元祖ご当地ナンバー？

立て続けにナンバーのお話です。

当方、出身は神奈川の川崎のため、所有した車・バイクは当然のごとく川崎ナンバーでした。
当時は○○ナンバーはカッコいいだの△△ナンバーはダサいだの仲間内で言い合ってたものです。
かくしてこの「川崎」も当然のごとく、決して人気のあるナンバーではありませんでした。
当の川崎の地元では人気の品川と横浜に挟まっているコンプレックスからか、特に嫌ってる人が多かったように思います。

それはそれとしてこの「川崎」ナンバー、全国的にはあまり有名なナンバーではないようで、よく地方のほうへ行くと「川崎」ってドコ？とかバイクを作ってる所か？などと聞かれた事が度々ありました。
先だって知人とそんな話をしてると
「確かに川崎ナンバーってあまり見ないよね」
と言われ、やっぱりそうなんだ、と思いながらもよくよく考えてみたら
この「川崎」ナンバー、最近流行りのご当地ナンバーを地でいく「元祖ご当地ナンバー」だったのです。

川崎市は品川管轄の東京世田谷・大田と横浜管轄の横浜市に挟まれ、全国まれに見る１都市独占のナンバーなのです。要は川崎ナンバーは基本川崎市以外の車には付いていないのです。お隣の横浜ナンバーは横浜市以外に三浦市・横須賀市・鎌倉市などが含まれます。当たり前のようで、実は他の都市圏ナンバーでは例を見ないありえないナンバーだったのです。
そのため発行数も少なく、横浜は５ナンバーでは頭の番号が５０４なのに川崎は未だ５００です。

こんな希少性の高いナンバーなのです
川崎の皆さん、あまり川崎ナンバーを毛嫌いしないでください。


ＰＳ.その後の調査の結果、「なにわ」ナンバーも大阪市固有のナンバーのようです。
大阪市なのに「大阪」ではなく「なにわ」
川崎以上に奇妙なナンバーのようです。