MT一筋40年、
クロモリ知らずに死ねるものか!
( `ー´)ノ
ORCライトクラッチ装着後1000km走った感想です。
今回の話しは、ちょいと長いです。

大枚掛かっていますから・・・うん十万! ゲッ!
時間のない方のために
最初に結論
回転部分の5kgの差は結構おおきいです。
燃費も大きく変化し
良くも悪くもMINIは変わりました。
何速で走るか少し頭を使う、ボケ防止のMINIになりました。
MINIを降りるとタダのボケです。乗ると変身! (^_^;)
以下はハンドルを握って
性格を変えたい方向けです。
1.交換の目的と背景
・9年、83.000km走行のMINI、クラッチはまだ大丈夫ですが、永く楽しむならこのあたりで
一度交換しとくか?
・ペダル、油圧関係正常なのに接続位置が微妙に変化するときがある。
漠然とした不安あり
・6年前にECU Tuning後、パワーは上がりましたが、
エンジンブレーキ⤵があり何とかしたい。
・クラッチ交換の機会ってそれほどありません。一度だけH22Aで悩みながらも純正を付けたのですが、冒険すればよかったと後悔したことがありました。
・冒頭の、40年間ほぼMT一筋でクロモリってどうなの? 以前から興味がありました。
2.基礎的下調べ
① 付けるにあたり過去の愛車のフライホイール重量とMINIの比較。
予測と想像が出来るかも?
フライホイール システム重量
4AG : 7.7kg ?
H22A : 8.4kg ?
MINI純正 : 11.2kg 16.4kg
ORCライトクラッチ: 6.6kg 11.7kg
フライホイール重量と乗り味を想像して比べてみると大丈夫なような?
フライホイールとクラッチごときにそんなに悩むか? と思うかも知れませんが
何処へでもドライブするMINI、あまりブイブイいわせないで走らせたいけど
やるときはやれる楽しいMINIにしたいのです。
_|(゜.゜)|_
② 上記エンジンと9年乗ったMINI
・MTも乗りやすくなったものだなと思います。ひょっとしてAT向きのエンジンにMTを仕方なく付けてしまったような?
・6年前にブーストUPしたからかも知れませんが、走り出してしまえば何速でもOK!
頭使わず走れちゃいます。このままでは老化が加速 ?(._.)?
乗りやすくなるって良い事ですが、何かを無くしてしまったような気もするのです。
何かを無くしたかは歳を取り過ぎて忘れてしまいました。・・・・�(゚□゚;)ガーン
・今回MINIで試さなければ一生、出来ないんじゃないかな?と思えたので、
やってみました。
3.結果
① 交換直後の感想
・やっちまったなぁ~的な後悔、ジャダーが凄くて気分は90%以上純正に戻しましょう。
神経が左足に集中しすぎて運転を楽しむどころではありません。
・良いところは、ペダルは軽くペダルストッパーによりストロークも短く
帰りの高速道で6速巡航から5速に落としての加速が目から鱗、凄い!
MINI変貌、反応の早さに驚きました。(* ̄0 ̄)/ オゥッ!
② 交換500km走行後
・燃費 12.9km/L 交換前 は13.5km/L ジャダー対策で低下?
・徐々にジャダーが少なくなり走れば走るほど進化しているようです。
・シャラシャラ音とかは無く、全く周囲からは全くわかりません。
分かるのはドライバーのみ。
・出だしがNA的、1000回転〜2000回転のトルクが大きく変化しました。
大きくじゃなく、小さくなった。(゚_゚i)タラー
1500回転からの過給感が皆無。何故?
トルクを出すには負荷が必要で、純正の重いフライホイールが一役かっていたのでしょうか?この1000回転〜2000回転の部分けっこう使う回転域です。
50〜60kmでの巡航ドライブでは、弱々しいMINIになったようです。
ところが、
トルクは少なくなったのですが軽~く加速してクルマ全体も軽~くなったような変化があったのです。以前は
1500回転で急に何だかあった部分、息継ぎのような境界とも思えた部分がきれいに消えたのです。
うまく言い表せませんが、純正クラッチシステムで感じていた出だしの一瞬、直噴特有と思っていた粘りの無さそうな感じもなくなり滑らかになりました。MINIの直噴って、こんなにも滑らかだったの? と驚いています。
クラッチ交換後のエンストも一度もないのです。
9年前の納車直後のエンストってなんだったのでしょうか?
純正でエンストして、低速トルクが下がったはずのクロモリでエンストが無いって・・・
何なのでしょうか?
実験(ジャダーは全く無くなった600km走行後)
右足を床に置いたまま、
アクセルに足をのせないで
クラッチペダルから左足を離してみたのです。
エンストしません。
一速ならアクセル踏まなくてもアイドリングで走り出せるのです。クラッチを踏まずにエンジン始動のコーディングもしたので、逆に安全上注意しなければならない部分でもあります。
二速発進も楽々OKなのです。
ではチカラ強いか? というと、そうではないのです。
普通に走り出すとNAの1.6Lかそれ以下の感じです。普通に走り出すとね!
③ 良い部分
普通に走り出すと余りにもNA的で、過給しているのか? と その気になって踏んでみるとブースト圧は
1.3k~1.4kで以前より上昇、(以前は最大1.34k)

助手席さまからは血走った目で「 何やってるの! 」と急ブレーキな一言が飛んできました。
ちなみにECU Tuning後は高い回転での急なトルクの落ち込みはないので、けっこう上まで回ります。6速なら4000回転からが加速感UP!・・・(^_^;)\
↑ チョイ悪おやじ
・500km走行後〜1000kmの燃費
15.1km/L 驚きの高燃費、全て一般道です。(満タン法)
交換前 は13.5km/Lでした。高速巡航以外で15km/L以上は今まで無い事です。
流れにのった50km〜60kmの速度、発進の繰り返しでは以前よりブーストが上がらないので燃費が上がったようです。ブーストは何kまで上がるのか?何度も繰り返しての走行、赤色灯バイクのロックオン寸前に緊急回避も含んだ500km〜1000kmの燃費です。
(゚_゚i)タラー ←ガソリン臭い汗
マフラーエンドの汚れも若干少ないようです。
・
最大の良い部分は高回転でのギヤチェンジです。
繋がりが良くしかもガッシリ感というのか、クラッチの余力と安心感がペダルから伝わって来ます。素早いチェンジもスムーズでショックや押される感などは一切ありません。
いつキヤチェンジしたのか自分でもわからないというか、�(゚□゚;)ガーン
普通の走行ではトロめのNA、気合入れると高いブースト圧。
乗り始めて9年目、注意が必要な
反社会的なMINIになったような気もします。
4.まとめ
・二人で景色を見ながらゆっくりドライブするなら、純正が○
・マニュアルシフトを楽しめる環境なら軽量フライホーイール○
・ECU TuningなどでブーストUPしていない純正ECUには△かも?
たかだか5kg位ですが、エンジンが変わったような変化がありました。
静かに走れば15km/L以上の高燃費をたたき出せるようです。
↑ ハンドルを握って性格を変えたい・・・・,(-.-;)y-~~~
ORC MINI R56用 ライトクラッチsystem 「arugos」
トルクcapacyity 390Nm