輪廻転生

みなさま お疲れ様です。
世間は大型連休真っ只中・・・例年だとカレンダー通りの私ですが、今年からは独り身になった親父の世話(主にお抱え運転手と食事の準備)のため 今日も実家(夕方 帰宅しました)、二日ほどお休み(自宅でリフレッシュ(笑))土曜日にまた実家へと単身赴任状態です(汗)

そんな多忙の中で心休まる時間がなく 張詰めた神経が悲鳴をあげつつありましたが、ふとしたことで気力復活したした！
それは・・・


昨年のことですが、翼を傷めた海猫が一羽 自宅前の潮溜まり(機水池)に・・・
この池は周囲がコンクリート護岸に囲まれ 翼を傷めて飛べなくなった鳥が逃げ出す道はありません。
市役所に相談しても保護鳥ではないので 手は出せない！厳密にはアウトだけど餌を与えて自然回復を待つしかない。と・・・
日に日に衰弱していくのを見かねて 自然の摂理に反するのを承知で 餌を与えてました。
良くないのを承知で 名前をつけ餌を与え・・・名前を呼べば寄ってくるまでになってました。

春先から冬まで海猫は空を見上げながら頑張っていましたが、昨年末のある日 何者かに毒を盛られたらしく その小さな命を全うすることなく 志半ばで短い生涯を閉じました。

調整池(貯水池)扱いなので降りるわけにも行かず その亡骸に手を合わせ祈るだけで、自然に朽ちていくのを見ていました。
『今頃は怪我から解放され大空を自由に飛んでいるんだろうね！』と その小さな御霊が安らかなることを願っていました。




ところが先日 驚くことが・・・
相方から 自宅前の電線に海猫が一羽来てた！と
そして週末 帰宅した私を待っいたのは・・・

夜 帰宅し、翌日の日曜日 タバコ吸いに出た私を相方が呼びます。
何事？と行ってみると、潮溜まりのど真ん中に一羽の鳥。

近寄ってみる(普通は飛んで逃げたりします)と こちらを見ながらも逃げる素振りもなく優雅に泳いでます(写真参照)
そう その鳥とは 今年巣立ったばかりの若い・・・海猫！

まかさ？と思い 少し離れて 亡くなった海猫の名を呼んでみたら・・・呼んだ瞬間 振り向いてこちらを見て 方向転換して寄って来るではないですか！(驚)

夕方には海に帰ったらしく その姿はありません。
翌日月曜日から私はまた単身赴任でしたが、相方によると若い海猫は再び訪れ やはり名前に反応したそうです。

相方とは 『あの子 無事に生まれ変わって、お礼と生まれ変りのあいさつにきたんじゃない？』と話してました。
その海猫が来たのはその3回だけで その後は来ていません。

輪廻転生 生まれ変り そんなのあるわけない！とは思ってないですが、ある！とも言い切れずにいましたが・・・

あの小さな命は 輪廻転生し新しい生命で大空の自由を取り戻せたのだと信じたいです。
そうして 生まれ変れて元気になれたことを報告に来てくれたことを 相方と喜びながら目頭が熱くなりました。


このお話しは事実であり 脚色等はありません。
私の主観・思いはあれど海猫の行動は見たままです。

この若い海猫が その生涯を元気に全うしてくれるよう祈らずにはいられません！
そして 負けないように悔いのない人生を送らなければ と思います。