コロナ整備2 エアコン修理とミッションオイル交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
エアコン起動時にコンプレッサーがチャタリングを生じ
30秒程続いた後は正常作動となる
チャタリングの発生の状況は冷媒不足に起因する場合が多いと思われるがしばらくすると正常に作動して冷房能力は十分と感じる
がサイトグラスは白く泡立ってみえる
圧力を見ると低圧、高圧ともに低く圧力的にも冷媒不足を示している
なのでチャージを試みるがすぐに低圧の圧力が高くなってガスが入らない
どうも冷媒不足ではない様な気がする
2
そして配管を観察するとレシーバータンクからエバポレーターへの配管に結露が見られるがエキスパンション部からの熱伝導によるものでないことはエアコン起動後すぐに結露し始めることから判断できるまたコンデンサーからレシーバータンクへの配管は暖かいがこれは正常!
結露するってことはレシーバータンクの出口で冷媒の膨張が起きているってことでその配管には高圧サービスバルブが設置されているので高圧が低い表示なってしまうのではないだろうか
詰りながらもエキスパンションバルブの吐出量には足りるだけの冷媒の流れが有るって事か?
ってことはレシーバータンクの出口付近の詰り?
エバポレーターからの出口はコンプレッサーの低圧側に接続されここに低圧のサービスバルブが設置されているので冷媒の流れが悪いと低圧の圧力も低く表示されることになると思われるでいつもの関東マツダ青梅にレシーバータンクを発注、そして入手
マツダのメカニック氏も冷媒不足を指摘
早速交換してみると、外した物はカラカラ音と共に逆さまにするとシリカゲルの粒子が出て来た
これらが内部配管を詰まらせていた為出口で膨張が起きていたものと考えられる
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で冷媒を抜いているこの際に(因みにガスはAirCoolingで大気開放は問題ないとはいえ開放しない事が望ましい)コンプレッサーの分解点検を行いそしてクイックバルブへの交換と冷媒の134化を試みます
コンプレッサーはとりあえず分解しベーンの状態、シリンダーの傷、ロータリーシャフトの摩耗とオイルシールの状態そしてベアリングを点検する
ベーンはスムーズに動きシリンダー内壁も綺麗ですがロータリーシャフトのベアリングあたり面にサビが出て細かい傷がある
4
またベーンは5枚あるのですが内3枚にシリンダーとの接触面に数か所素材の「ス」に起因するような0.5mm位の穴が見られる
ベアリングは治具を作り外したのだが特殊型番の様で入手困難な物でした
なのでベアリングプレートとベーンはジャンク品コンプレッサーから流用する
そしてシャフトのサビはボール盤にくわえてサンドペーパーで処置した
Oリング類はモノタロウにて入手
5
組上げたコンプレッサーをサクッと車体に取付、本来12か所ある冷媒パイプの連結部のOリングも134に対応した物に交換すべきであるがとりあえずコンプレッサー接続部とレシーバータンク接続部の4か所を交換してみる
コンプレッサーオイルは配管内の残留分を考慮して、どうしょうかな・・・
今までのオイルの残りが100cc程有ったので使っちゃった(自己責任)
そして高低圧サービスバルブのムシを撤去してクイックカプラーを取付けます
低圧側へのねじ込みには14のディープソケットが有るとやりやすいです
そしていよいよクイックカプラー経由で134の注入となりますが
真空引きは例によってチャンプさん方式でマスターバックの負圧を使います
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1本目はすいすいと入ってゆきます
サイトグラスにはまだ白く泡が見えています
2本目を注入する前に漏れ止め効果が有ると記載されている添加剤を入れておきました
その後134の2本目を注入してサイトグラスもまあまあなので終了です
もちろんレシーバータンクの配管に結露は生じていません‼
肝心の冷えは素晴らしく外気温31℃から-20℃を達成
でクイックカプラーをポンポンと外して作業完了です
気温30度超える中20km程走行して寒さを体感しました。
走行後このオイルを1本注入しましたがクイックカプラーの便利な事!
これはもうネジ式には戻れません!
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でコロナだしミッションオイルも交換してみる事にしました
オイルはカインズホームのこれで¥1800/4L
サクッと抜いてサクッと交換、ドレンプラグには鉄粉が付いてました
8
さて、エアコンも快適、オイルも交換済、エンジンはターボのバックタービン音とABV作動時のキュッって音が走りを楽しく演出、そして5秒間のHIブースト設定もあります
ワクチンも接種したし(1回目だけど)、どこ行きましょうか
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