今日はCX-60の1ヵ月点検でディーラーへ。
待ち時間にCX-80に試乗させてもらいました。
車好きの店長のご厚意で、様々な道を1時間近く走り回らせてくれました(笑)
グレードはXD-Lパッケージの2WDです。
先ず見た目ですが、ホイールベースが3mを超えているだけあって、CX-60より明らかに大きく感じます。
ただ運転席に乗り込んでしまえば、前方の風景はCX-60と全く一緒ですね。
なので、CX-60の感覚で試乗をスタートしましたが。。
いや~結構違います(笑)
先ず遮音性が上がっています。
XDなので、インダクションサウンドエンハンサーが装備されていない事もありますが、エンジン透過音が低く抑えられていますね。
もちろん、直6ディーゼルの高揚感のある音(私的に)は聞き取れます。
それからトルコンレス8ATからの音は全く気にならないなと思いました。
ロードノイズもだいぶ低減されており、特に粗目舗装路ではCX-60と比較して2割くらい低減された感じです。
で、気になる乗り心地ですが。。
CX-60と比較して、かなりソフトになったと感じました。
もちろん、しっかりダンピングは効きつつ、路面からの衝撃や振動はCX-60の4割減くらいの感触。
また、リアサスの縦揺れもかなり抑えられており、フロントサスを含めてフラットライド感が増しています。
で、今回のCX-80の試乗で一番感銘を受けたのは、ワインディングでのフィールです。
店長は地元の色々なクネクネ道を知っており、そこを気持ちよく走らせてもらいました。
CX-80はリアスタビライザーが装備されておらず、またブッシュ等も柔らかく設定されているとの事で、ワインディングは全く期待していなかったのですが。。
これが実にイイ(笑)
サスペンションがしなやかにペタッと路面を捉え、CX-60より軽くなったように感じるパワステのフィールと相まって、スイスイと気持ちよくクネクネ道を走ることができました。
なぜかCX-60より重心が低くなったようにも感じたり。。
ホイールベースが3m越えとは全く信じられない身のこなしでした。
まぁ多人数乗り車で、運転の楽しさを追求する人がどれくらい居るかという疑問もありますが、マツダはその辺りをしっかり確保した上で、改良を施してきた事を確認できました。
ただし、大半の車で不快と思うような段差を超える状況では結構な振動が入ってきます。
これ以上を求めるとなると、可変ダンパー等の設定が必要になってくるかもしれません。
と言っても、車に興味が無い方からしたら、全く気にならないかもしれません。
CX-80試乗後のCX-60の印象ですが、ダイレクト感が強く、車との距離が近いなという感じがしました。
インダクションサウンドエンハンサーを用いた高揚感のあるエンジンサウンドや、ソリッド感の強いサスペンションから得られる濃厚なドライブフィールは、私的には60の方が好みかなといった印象。
ですので、CX-80が登場したことで乗り味の選択肢が増えたと捉えれば、60の尖った性格も良いのではと思えてきたりもします。
それか、CX-60も80と同じようなマイルドな乗り味のグレードを出しても良いかもしれません。
まぁ何れは60も80と同じような乗り味に統一されるかもしれませんが。。
CX-80はデカくて価格もそれなりですが、多人数乗り車でも、たまには一人で走りを楽しみたいという方に、おすすめのモデルだなと思いました。
Posted at 2024/10/13 20:23:53 | |
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