ピカソの代表作のひとつで「ゲルニカ」という絵があります。
本物はスペインにあるのでなかなか見に行けないし、今後来日することも無い絵だと思っていたんですが、ピカソ公認でタペストリーにしているものが世界に3点あり、国連本部などと並んで群馬県高崎市にあるんです!
様々なストーリーを持つこの絵を是非見たいと思ってましたが、毎年8月だけ群馬県立近代美術館でタペストリーが展示されているということを昨年初めて知り、早朝ドライブとして日帰りで行こうかと考えてました。
しかし、今乗っているトールで走れる距離は最大でも1日で1000kmまでと決めているので、車中泊仮眠をして翌朝帰るドライブにしました。
結果、32時間で1318kmのドライブとなりました。
8月5日(土)の早朝、3時半に自宅を出発し、とにかく高速を走ります。
しかし、車中泊すると決めたので、寄り道しながらゆっくり行くことにしました。
東海北陸道の松の木峠PA
滋賀県からここまでは雨が降っている区間も多かったんですが、ようやく晴れてきました。
ここから高山市を抜けて、安房峠経由で長野県に向かいます。
平湯温泉スキー場に到着しました。
乗鞍岳や穂高岳方面を眺めながら、次に山登りする時の下見も兼ねての寄り道です。
この辺りの峠道は交通量が多いですが、気持ちいい道ですね〜!
山登りに行きたいです!!!
山を抜けて松本市方面へ下り、ちょっとだけ高速に乗り、梓川SAで食事休憩しました。
アルプスの山並みを眺めていると、今回のドライブの目的を忘れてしまいそうですが、気を取り直して出発します。
軽井沢方面に真っ直ぐ行きたいので、三才山トンネルを通ります。
浅間山方面の風景はめちゃくちゃ気持ちいい高原風景ですね。
西日本と違って山が高いです。
東部湯の丸ICから上信越道に入り、藤岡ICまで向かい、群馬県立近代美術館に到着したのは13時でした。
普段、自分が暮らす兵庫県の海に近いエリアと比べるとやっぱり暑いですね。
美術館の作品は撮影禁止ですが、磯崎新の設計した美術館はゆったりとした間隔で大物作品も見やすく展示されており、素晴らしい美術館でした!
お目当てのゲルニカも、実際に見ると映像とは違い圧倒されました。
キュビスムの手法を存分に活かした、様々なものを見る側に考え感じさせる名画と感じました。
目的である美術館を堪能した後は、何か群馬県らしいものに触れたいと考えて調べていたのですが,スーパーで買い物をすることにしました。
高崎市内のフレッセイというスーパーに行き、鶏めしや焼きまんじゅう等を購入
鶏めしはムネ肉を薄切りにしてタレを付けて焼いたものをお重に入れている様な料理ですが、これが想像通り美味かった!
群馬県に再度行けることがあれば本家のとりめしも食べてみたいですね〜!
スーパーで買い物をしたら、日が暮れる前に長野県に入りたいので急いで移動します。
榛名山の周りを抜けて草津温泉を通過し、渋峠に向かいます!
草津温泉あたりから、横手山までずーっと大雨で雲の中でした(T . T)
渋峠ホテルも雲の中。
ちょっと先も見えない状況だったので、せっかくの志賀草津道路ですがほとんど通過して、晴れてきたところで公衆トイレを見つけて休憩しました。
自分で運転して通ったのは初めてですが、高校生の頃に横手山にスキーに来て、通行止めの国道をスキーで降りて以来の志賀草津道路でしたが、当然雰囲気が全く違いますね!
その後は湯田中温泉の楓の湯という温泉に行き、汗を流します。
駅に併設されており、広くはないですが大人1人300円で内湯も露天風呂もあり、シャンプーやドライヤーまである超コスパ温泉でした。
そしてスッキリしたらすぐに近所の道の駅で車中泊というか3時間程仮眠をして、夜中になれば渋峠も雲が晴れてるかな〜、なんて考えて再度志賀草津道路を登りました!
結果はご覧の通りで、夜1時も山頂は雲の中でした( ;∀;)
夜中のドライブがちょっと楽しくなってきたところで、中野市内から長野市内をウロウロして、夜中に牛丼を食べたり、ムダにガソリンスタンドやコンビニに寄り道しながら徐々に長野を南下します。
夜中なので実情はわかりませんが、整備された通りが多くて長野市周辺は走りやすそうな気がしました。
長野市を過ぎると眠気が出てきたので高速に乗り、梓川SAで再度3時間ほど仮眠して完全復活して兵庫県まで帰りました。
ちょっと群馬県は遠かったんですが、道中も現地も素晴らしい風景が多く、初訪問の群馬県を楽しむことができました。
ゲルニカ目当てで行きましたが、寄り道って最高ですね♪