
初めての 雪山宿泊登山を計画して 色んな用品を買いあさり準備してきましたが
残念ながら 山小屋で寝ることは叶いませんでした
今回の寒波は想像以上の雪を降らせたようで 私のような軟弱登山者には厳しかったです
行く前は下見もしたので 登山タイムも分ってたので
お天気が少しでも良くなるように 休みに日にちをずらして 朝はゆっくり出発
ところが 前回は普通に通れた 寒風山トンネル手前で積雪が

前日にライブカメラで確認した時は全く雪が無かったのに
チェーン無しでは上がれそうも無いので 本日一度目のチェーン巻き

チェーンを巻いたまま 無料で通れるトンネルとして日本一の寒風山トンネル(約5キロ)を抜けると
南国高知県側には積雪がありませんでした
チェーン撤収

長沢ダム沿いの道を 道路工事通行止めに引っかかり 一時間待ちとかもありさらに時間ロス ヤバイ!!
奥まで進み 寺井集落から山道に入ります

本日二度目のチェーン巻き さすがに二度もすると手慣れて あっという間に装着

前回は 何の問題なく上がれた道も

前回は 上の登山口まで車で行けましたが
今回はとても行けるとは思えないので 下の登山口 白猪谷バンガローから上がります PM13:30

上の登山口までは未知の道なので 登山口を探すのに手間取りました

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林業用のリフト沿いを上がります

進むにつれ 積雪は増すばかり

河を渡渉するんですが 積雪でどう渡ればいいのか?

夏なら 丸太橋を渡れるようです

渡渉すると 林道へのジグザグ急登が始まります この時点で膝まで積雪があり 一人ラッセルはきつい
林道まででバテバテ

二週間前は 雪も無く ここまで車で来れたににな

前回 駐車した場所に到着
ここで休憩
少しでも快適にと あれもこれもと持って行こうとして 65ℓのザックはパンパン
重さは半端無く よくこんなの担いで上がるなと 我ながら感心
ワサビ田に到着
前回は 少し雪がある程度でした

今回は 何所にワサビ田があるんだか?
ワサビ田を過ぎると いっそう雪が深くなり 腰のあたりまで埋まります

登山道はどこ? このペースでは夕暮れまでに避難小屋に到着するのはとても無理

遭難しそうなので 撤退です(涙)PM16:00
夕暮れまでに 車に戻らなきゃ それもヤバイ
自分で着けた足跡が虚しい

美しい夕焼けに染まる 子持ち権現

なんとか 真っ暗になる前に車にたどりつきました
撤退もやむなしで 納得して さあ 帰ろうとすると ヘアピン手前の急坂で車が進めなくなりました

路面が凍り付いてカチンコチンです 来た時は緩んでいたので 明日 太陽が登ってから帰ろうと
車中泊することにしました
Myヴォクは荷物を乗せたままでベットが簡単にできます これに惚れて購入しました
酒もある

食べ物も三日間ぐらいはある

松茸も有る〜

お湯を沸かして

チャンポン作ります チャーシューが美味い

さすがに 7時とかには寝れないので 星空見たり

駐車場には電波が無いので 1キロ林道を上がり 電波の有る所まで行き 安否確認電話をしにいったりしながら 9時頃就寝
寝袋は温かく 始めはダウンを着て寝ようとしましたが 暑くて脱ぎました
朝起きると 全ての窓が凍り付いてました

気温は 氷点下7度 Myヴォクちゃんの最低記録更新

外側も凍り付いてます

朝日に照らされる 子持ち権現

コーヒーを作ろうと 水をカップに入れると 過冷却で 水を出した瞬間に凍ります

10時過ぎには 第一ヘアピンに太陽が当たったので 脱出しようと登り出すと 影になってた第二ヘアピンでスタック

アイゼンで氷を砕いたりしながら もう少しで急坂を登りきれる所で 無理が祟ったのか ゴムチェーンが切れて万事休す
チェーン無しでは この先も進めず 救援依頼するしか助かる方法はありません
でも 停まった所には電波が無い
誰も通らない一本道なので 車はそのままにして 電波があるところまで1キロ歩き
何所に救援依頼をしようかと考え
先ずは無料ロードサービスが付いてる 任意保険の富士火災に連絡してみたところ
チェーン切れは故障ではないので助けには行けないだそうな(怒)バッテリー上がりとどう違う?
30年も加入してるのに 規則でと塩対応 担当者の冷たいもの言いにも腹立つ
富士火災なんか辞めてやる
他に比べたら高い保険料支払ってきたのに 通販型任意保険に変えます
塩対応で高い顧客一人失いましたよ 富士火災さん
続いて 山奥なので 現地の いの町役場に救援依頼出来る会社がないか聞いてみたとろろ
建設会社しかないとの事で 四駆の車やキャタピラで牽引にきてもらっても 片側だけのチェーンのヴォクちゃんが操舵できる筈もなく
最後のつて 会員ではありませんがJAFに電話 PM12:00頃
大雪であちこちで救援依頼が来てるとのことで いつ行けるか分らないとの事
車で待てるなら 寒さも凌げるんだけど 電波が有る所で待機してくれと頼まれ 上下ダウンを着て待つ事に
手箱山を見ながら

お腹も減って 車に戻り 食料調達

酉年記念チキンラーメン 鶏肉が入ってて美味しいですよ
焼豚を炒めるると さらに美味しい

暇だ〜〜寒い〜 携帯充電器を車に取りに行き 嫁さんと仲良しメールをして暇つぶし
いつになったら来るんだろう
2時
3時
4時
太陽が山の稜線に隠れて行くと さらに寒くて 緩んでた氷が再びカチコチに

お日様もくれかけ暗くなった頃 救援依頼しておよそ5時間 やっと来てくれました
JAFが神様に見えました

もしこなかったら 泊まりと覚悟したときにきてくれました(嬉)
救援料金は 15000円かかりましたが 新居浜からこんな遠い所まで来てもらって感謝感激です
てきぱきとした作業で あっという間に 下山させてくれました
楽しかったような 辛かったような山旅でしたが JAFさんのおかげで 最後はよかったと思える山旅でした
雪山は 当分やめておきますが また 雪が溶けたころに再開します〜