもつNavi本体は、今後Smartphoneの一部の機能という位置づけになる。携帯向けのデータ通信Businessは拡大傾向で、日本では誰でもi-modeを使っていた。しかしもうi-mode以上の世界に突入し始めた。現在はその前哨戦として、日本でもiPhone 3GSの躍進が記憶に新しい。GPS機能を使ったLocation Serviceが当たり前となり、Internet上の全ての情報が必要なときに必要な人に届くSystemになるだろう。携帯の数量 vs. カーナビの数量の戦い。つまりカーナビ本体の単体事業は難しい。そもそも何十万円もかけて、乗るときにしか使えないCar Navigation本体というのはなんだかおかしいのである。
さて、次の展開が先日のベガスでのCESでだいぶ見えてきて、来週27日にはAppleのTabletの発表、そしてその後にはバルセロナのMWCにてAndroid陣営の発表が予想され、今後のSmartphoneの端末方向性が見えてくる。楽しみだ。
http://japanese.engadget.com/2010/01/18/1-27-latest-creation/
http://www.mobileworldcongress.com/index.htm
さて、アプリを考えると現在の最有力候補はこちらの、Google EarthをつかったNavigation。 Audiが採用。3Dなところが下のGoogle Mapとの違い。
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さらにGoogle Maps Navigation。Android携帯で無料で利用できる。ただし日本は利権の関係上、まだNavigationは使用できないが、この世界Hackすれば使用できる状態に今もある。
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これを見てどう感じられただろうか?このMaps Navigation発表の最中に、米国市場のマーケットは次の記事の通り動いた。今後、通信できないNaviに将来はない。 ちなみにiPhone 3GSでもGoogle Earthは動く。 Naviさせると快適かどうかはわからないが、ここは次世代端末の性能に期待したいところ。
震撼 (Google Maps Navigation)
http://japanese.engadget.com/2009/10/28/google-maps-navigation/
ただし渋滞情報は日本にはまだない。”まだない”、というのが味噌で、米国、一部Asia、一部欧州で、Google Live Trafficという渋滞情報が使用できる。つまり、渋滞情報でさえも携帯電話で受けることができる時代がすぐそこにある。スマート・ループがこれと同じ仕組みである。 ちなみに、iPhone向けのアプリで、trapsterというアプリがある。これは固定カメラ等の情報がGoogle Map上に置いてあり、近づくとAlermを鳴らしてくれるアプリだが、このGoogle Live Trafficに対応している。User参加型で、これが今でも無料である。
http://maps.google.com/
(上海か米国まで見えるくらい引くと右上に「渋滞状況」が現れ、これをClickする)
http://trapster.com
さて、CESでの発表を受けてそれぞれ思うは次の通り。
*CPUの進化
Mobile向けのCPUの進化はすさまじい。今年は1H'10にはDual Core ARMがでてくる。nVidia のAudi採用のTegraがそうだ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100112_341762.html
*OS(特にAndroid)競争
Smartphone向けは、iPhoneで先に既にBusinessを作ったAppleのiPhone OS、それを追うGoogleのAndroid OSの攻防。Androidは2月のMWCで反撃開始。他のEmbedded商品系にはLinux系のOSが続々と商品を出してくる予定。半導体巨人のIntelも、Moblin OSというLinuxの一種で参戦している。
*Hardware端末の進化
Smartphoneだけでなく、Appleは10~11inch Tabletを出すという噂。Androidは端末に自由度があるので、Smartphoneだけでなく多種多様な面白い形状のものも出てきそう。 Windows系だとWin7+WiMaxを搭載した富士通の超小型PCのLoox-Uが面白い。携帯では無いんですけどね。。。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1001/18/news049.html
*日本での通信インフラの拡大(UQ/WiMax & LTE)
将来のServiceを考える上で必須。現在の3Gは理論値 7.2Mbpsの速度だが、三大都市を中心として展開を始めた、UQ/WiMaxは理論値 40Mbps。そして今年12月にサービス開始を目指しているLTEは理論値 100Mbps以上。家庭のB-Frez 100Mbpsが、携帯電話にダイレクトに落ちてくる時代が来る。 もうなんでもありでしょ!?
http://www.uqwimax.jp/service/wimax /
http://ja.wikipedia.org/wiki/Long_Term_Evolution
*自動車メーカーの新しいアプローチ
そんな状態を自動車メーカが黙ってみているわけが無いと思っていたら、Audiがやってくれましたね。Audi A8へのGoogle EarthのNavigation搭載のNews。この後、VW, Bentley, Lanborghini へ展開だそうで。。。
http://www.audi.com/com/brand/en/tools/news/pool/2009/12/the_new_audi_a8__0.html
先々に必要なもの(理想)
1、自動車
2、Smartphone
3、SmartphoneとBruetoothで接続できる7インチ以上のMonitor
但し、SmartphoneをMonitorのタッチパネルでControlleできること
映像、音楽をBT経由でMonitorへ受け渡して再生できること
以上。 さて、どうなるか、お楽しみ。
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カーナビ | 日記
Posted at
2010/01/20 01:10:29