パワーウインドウ化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
皆様ご無沙汰しております
久々の更新です
自己満足ではありますが見てくださいね
エアインテークを効率よく使うため助手席をパワーウインドウ化します
コンパクト、簡単を目標に構想を思案
2
必要パワー目安確認のためレギュレータハンドルのトルクチェックしたところ約17kg/cmでした
コンパクトにこのトルクを発生させるには・・・ラジコンサーボが最適
(またかい)
近いトルクを発生するサーボを選定、価格の安いことが決定条件で
POWER HD社の1501MGを購入しました
重量はわずか60g、金属ギヤなのでよいと思います 値段は
¥1700でした
本当にこんなので出来るのだろうか、やや不安
3
ラジコンサーボは360度回転するものは少なく改造が必要になりますが物によっては改修不可の物もあります
早速分解してみると最終段のギヤの圧入ピンを取り除くことで無限に回転させることが可能なことがわかりました
ジャンク箱にあるプーリー径では最低2回転は必要になると思います
ポテンショは駆動しないようにして電源ラインはモーターに直結
また供給電圧は6vを上限とするものがほとんどなので12v→6vへの変換が必要になりますが
これもラジコン用の外部電源S-BECを流用、容量は3Aもあれば
十分でしょう
耐久性については不明ですがすぐに壊れる物でもないようで
壊れても走行は出来るので
クラッチ改修の時とは比べ物にならない気楽さです、1/100位かな
4
サーボにプーリーを取り付ける方法はレインボープロダクツ(www.powers-rainbow.com)のエンドネジを使いました
ネジ部はM3でサーボの出力軸に適合します これで_芯だしと
倒れ防止を受け持たせます
またプーリーにはサーボホーンの穴位置に合わせてM2タップを
4箇所たててホーンにねじ止めしトルクを伝えます
これでワイヤーのテンションにも耐え得るものと思います
5
また、適当なブラケットをサーボケースに取り付けてワイヤーアジャスターをセットできれば理想的ですが
自分はアルミアングルをスーパーXで接着してアウターをタイラップで
固定しました・・(クオリティー低いな)
ワイヤーはシマノのシフト用を2本、アウターは660mmのものを
2等分にして使用しました
この長さでちょうどもとのレギュレータハンドル付近にサーボを
位置させることができます
サーボの位置はどこでも良いのですが、この位置がワイヤーにも
無理なく設置でき、場所の余裕もありました
レギュレータユニットをドアから外したらワイヤーの取り回し等を良く
観察しておきます
プラスチック部品が多いので加減しながらワイヤーストッパーをはずすとハンドルとスライダー部を分離することができます
6
組み立て
スライダー部に新たにワイヤーを2本セットしアウターに通しておきます
ワイヤーを操作するとスライダーが上下します
スライダーを一番上の位置にして引き上げ用のワイヤーを
3回ほどプーリーに巻きつけ固定
あらかじめプーリーにはワイヤーを通す1.2Φの穴を2箇所巻き取る
方向と位置を考慮して明けておきました
反対側のワイヤーは巻き取り側になるので半回~一回巻いて
スリーブをカシメて抜け止め、半田付で玉にしても良いかも
この状態で通電して作動確認とワイヤーのたるみを取ります
何度かスライダーを上下させワイヤーとプーリーが馴染んできたらアウターを目一杯プーリーから離れる方へずらして遊びを無くします
スーパーXで接着したブラケットにタイラップ3本と念のため接着剤も
併用し固定しました
プーリーとアウターの位置関係が変化しないことが重要です
スライダーの上下作動に対するリミットスイッチはモーターのトルク負けを期待して設けていません
この程度のトルクなら構造に無理なく上下位置で止まってくれると
思ったからです
7
いよいよ実装です
スライダー部をドアに仮止めしてモーターの位置決めをします
エーモンの穴あきブラケットと両面テープでサーボモーターを
固定しました
こんな感じ
通電して動きを確認したらガラスを取り付けてみます
途端に動きが遅くなりました
スライダー、ガラスをフリーにして何度か上下させて調整しましたが
上下の速度に差がでます
トルクに余裕があまり無いようで負荷の差がモロに動きに現れます
当然ですね
でもこれが狙っていたところなので納得しました
8
配線を室内に引き込みます
ドアの内張りからモールを通して天上へ抜けルーフパネルの
取り付け穴から室内へ導き
天井の内張りの中を通して右側Aピラー内張り内を経て
ダッシュボード下へ
室内にはほとんど配線が出なく処置できました
S-BECもコンソール内に仕込みスイッチは中立ポジションに戻る
タイプで空調ダイヤル横に設置しました
こんな感じ
試運転
さっそく走りながらスイッチを操作してウインドウを上げ下げしてみました
「おお動く、風が入る、いい」
下げるときは普通に作動し一般のパワーウインドのようで
なかなか良い感じです
上げるときは倍くらいの時間がかかりますが止まることはないようです
SーBECを5v→6vの出力に設定してみましたがあまり変わりません
下げ方向は早くなります
「まあよし」として完成とします
作業完了!!
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