
突然ですが、アクセルを踏み込む
最初の瞬間にやや引っかかる感触を
感じた事はありませんか?
何年も前に調整したっきりでしたが、昨年はハードな走行が多かったせいか特に前回の走行
あたりからわずかながらアクセルを踏み込む際の
初期の引っ掛かりを感じるようになり
気になっておりました。。
イメージで言うとバタフライが全閉状態から
開き始める瞬間に少しだけ重いと言うか、
噛んでいる感じ!?
サーキットの帰りなどではそれが顕著になり、渋滞でアイドリングからアクセルを踏むとわずかに
バタフライがひっ付いている分、アクセルの踏み始めに多く踏んでしまいギクシャクした発進
となっておりました(ちょっと大げさな表現でして、ほんのわずかです)
こういう操作系を”まぁ、いいや!”としておくと、後で痛い目に会うのを知っている私は今回は
とっとと調整します。
まず
最初に行わなければならないのは現状のスロポジの端子間抵抗値の測定です。
この後にスロポジを調整すると位置が若干変わりますのでその為の測定を先に行います。
スロポジの調整と言ったら86を思い出しますね~(笑)
調整方法は似たようなものですが、86の∞と違って(笑)、抵抗値を数値で読んで合わす為に
絶対にデジタル表示のテスターが必要ですので必ず事前に準備しておいてくださいね。
私の場合はピンを当てながらプルプルするのが嫌で、ワニ口クランプ式に改造し、パチっと
かますだけにしてあります。
カプラーを外すと中にはピンが3つあり、各端子間抵抗を事前に計ります。

コネクタのリリースレバー側を上として左からABCとしましょう。言い方を変えるとAが地面側で
Cがボンネット側。
AB間:0.74Ω
AC間:5.39Ω
BC間:5.29Ω
さぁ、測定が終わったらいよいよバタフライの調整です。
必要な工具は2.5mmのヘックスと7mmと言うレアサイズなスパナ、そして安物のクランプです。
調整する部分はココです。

先に作業を楽にする為にクランプでアクセルを全開にして固定します。
アクセルワイヤーを外しておくのも良いでしょう。
小さいネジが小さいナットでロックされているので慎重さが必要です。

まずは7mmと言う不思議なサイズのナットを落とさないように取り外し、ヘックスを下から
差し込んで調整します。
ここで元に戻せるようにマーキングするもよし。ヘックスを刺して角度法で突きだしを見るもよし。
言わずもがなたくさん回してはいけません! バタフライを開けすぎるとエアーが入り過ぎ
ちゃいますので、引っ掛かりが無い程度にほんの少しだけネジを突き出して調整します。
最後に改めてスロポジの端子間抵抗値の調整です。

バタフライを動かした分だけスロポジがズレテいますので、最初に測定しておいた値になるよう
微調整を行います。
この作業は86の時と同じでスロポジを留めている2つのプラスのビスを緩めて本体を
ドライバーの柄でコンコンと叩く程度です。
当然ビスを締めつけると若干数値が変わったりしますのでご注意を。
※このプラスのビス用には先の曲がったドライバーが無いと苦しいかも!?
最後にもしアクセルワイヤーを外したならば、取りつけて張り調整をして終了。

ここでも得てしてレスポンスUPの為に張りがちですが、それも危険。
運転席でアクセルを全開に踏み込むと一番奥で突っ張った感じになりますのでエンジンルームで
見て見ると以外と緩めがちょうどだったりします。 まぁ、ちょこちょこ調整して確認してみて下さい。
とまぁ、整備要領書も持たない私が勝手に考えるやり方で偉そうに書いちゃいましたけど、
間違いが有ったらどなたかご指摘くださいませ。
以上、新春第一弾としてバタフライ調整講座でした!
4スロの方はスルーして下さい(爆)
ブログ一覧 |
AP1工房 | クルマ
Posted at
2011/01/07 11:08:15