前回、セメントを流し込む為の木枠の作成まで書いたかと
思います。
ところが、中々上手く行かずにずっともがき苦しんで
おりました(笑)
そしてやっと? 昨日、ようやくほぼ?完成したので
お披露目です!
製作過程の開始はまず測定から。 まずはこんな感じです・・・

ご覧のようにレーザーで水平を出して見ました。
これが辛い事に夕方以降でないと分かりづらいんですよね。。。
やり方としては厚紙をシムにして用意し、各板の4隅に挟んで板自体が水平になるよう調整して
厚みを測定します。
前回書いた通り、まずは安上がりは1袋20Kgのセメント\550で試して見ました。
まずは大工工作した木の型枠にビニールを貼り、セメントを流し込む型を用意します。
それに手練りしたセメントを流して水平を中で出します。

※画像は都合で2個目作成中の画像です。
ちなみに1個目の完成した台はこちら♪
こいつが基準となる一番台が薄い1個目です。つまり一番高い位置となる場所ですね。
ご覧の通り、私の駐車場は左後輪に向かって傾斜がついている事が分かります。
逆に、左後ろはなんと4cmの厚みの台になってしまう予定です。完全な水平って
本当に難しいですね。
気温の低い冬ではセメントの凝固が難しく、日陰で気長に乾かして見ましたが・・・
あえなく撃沈(泣)

相当悲しいと言うか切なかったです(爆)
2個作った時点でちょっと軽く持ち上げただけであっさりとヒビヒビ・・・
やっぱりセメントと言うかモルタルでは無理がありましたね。。
ケチったばかりに\550損してしまいました。
と言う訳でセメントはボツです(爆)
でも、そりゃー本当はアクリル・レジン・エポキシなどの硬化型樹脂を使用したいのは
やまやまなのですが、予定使用量が15Lともなる為、購入するとなるとすっごくお金が
かかってしまうんです。(1.5~3万)
金をかけるのは簡単。かけない事に命をかける私としてはどうしたもんか?と悩みまくりです。
すると!? 屋外塗装用のアクリルウレタン塗料の缶が実家に余っている事を思い出しダメ元で
施行。今度は一転して限りなく液状の2液混合タイプ。まぁ、とにかくやってみましょう!
ってな訳で流し込んで見ました。
一晩で乾き、翌日剥がして見たらこんな感じになりました。
置いて見たら結構いい感じです。

でも、今度のウレタンは硬化しても結構グニョグニョに柔らかいのでこれもちょっと心配です。。。
それにしても、終わった後に書くのは簡単ですが、1個を作るだけでもかなり面倒です。
型枠にビニールを貼って樹脂を流し込みますが、この気温なのでなかなか固まらない(泣)
1.5日程でようやく型を外せます。(型枠は再使用不可)
外しても完全硬化するまで当分時間がかかりますし、まだまだヤセていきます。
なので一つ作っては次の台の水平となる高さを測定(夜)してまた流し込んで様子を見るの
繰り返しです。かなり根気が要ります。既に製作を開始して2週間以上かかっています(笑)
一方でちょっと端折っちゃいますが、同時に車を転がして乗せる為のスロープの作成も行います。
これも正直痺れました(>_<)
だって4箇所とも高さが違うと言う事は、スロープも4つとも高さが専用となる訳です。
これは木で作成する訳ですが、台が完成しないと出来ません。
しかも、結構な厚みとなる上に、それを斜めにカットしなければならない訳です。
車用のスロープを作成された方ならお分かり頂けるかと思いますが厚みのある木を斜めの角度で
綺麗に切るのって難しいんです。電動ノコで何度失敗したことか(笑)
なので諦めて根性を据えて普通の手のこぎりでカットしました。
根性と器用さの世界!?
1個を手でカットするのに1時間強。2個で力尽きた所で残りの2個は4どあ氏とPIKO殿に
バトンタッチ(笑) いや~助かりました(^_^メ)
そのような訳で苦節2週間、その間駐車出来ずに外に駐車したS2000は鳥の糞まみれ(泣)
なんとか完成にこぎつけました!

※スロープは台よりわずかに高いので台に対してのレーザー光はこの画像では見れませんね。。。
それにしても、水平ってこんなに難しいとは思いませんでした(汗)
ってか、お金がかかる事なんですね(笑)
そして何より目で見て水平って思っても実際は随分と違っていると言う事が今回何度も測定して
よくわかりました。
と言う事は、普通の工場の水平を出している地面も絶対水平が出ているとはとうてい思えません。
もし、他でお金を出して測定してもらうとしたら水平を証明してくれないとお金の無駄ですよ!
大理石や金属の定盤、もしくはレース屋さんが使用するような4隅調整式の鉄骨台でなければ
まず出ていないと言いきれます。いや、言いきらせて下さい(笑)
それだけ水平に施工した地面と言ってもヤセやヒケで歪みが生じているんです。
そんな訳で本当は
SKRさんでも使用されている鉄骨4隅調整式の60cm程の台なら完璧なので
本当はこれを最初に作ろうかと思ってのですが、2柱リフトが無いので上げられない(泣)
上げたとしても、台に降ろす時に4°も付いているキャンバーでタイヤがよじれるので
ターニングアライアス板やローラー板も用意しないと正確には測定出来ない。
とすると、やはり車両を転がしながら台に乗せるのが一番正確だと判断し、今回のような方式に
至ったのがATSの結論です。
それにしても出来上がりを見るのは簡単ですが、何度も言いますが4個の完全水平を独立で
取るのは本当に難しい。。
でも、基準となるこの台が出来れば今後やれる事が広がりんぐ♪
まぁ、
60cmの高さの台があれば体を下にいれてアライメント調整が出来るのが魅力ですが、
それはまたの機会に作成するとして、とりあえず転がして水平化さえ出来れば
糸を貼って全ての測定だけは完璧に出来る♪
いつも筑波のピットで測定→調整を繰り返している車高調整を現地でやる必要は無いし、
近くのスーパーの立体駐車場に行く必要も無し(笑)
これで多くの面倒から解放されます。
では、次回はいよいよ測定編に入ります。
やっとだよ!(爆) お楽しみに~(^O^)/