2010年02月17日
せっかく・・・せっかく・・・
長い事、今年から義務付けられたタイヤグレーディング制度と
ラベリング制度の内容をカキコしてたのに(*・ε・*)ムー キエタ・・・
もうめんどくさいからや~め~たぁ=====“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!
と言いながらも再度チャレンジ(爆
概要は京都議定書から洞爺湖サミットを経由して国連での
鳩山さんの発言に至るとこから始まってます。
京都議定書・・・日本に於けるCO2排出量平均6%削減
洞爺湖サミット・・・自動車タイヤでのCO2排出量5%削減
低燃費タイヤ普及によるCO2排出量 3%カット
適正空気圧使用訴求によるCO2排出量 2%カット
国連鳩山さんの発言・・・2040年までにCO2排出量25%削減
このことからタイヤメーカーもエコタイヤへの取り組みが
一層強化されたのです。もちろん環境そのものへの配慮もありますが。
そこでその普及も兼ねて、タイヤラベリング制度によるグレーディングが
始まったのです。
JATMA(日本自動車タイヤ協会)が定めた測定基準で
国内リプレイス品にはグレーディングしなければならないというもの。
ですから輸入タイヤへの規制はありません。
しかしながらミシュランに限ってはミシュラン・ジャパンとして
この取り組みに賛同し、ラベリングしていく様です。
実際ヨーロッパの方がECOに対しての取り組みは熱いので
当然と言えば当然ですね(笑
表示内容は低燃費性能【AAA】~【C】までの5段階表示
ウェットブレーキ性能【a】~【d】までの4段階表示
低燃費タイヤに関しては低燃費タイヤマークを表示
これを低燃費タイヤに対し2010年12月末までに施工
一般タイヤに対しては2011年12月末までに施工
ただし、スタッドレス、4×4タイヤ、新車装着タイヤは除外
これによりユーザーに対し適切な情報提供する事で
低燃費タイヤの普及促進を図り、適正空気圧管理の意識付けを
行っていく事で環境対策になる背景となってます。
付随してユーザーがユーザー自身でタイヤの性能を確認でき
商品を選べるものとなるわけです。
・・・・・が(-_-;)
これはタイヤメーカー側にとっては
メリットでもありデメリットにもなるわけです。
無論これは環境対策を別と考えた場合の話です。
JATMAの測定基準の基準値にはランクのそれぞれに
【幅】というものがあるのです。
同じ【AA】であっても【MAX】と【MIN】があるので
全く同じ性能と言うわけではありません。
BS商品だけで言えば
【ECOPIA EP100】は基本、低燃費【AA】ウェット【c】(【A】【c】のサイズもあり)
【ECOPIA EX10】は基本、低燃費【A】ウェット【b】(【AA】【b】のサイズもあり)
表示で見れば低燃費性能は【EP100】が優れているが
ウェットブレーキ性能は【EX10】が優れている見方になります。
しかし()内を見てください。
サイズによって表示が違うものがあり、【EX10】の中には
【195/65R15】(他2サイズ)は【AA】【b】を取得してしまっている物が
あります。漠然とその表示を見たユーザーは値段も安く、【EP100】と
低燃費性能は同等でウェット性能は1ランク上の【EX10】の方が
いいじゃない!!と思えてしまう物もあるんです。
ここが難しいとこなんです。先ほども言った様に基準値には【幅】と
言うものがあり、例えで言えば(あくまで例えです)、
【EP100】は限りなく【MAX】に近い【AA】であって
【EX10の上記サイズ】は限りなく【MIN】に近い【AA】を取得できたと
考えて頂ければ解かり易いかと思います。
ですから他社品と比べても同じ事が言えるのです。
YO社品【Earth-1】は基本【A】【b】そして燃費改善比4.4%(従来品比較)
BS社品【ECOPIA EX10】は同じ【A】【b】しかし燃費改善比表示無し
これだけ見たら燃費改善比記載の無い【EX10】より4.4%改善できるかも
しれないと思える【Earth-1】の方が良く思えること。
4.4%改善できるというのはあくまで自社品比較であって他社品比較ではない上
同じ【A】【b】であっても測定基準値には【幅】があるので、実際この表示だけでは
判断できないと言う事なのです。※BSは【EP100】で【従来品B’styleEX対比4.2%改善】
とうたってしまっていることもあり【EX10】でそれを表示するわけにいかなくなってしまった背景も
あるのでは?と思ってますw(余談ですがw
逆に言えば【195/65R15】では【EX10】は【AA】【b】なのでこっちの方が
同等の値段でYO社品よりいいじゃん!!って話になります。
JATAMA及びタイヤメーカーは純粋にエコタイヤ普及による温室効果抑制に
力を入れているのに、この制度によって何かが逆の方向に向いそうな気がして
なりませんw
ラベリング制度の背景にはもう一つ狙いがあると思います(妄想
転がり抵抗を減らし燃費向上させるだけならどこのメーカーでも可能です。
【転がり抵抗50%低減 燃費改善30%(仮説)】なんて言う廉価輸入メーカーが
出現するんではないかと危惧しての事も兼ねていると思います。超格安低燃費タイヤw
様はグリップしないタイヤを作れば低燃費タイヤというものは簡単にできてしまうのです。
解かり易く言えば【転がり抵抗100%低減、グリップ力0%】と言う物です。
極端過ぎますが、目先の低燃費性能に惑わされ、基本性能が疎かなタイヤを販売する
訳にはいかないと言う事なのです。それによって安心・安全のドライブができなければ
低燃費でも意味がないと言う事なのです。だから低燃費性能の他にウェットブレーキ
性能表示も併せて表示させているんです。
まぁ長くなりましたがまとめますと
タイヤでエコ・低燃費・環境と言っているのが不思議で理解できない方も
いらっしゃった方もいると思いますが、冒頭の部分が主な結びつきとなってます。
とは言え、【REGNO GR9000】を履いている俺はどうなんだろう・・・(爆
まぁ一応エコ対応品なのであしからずw
Posted at 2010/02/17 01:35:33 | |
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