航空機のタイヤが窒素を充填している理由について調べてみた

み・けさんのブログを読んでタイヤに窒素充填効果について
航空機のタイヤに窒素ガスを充填していると聞いたことがあったので
何かしら理由があるはずと思って調べてみた。

●タイヤから窒素ガスは抜けにくいというのは、本当のようです。
ゴムの透過率が酸素に比べ低くく、確かに差があるようです。
(なのでスペアタイヤに推奨されているようです)
→もちろん抜けないのではなく、抜けにくいです。

(ブリヂストンのホームページより)


●空気を抜いて窒素の比重を高くすると酸化の原因となる酸素を断つことで
タイヤ内部側での素材劣化や錆などのリスクを減らしている。
(内部の劣化は外からは簡単に見つけられないのでリスク低減の為)

●燃焼するには酸素が必要なので
(→小学校で習いましたが酸素が燃えるわけではない)、
その酸素を減らしておくことで少しでも火災リスクを減らしている。

●窒素を生成する際に水分が除去されることがポイント。
高度1万メートル上空は温度が-50～-60度で
タイヤ内部の水分が凍ってしまい
そのためタイヤ内部の空気圧が低くなる。
着陸するときには、融けてくれていればいいが、
もし寒い土地の空港への着陸だと
融けてくれないとタイヤの空気圧が低いままで
着陸となるので危険となるというのが理由。

航空機で使われるにはやはり理由があるからだと分かった。