
さて、まだ皮むきしてわずか数周しか走っていない
訳ですが、初期分析と言うか情報収集を行いました。
これまで使用していたA050MやR1Rなどもこのように
データ収集していれば良かったのですが、残念。
数字は有りませんが、今後は自分への備忘録の
意味も含めてデータを収集していきたいと思います。
で、まずはクムホV700に関してです。
今回装着したのは定番の255-40-17X4本です。
【外観インプレ】
なんともカチッとしている外観と言うか、ヘアスタイルで言うと
クラシカルバック??(笑)
と言う感じです。
サイドウォールが直線で立っている(丸みが限りなく少ない)
トレッド面もまっ平ら(丸みが少ない)
タイヤにもリムガードらしいものは有りません。(一応有ります。)
【サイドウォール】
手で押した感じは思ったほど固く無く、しなやかでした。
ここが明らかにSタイヤとの違いを感じます。
この後、外したA050Mのサイドウォールと比べても明らかに柔らかかったです。
それにしてもこの気持ちよくまっすぐなサイド面。見た事が無いプロフィールです。

走行後談として、今回リアのアンパネにタイヤが接触してアンパネが曲がりました。
Sタイヤでは接触しなかったのに・・・つまりタイヤ全体がコーナリングでよれて接触した模様。
体感ではかなりカッチリしているのに横に動いている。やっぱりラジアルですね。
【トレッド面】
見た目で ”もしかして255サイズでも他社品より広いのか?” と思って大型の
ミツトヨノギスで測定するとA050と1ミリ以内でサイズは同じでした。
(接触面は255mm。総幅は258mm。)

※あくまで私が見た目で測定した当たっている面の幅
この画像ではもう山無しのチビたA050なので分かりずらいですが、やはりA050は
ラウンド形状ですね。

同じホイール(9J)に履いて見比べるとより分かります。
つまりA050はサイドウォールもトレッド面もラウンド形状。
V700はやっぱりクラシカルバックですね(笑)
【溝の深さ】

単純に何ミリと言う山の高さを見るとちと悲しくなりますね(笑)
でも、きっとそれはケーシング剛性を高めてあるからでしょう。
深さはデジタルノギス測定。個体差・誤差があるので目安としてお願いします。
どうもスリップサインから下がたっぷりゴムがある??
これは想像ですが、スリップサインから下もグリップが変わらないのでは?と思っています。
【重量】
1本11.5Kgでした。(ヘルスメーターですが。。)

この辺は他のタイヤと変わりは無さそうです。
【街乗り】
やっぱりSタイヤの固さでは有りません(笑)
一言で言うとしっかり感がたまらない。R1Rとは比較にならないほどしっかりしています
(当たり前か!)
とにかくもA050のような敏感なハンドリングでは無いのでハイキャンバーだからと言って
ハンドルを握りしめて構える必要もなく至って普通に街乗りできます。
Sタイヤだと街乗りの移動でもかなり緊張感がありますが、その緊張感が無く気持ちいいです。
乗ってて楽です。これがラジアルである証明なんでしょうね。
しかも、18インチの35タイヤのようなバタバタ感は一切感じません。
【エア圧】
事前に激しく使用されている方から得ていた数値は以下の通り
冷間1.6スタートで温感時2.1~2.2。
ハンコックR-S3は熱が入らないので有名ですが、もしや同じ?とビビッていましたが、
全然違いました。先日の走行ラップからも分かるように2周目で1.85に上昇。
3周目には1.9を越えてアタックOK。4周目には2.1~2.2になり抜群のグリップでした。
まぁ、今後タイヤ温度等も測定しながら色々自分なりに検証していきます。
【グリップ感】
A050を10とすると縦は9横は8.5のイメージ。
やはりすっごく”面”を感じました。 四角い見た目の先入観が入ってしまったのか?
とっても面で路面を捕えている感じがします。リアのトラクショングリップも最高に効いてます。
その証拠がこちら。

わずか3~4周の全開走行でここまでタイヤの軽点がずれました。
色々なタイヤをこのようにチェックしてきましたが、タイヤ組み付けの際に使用する滑り剤が
生きているので初期にずれるのは当たり前です。
裏を返すとグリップが凄いタイヤほど初期に回ります(笑)
この調子で行くと、滑り剤がなくなるまでに1周しちゃいそうな勢いです(爆)
余談ですが、アタックをかけた翌周に熱の入った状態でのスライディング性をわざと
確認して見ました。
リアが出るとナーバスで有名はS2000ですから、私の場合低速な1ヘアの登りでの
立ち上がりやDL下の字等で振りっ返す時にチェックしたりします。
これをやっておかないと言うか、挙動を知っておかないと怖いのです。
スライドが収まって逆に振り返す時に妙に反発が強かったり、スライド量が大きくて
止められないと最終コーナーの縁石に乗った時など怖くて踏みきれません。
(もちろん、タイヤの特性を知り、それに合わせて乗り方も変えるものです)
気合いのアタックでDL下の左側の縁石や、80Rの右側の縁石。
特に最終コーナーの左側の縁石までアクセルを戻さずに踏み切るにはこのスライド特性が
分かっていないと怖くて踏みきれません。(基本、ビビリ~なので)
なんとも動画では分かりずらいかと思いますが、乗っている私には安心感たっぷりでした。
これなら殆ど全開でDL下に進入する際、右前輪を右側の縁石に引っ掛け、4輪流れ出し
ながら左側の縁石直前で切り返して全開のままいける!と言う
確信が持てました。もちろん、SタイヤのA050でもここはほんの少しアクセルを一瞬戻す
だけで全開でいけるので筑波では大きくタイムアップに寄与します。
(ここが最大のポイントですね。)
それと、
先日の走行動画の1’36秒地点。つまり最終コーナーの進入で全開のまま
コーナーに飛び込み、飛び込みながらのブレーキング減速。
ここで垂れているタイヤや滑ると止まらないタイヤだと大きく前輪が流れてはらみます。
これがはらまずに堪えてくれ、そのまま縦から横に繋がり、全開でいけると最高に
気持ち良いと言うか、タイムに繋がるんです。
まだ奥に限界があると感じました。私がまだヘボです。 とにかくこのタイヤは合格!!(爆)
【ライフ】
まだ街乗り数百キロ、サーキット走行数周なので分かるはずがありません。
今後走行距離と周回数、減り(山の高さ)などを記録していきますので乞うご期待!
とまぁ、これからガンガン走りだすと体が馴染んで分からなくなるのでダッシュで書きとめました。
これはあくまでATS自身の初期インプレと言う事でご理解下さい。
とにかく感じた事を書きとめただけです。
逆に走るに従って感じ方も変わるかもしれませんし、別のインプレが出る事もありますので
都度書きとめて行こうと思っています。
※他人とちょっと違うのが好きなATSはまだレアなクムホステッカーを貼ってしまいました。
もしかして、最近貼り過ぎ?(爆)