2012年10月26日
前車147からE90 320へ乗り換えて、約2万キロ/1.5年を走行
岡山拠点に仙台~熊本まで色々な場所へ訪れる事が出来ました。
そこで改めて、2万キロ経過したインプレ。
【眺めて見て】
・導入検討当初からコンサバな印象でしたが、F30になり、ディテール
は新しくなったけど、基本路線は変わってないので、印象も特に
変わらず。
・フェンダーからリアまで続く、ラインはお気に入り。
ただ単にプレスしただけでは、なし得ない、この形状はイイです。
・トランクリッド(ナンバー上辺り)の折り返し加工も丁寧(他社の大半は
パーツでデコッて見せてない)
さすが、金属加工を他社から請け負うBMWの底力。
・ディテールばかりでしたが、短い前後のオーバハング/ロングホイールベース
のプロポーションもイイし。
・フロントフェンダーの抑揚はF30よりもE90のほうが綺麗ラインだと思います。
【インテリア】
・147から乗り換えた時は、随分と落ち着いた感じだな~と思いましたが、
飽きが来なくてイイです。
・ステアリングの握りが少し太くて柔らかくて、好みでは無いですが、許容範囲
3ペダルにて、特にペダルオフセットが気になる訳でもないですが、クラッチ
ペダルと干渉しない範囲で、もう少しフットペダルが大きいと尚良しですね。
最初は足を投げ出させる低いシートポジションに驚きましたが、車がココに
正しく座りなさいと強制させるがごとく、車を操るにはベストなポジションが
取れます。
147はシートが高く、且つ、ペダルを上から踏みつけるポジションだったので、
これには大変驚きました。
・Mスポシートはサイドサポートも乗降性との兼ね合いがベストと思える形状にて
今まで御世話になっていた、RECAROシートの導入は未検討。
長時間乗ると、座面の硬さからなのか、腰/尻あたりの接触面積が少なく感じる
事がしばしば。不満はそれ位ですね。
【操作系】
・ウインカーの操作は未だに慣れず。時々キャンセルするつもりが逆方向にウインカー
出してることも。
・電動パワステは曖昧さが無くて、好印象。E90油圧パワステ車もイイのですが、ハンドル
が相対的に軽いにも関わらず、路面状況を何とか伝えて来てくれます。
大げさかも知れませんが、ペイントに乗っかった感触がギリギリ伝わって来きます。
試乗したF30は個体差なのかも知れませんが、全体的にハンドル操舵が軽く、路面からの
インフォメーションが希薄になった感が有りました。
×シフトフィール Mスポはクイックシフトらしいのですが、経験した事のある6MT
アルテッツア(アイシン製) インプWRX(スバル製)に比べて、何ともストローク
の大きなシフト。特に進行方向のストロークは過大。また、ストロークが大きいから
操作が軽い訳でもなく、常用する2速での引っ掛かりが新車時から改善せず、Dラーで
グリース対応などを実施されましたが、これ以上の対応はミッション乗せ換えしかない
との事。このシフトはE90の最大のNGポイント。
○ブレーキはリニアに操作出来て、踏力に応じて効いてくれる。ノーマルでは最高だと
思います。自分レベルの走りでは、耐フェード性も文句なし。フェードの兆候があっても
ペダルストロークが伸びるものの、最後までちゃんと制動してくれます。これは感動。
147では1往復でブレーキが怪しくなる御山もE90では連続3往復でも問題なし。
難点は競技用ジムカーナパットの如く、パットから大量の粉塵。頑張って走ると、
ガンメタホイールに早変わり。ダブルスポーク形状のシルバーホイールで掃除が大変。
【乗ってみると】
○近所を流すだけでも、何故か楽しい。
147もただドライブするだけでも楽しかった。走りの質は全く違うけど、E90もただ
のドライブだけでも何故か満足してしまう。
○頑張って走る(自分レベル)では、何の破綻もしないハンドリング。
ブレーキを奥まで我慢してしまうと、最終的にはアンダーステアになるけど、これは
運転手さんがヘボいから。
もっとパワーが有り、フロントの重い6気筒車で攻め込んだことがないのですが、もっと
パワーがあるとプッシュアンダーが出そうな気がしますが、4気筒/170馬力ではフロント
が直進してしまう程のパワーが無いので、回頭性の良さが出てるのかも。
○アンダーパワーなので、振り回す走りは出来ませんが、最終的にリアタイヤのリバースを
許してくれる足回り。
DTCオフにて回り込む2速タイトコーナが本当に楽しい。
147だと大アンダーで回らなければいけないコーナーでカウンターが当てられる。
これだけで、E90を買って良かったと思う。
しかし、オープンデフなのでリアが滑ると、推進力を失い、悲しく空転するのはご愛嬌。
雨に濡れた路面だと、車の挙動が更に大きくなり、操る楽しさ倍増。
○長いホイールベースのお陰で、リアが少々滑っても、車の動きが緩慢で、ステアリングと
アクセル操作でリカバリーが出来る。335やM3だと恐怖を伴う様なコーナリングスピード
は出せないなで、全開を楽しめる。
・しかし、やっぱりアンダーパワーは否めないですね。登り坂ではもう少し元気に走って欲しい。
○RE050は物凄くバランス良く、ドライ/ウエットグリップは大満足。
もっと速く走行可能なタイヤは色々あると思いますが、グリップは気に入ってます。
RFT構造のせいか、ケース剛性は高く、お楽しみ走行後でも、タイヤトレッドは均一に利用
出来てると思います。
約2万キロ走行しましたが、5分山程度は残っていて、耐久性も高そうです。
リアタイヤはトラクションが掛かっていないのに滑っているのか、トレッドアウト側が
進行方向に直角にひび割れた様になってる様です。これは車の乗り方ですね。
2万キロ近くになると若干ロードノイズが増加した印象。リアホイールハウスからのノイズが
路面によっては耳障り。
【使い勝手】
×狭いトランクルーム
ゴルフバックが2個入らない 子供の16インチの自転車が積み込めなくて焦りました。
空力重視で、リアを絞り込んでいるからですかね。後端に行くほど、狭くなるトランク。
○装着簡単なキャリア
さすがドイツ車。 ルーフには2台分のサイクルキャリア搭載しています。
キャリアは合計4本のネジで固定の簡単装着/脱着 しかも専用トルクレンチが付属。
このキャリアはアルミ製で、フロント側は下面に整流の突起も付く優れもの
サイクルキャリアも簡単に強力な固定が可能で、岡山~福島往復も安心でした。
これは使いやすいです。
【トラブル】
×新車納車時に左フェンダーに傷・・・・ 恐らく納車準備中にDラーで被災。
納車後に直ぐに代車生活。かつ、左フェンダーはクリアを全部剥がして再塗装。残念。
×ステアリングセンサー不良
1万キロを超えた頃に、ステアリングセンサー不良で、DTCやらイロイロ警告灯が点灯。
直ぐにセンサー交換して復帰。
センサーはコラム内に有り、バーコードを読んで、舵角を読み込んでいるが、このセンサー不良。
Dラーに対策部品が在庫してあり、意外とメジャーなトラブルの様です。
しかし、センサー交換でコーディング(初期化)が必要でその作業でDラー1泊作業
×Naviの不可解な動き
高速インターチェンジなどの詳細画面がフリーズ。
その他にも画面がフリーズする事があり、検査入院。
結局原因不明なまま、これもコーディング対応。ファームアップされたかと期待しましたが、
2010年のファームのまま。何も変わらず残念。しかし、その後は症状再発せず。
しかし、パナのストラーダを7年利用してましたが、Naviの使い勝手は未だに慣れず。
×ボンネットの飛び石修理したら、塗装が散々に
ボンネットの飛び石修理で入庫しましたが、引取りに行ってビックリ。
クリアが硬化する前に磨いたせいか、ボンネット傷だらけ。塗装ムラも散見。
当然塗りなおし。嫁さんも閉口するほどのお粗末な塗装。
×ミッションの入りが悪くて入庫して、洗車時にAピラーからCピラーにかけて、無数の
擦り傷を受傷。
結局は磨きで修復可能との事で、磨かれて手打ち。解決するまで、1ヶ月モンモンと過ごす。
それ以降、勿論洗車お断り。
?内気/外気切替のルーバーから異音(これは現在進行形)改善のためには、ダッシュボードを
全て剥がすらしいので、修理に躊躇。
【まとめ】
後半にトラブル書いたので、何だか悪い車みたいですが、大半はDラー起因。
車自体は大変気に入っています。
経済性も高く、慣らしでは最高 18km/Lを記録し、燃費走行せず、自転車背負って
岡山/福島 1,100kmを12時間 15km/Lで走行しました。
またアイドリングストップのエコ車。
車重が1.5tと軽くはなく、完全にアンダーパワーですが、スペックでは判断できない
操る楽しさが有ります。
長距離移動を得意とするツアラーで、瞬発力は無いですが、意のままに操れる楽しさを
兼ね備えた車です。
4枚ドアの実用性を兼ね備えたセダンとしては、乗って楽しい、遠くまで行ける経済性
本当にイイ車だなと思います。
長文 乱文お付き合い、有難うございました。
比較のために、147 F30の事も書きましたが、両車とも楽しい車です。
Posted at 2012/10/26 01:48:23 | |
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