2010年01月24日
これは今から4~5年前のちょうど今頃、本当にあった怖いお話・・・。
仕事が長引き、真夜中に帰路についていた私。
ちょうど上りと下りがある小さな峠の様な山道に差しかかった頃、目の前を走る1台の車が!
私は普段、あまり追い越し等はしないのですが、
その日は仕事の疲れから早く帰宅したいがため、できるだけ失礼のない様にその車をパスしたのですが・・・。
途端に後方の車がハイビームで私の車を照らし、猛然と追ってきます!
当時は若く血気盛んだった私、
「やるならやってやる!」
と更にアクセルをふかします!
こちらは勝手知ったる地元の道、
「すぐにルームミラーから消してやる!」
と息巻いていたのですが・・・敵もさるもの、思った様に距離が広がりません。
しかし、上りの道が終わり、下りに差しかかった時、突然、後方の車が視界から消えます。
道中は1本道、途中で曲がる様な道もなく、停車できる様なスペースもありません。
「きっ、消えた!?」
途端に私の体を悪寒が走り、得たいの知れない恐怖に体が強張ります。
「どういうことだ?」
混乱する頭で必死に冷静になろうと頭を働かせます。
気持ちを落ち着かせて、後方に意識を集中すると、どうやら相手の気配の様なものは感じます。
しかし、何度見てもルームミラーには暗闇しか映りません。
いくつかの推測の後、導きだした答えは!?
まっ、まさか!?
そうです! 後方の車は、某人気走り屋漫画 の主人公が得意とする
「ブラインドアタック」 を実際に行っていたのです!!
なんて、クレイジーな奴!
そして、街灯のない山道でこれをやられると、漫画の描写通りに、本当に相手が視認できないのです。
「とんでもない奴を相手にしちまった!」
下りは上りと違い、抜くポイントは殆どないのですが、
ここまでする相手、何をしてくるかわからない。
「どこだ!?」
「どこで来る!?」
いっそのこと先に行かせてしまうか? しかし、変にペースを落とせば追突の恐れがある。
このまま行くしかない!!
ステアリングを握る手にはうっすらと汗をかき、緊張が走ります。
いくつかのコーナーをクリアし、
次に相手の車のライトが着いたその時!!
相手の車は遥か後方に・・・・・・・・・・・。
やはり、素人が簡単に真似できるものではないようです・・・・。
今でもその道を通る度に思い出す、ちょっぴり怖くて、笑えるお話。
皆様も夜道には気をつけて!
そして、追い越し等せず、安全運転でカーライフを楽しみましょう(^^)
Posted at 2010/01/24 23:16:26 | |
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