試乗だけで語らないで

Ｎ３６０をオマージュした外観。
良く外観を変えすぎて売れなくなった車種が数多く在る中、敢えてデザインはそのままという英断は素晴らしいと思う。

今時のターボは性能が良いのでラグをほとんど感じさせず1000cc感覚。半クラッチはかなり奥なので慣れが必要。ブレーキはいわゆるカックンブレーキと言うやつで丁寧な減速をするには繊細なタッチを要求する。遮音ガラスや遮音フィルムなどが採用され、軽自動車としてはとても静粛性が高く快適。

ボディ剛性の高さから無闇にサスペンションを固めてなく、良好な乗り心地。ハンドルの遊びも少なく高速道路での安定感も抜群。
大袈裟に言えばフォルクスワーゲンのよう。

昔乗っていたGD系フィットを思い出すシートアレンジ。積載性は悪く無いが後席座面を跳ね上げる事はまず無い。

ターボエンジンでありながら交通の流れに沿って走っていれば20kmリットルを下回ることが無いほどの低燃費。１給油で500km走るのは手間も少なく嬉しい。

昨今の安全システムやサイドエアバッグ、バックカメラなどまで本来後付けするものか初めから付いているので軽自動車としては高額だが致し方ない。
維持費やコンセプトを考えたらスイポやワークスと並べて比べるものではない。