先週の金曜から日曜までUSAに行ってきました。
United States of America…ではありません。
大分県宇佐市です(笑)
実際、昔は宇佐で作られた製品に「Made in Usa」の表示をしているものもあったとか。
最近流行りの"誤表示"ではないです…よね(^^;
サッカーサポ仲間Hの両親の実家が宇佐にあって、
そこにサポ仲間Yとお邪魔させてもらって大分を周遊してきました!
自分的には12年ぶりの大分です。前回は別府に行っただけでした。
Day1 金曜日
珍しく昼間の便に乗ったのですが空撮はまた改めてうpします。
空港まで先に乗り込んでいたHとYに迎えに来てもらって最初に行った場所は温泉!
『塚原温泉』という別府と湯布院の間くらいの山奥にある温泉です。
いにしえより湯治場として利用されてきたガチな温泉で、建物の作りはこんな感じです。
これは内湯で、もう一つ露天風呂があります。
今回入ったのは内湯です。湯船の大きさは8畳くらいでした。
石鹸使用禁止。シャワー無し。流石ガチ温泉ですね(^^)
我々3人の他には地元のオッチャン2名とと温泉マニアっぽいお兄ちゃん2人組。
お湯をテイスティングしてみると、
「すっぱい&鉄分」
梅干しの汁みたいな酸味と鉄の味が口の中に広がります。
後で調べてみたら、確かにお湯の酸性度は秋田の玉川温泉に次いで全国2位みたいですね。
鉄分とアルミ分が多いとも書いてありました。
仲間H曰く「前はもっと酸っぱくて目が開けられないくらいだったんだけどな~」と。
温泉も自然の産物ですから時代によって性質が変わるかもしれませんね。
ちなみにここは山の上で、雪が降ってました。クソ寒い!
下山の途中、こんな標識を見つけました。
距離感的に火葬場と焼却炉が併設されてる感じですかね?
…遺族怒らないかな(^^;
温泉を満喫した後は国東半島の山奥にある『富貴寺』というお寺へ行きました。
ちなみにそこの大堂は九州最古の木造建築で国宝だそうです。
年に2日間だけ大堂が開帳されてライトアップ&イベントが開催されるみたいで、
たまたま今回の日程が重なったので行ってきた次第です。
若手僧侶による読経。
富貴寺を後にして宇佐のお宅にお邪魔♪
食べきれない程のご飯を頂く(爆)
飲みながらテレビでスポーツ観戦。
ダーツ・アメフト・WRC…う~ん幅広い(笑)
Day2 土曜日
飲み過ぎたのか夜更かしのし過ぎか身体が重い(^^;
またもや食べきれない程の朝食を頂く。
今度は少し南へ。
午前中は大分市から南に行った豊後大野市にある『原尻の滝』へ。
「東洋のナイアガラ」と呼ばれているとか(笑)
ゆらゆら怖そうな木造吊り橋。
上から見た滝。
下かた見た滝。
写真を撮りまくっていると地元の愛好家(?)の方に話かけられ、
この原尻の滝について熱く語っておられました(笑)
ちょっと感銘を受けた講釈は、
「滝って山奥にあって落差があるイメージじゃないですか。
でもこの原尻の滝は平地に突如あらわれる滝なのですよ。
川の浸食作用で地面が削られるなら滑らかに削られるのに、
この場所だけ滝になるって不思議じゃありませんか?」
…確かに!
隕石がここに落ちて窪地になったとか…想像が膨らみます。
食堂で腹ごしらえをした後で大分市に戻ります。
一応今回のメインイベントは『サッカー』です(笑)
なんかサッカー観るの忘れそうでしたけど。
大分ビッグアイ・大分銀行ドーム
川崎フロンターレにとってアウエーの大分戦は1998年を最後に勝ててません。
98年なんてまだJリーグ参入前ですぜ(^^;
なおかつ06年・07年と当時の関塚監督が2年連続で退席処分。
あげく08年はアウエー大分戦の前に体調不良で監督辞任…などという
とにかく呪われてるとしかいいようのない場所であります。
自分的にもフロンターレで箱根を越える遠征すると「大抵負けて帰る」のですよ(爆)
しかしながら今回は試合終了間際に点を決めて勝つという劇的展開!
同時に大分は一シーズンホームゲーム未勝利という不名誉な記録(リーグ史上初)を達成してしまったそうです。
(殆ど勝ててないのは知ってましたがそんな事態になってることは…!)
試合終了後は宇佐のサービスパーク(笑)へ。
またもや食べきれないくらいの夕飯を頂く(絶対食べ過ぎだぁ!)
Day3 日曜日
こたつに入ってお茶とみかんを食べながら皆と喋っていると
「なんかお正月みたいだね」
この日は北へ向かいました。福岡県との県境にある中津市へ。
中津というと皆が大好きな福沢諭吉の出身地、
そして来年の大河ドラマの主役である黒田官兵衛の築いた中津城があるところです。
街にも黒田官兵衛ののぼり等が立ち並び推しムードが漂っていました。
中津城に入ると、ここにもゆるキャラが。
『おっくん』
…?
「江戸時代前期の大名の奥平忠昌がモデル。奥平家は江戸時代中期以降に中津を治めた」
ふむぅ…じゃあ忠昌は中津は治めてないんじゃ…(実際彼が治めたのは宇都宮や古河らしい)
『ひーじじ』
…??
「奥平忠昌の曾祖父、徳川家康」
をい!家康かよ!まさか九州で家康をゆるキャラに採用するとは想像出来なかった…
階を上っていくと、まさかの鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)の展示!
鳥居強右衛門…長篠の戦いで奥平家の命がけの伝令として活躍した人物<マニア度は高い
(実際このように武田に磔にされて切られている)
まぁ奥平家には関係が深いが中津にはさほど関係無いんじゃ…
岡崎城とか愛知の博物館で展示されてるならすんなり納得出来そうだけど。
さらに上の階には前野良沢の展示。
杉田玄白と共にドイツの医学書、ターヘルアナトミアを翻訳し「解体新書」を著した江戸時代の医師。
前野良沢は中津の出身だったか!
自由に読める図書コーナーもあった。
置かれていたのは
徳川家康/山岡荘八(小説)
徳川家康/横山光輝(漫画)
また家康だ!(爆)
さらにさらに上の階には中津出身で国際ロータリークラブ会長を務めた向笠廣次氏の展示もありました。
最上階まで登って外を見てみましたが天気が悪く見晴らしはよくなかったのは残念。
さぁ戻ろうかとなったとき、仲間YかHのどちらかが
「なぁ、黒田官兵衛の展示物ってあった?」
…
……ねーよ!!!!
兜一つない!どういうことだ!
街はこんなにクロカン推しなのに!肝心な中津城に何一つ展示が無い!
仲間Yが何か思い出したようだ。
「中津城のオーナーって東京に住んでいる外国人って聞いたことあるんだよ。
その人がオーナーになってから中津城は綺麗に整備されたみたいなんだけどね。
もしかしたらそのオーナーは家康マニアか何かで
『黒田なんて知るか』ってスタンスが中津城の展示をこうさせているかも…」
モヤモヤスポットだよここ(笑)
中津城を後にして、次は耶馬渓に行きました。
かなり広いエリアらしいのですが、今回は『青の洞門』に絞ってみました。
江戸時代に僧侶が30年掛けて手堀りで岩山にトンネルを通したそうです。
当時の手堀りは一部にしか残されていません。
殆どの区間は後世に拡張されたそうです。道路が通ってこんな感じになってます。
手堀りのところはこんな風に残ってます。ノミで削った後がギッシリ!
僧侶の像が窪んだところにあります。
この窪み、堀り間違いだとか(笑)<そのまま掘ると川に出てしまう
船越英一郎が犯人を追いつめてそうな断崖絶壁ですね(笑)
そういえば先々週からの金沢→京都→大分の流れって2時間ドラマの舞台展開みたいに思えます(^^;
「西日本サスペンス紀行⑥:紅葉だけが知っているサッカーの裏側…陽の沈む彼方へ逃避行。選手とスタッフの禁断の愛!」
宇佐に戻ってきました。
宇佐は『唐揚げ発祥の地』と言われています。
そこらじゅうに唐揚げ屋さんがあるんですよね。
テイクアウトの唐揚げを車内から電話で注文し(自動車電話の流れですね)、出来上がるまでちょっと寄り道してみました。
『城井一号掩体壕』
宇佐は戦時中、特攻隊の基地があったそうです。
掩体壕は機体を空襲から守る格納庫です。
土が盛られているので上空から見ると丘に見えますが、その下にはコンクリート製の格納庫がある、というものです。
唐揚げを受取りサービスパーク(実家)へ。
丁度、J2・JFL入替戦とJ1昇格プレーオフを中継していたので、
唐揚げを食べながらサッカーを観戦(モグモグ)
鳥取はJ2に残留出来るのか!?
讃岐はJ2に昇格出来るのか!?
京都と徳島、J1に昇格するのはどちらか!?
全ては今度の日曜決まります。
その後、福岡でさらに一泊して帰京するYを宇佐駅まで送り、最終便で帰京する私を大分空港まで送ってもらいました。
ちなみにHは明後日土曜日に帰京し、羽田からスタジアム(リーグ最終戦)に直行するとのことです(笑)