
この間の日曜日の話です。
快晴に恵まれる中、まずは朝から私のエスにちょっとした
加工をゴニョゴニョしていたら
(これについては後日書きます)
昼前に4どあ氏が久しぶりにAP1工房に来ガレしました。
無事車検も合格し、ただのおっさん車を一気に”本気アタック・狼仕様”に変貌させる為です。
何でも、強敵?が参加されている無限CCのクラスに現れ、面白くて仕方無いとの事。
これって羨ましいというか、素晴らしい事ですよね。ライバルって素敵♪
何だか生き生きしている4どあさんが羨ましい。
さて、FFに乗った事も無ければこのDB8やちょこっとEG6を触った事ぐらいしか無い
生粋のFRプライベーターな私(笑)
でも、構造がだんだん分かってきたのでメカ的な問題は無いにせよ、走りが分からない・・・
普通に攻め込むぐらいは問題無いにしても、限界近辺での動きや特性、アライメント変化、
デフの効きなどは全然分かっておりません。
この辺についてはやっぱり激速連中に教えてもらって対処するにしても、基本的なセットアップ
までは1日で持って行こうと相成りました。
【当日の主な作業内容】
外装装着(カナード・GTウィング)
FRPワイドフェンダーへの交換
軽量化実施
コーナーウェイト測定&調整
アライメント
強制電動ファンスイッチ装着
時間が少なかった為に写真撮影がほとんど出来ず(泣)
とりあえずある写真だけでご勘弁を
いきなりフロント周りを全バラ
・各部点検・清掃
・ブレーキ・エアクリダクトを接続
・ワイドFRPフェンダーの装着

10mmワイドなので微妙に気付かないレベルです。
なのでギリで車検には通るでしょう。
装着に伴い、弱い部分は裏から強化し、ミミを絶妙な幅に削り加工しました。
UPでの撮影を忘れてしまいましたが、タイヤ頂点は限りなく薄くし、下に向かって広げていく
イメージです。これによって切り増し時に当たっても広がるので欠けにくいと言う利点が有ります。
欠けるぐらいならむしろ縦にヒビが入った方がマシと言う私の考えです。
今度機会が有ったら私のフェンダーもご覧下さい。
実はわざと縦に3本切れ目を入れてパテ盛りして塗装して装着してあります。
これにより、フェンダーが被るほどの車高短でハンドルを切って内側からフェンダーに当たっても
ヒビの部分で広がるのです(笑)
つまり、ヒビの部分で力の逃げを作っているので逆に長持ちするのです(爆)
まぁ、ヒビの見た目が嫌だなんて言っていたら上部がゴッソリ欠けて落ちてしまいますので
私はあえてヒビを選択して激車高短を取ってます(笑)
・リアシート類撤去&燃料タンクの点検

軽量化の一番楽な方法はガソリンを少なくする事。これが最近のマイブームです(笑)
減らし過ぎると本末転倒なのでまずはどこまで減らせられるか!?
どこから吸わなくなるか?の調査です。
まずはこちらの画像をご覧下さい。

本当にタダタダ感心しきりなのがTYPE Rと言う車です。
燃料タンクが車両の中心に位置しており、タンクも薄くて低重心。
そのタンクのさらにド中心かつ後方(加速時対策?)に燃料ポンプが付いているんです。
なので後部座席の真下にある訳です。
取り外した燃料ポンプ

私は初めて見ましたが、再び感心しきり。
薄べったいタンクなのでこのように横にポンプが寝ているのです。
タンクが薄いと言う事は高さが無いので燃料が減っても横揺れが少ないのでしょう。
さらにはS2000にも装着されている”バスタブ”があります。
燃料がバスタブより低くなってもバスタブ内だけはリターンで戻ってきたガソリンで満たされ、
燃料の高さを保つ事によって横Gの中でも燃料を吸ってくれる訳です。
こりゃーもうやる事はありません。 と言うか、だからインテR連中は燃欠症状がほとんど出ずに
全開で走れ回れる訳ですね。。。 たいした設計です。。。
以上は単なる考察でして、本当の狙いはこのバスタブの高さまでのガソリン量の計測でした。
同時にわずかながらバスタブの横の壁を立てて燃欠対策を行います。
そんな訳で醤油シュポシュポでガソリンを全て抜きました。
で、まずはその状態でのコーナーウェイト計測です。
※この時点でフロントナンバーを外し、ウォッシャー液まで抜いてすでに限界まで
軽量化してあります(笑)
さぁ、ご開帳。DC2では有りませんが、4ドアDB8 TYPE Rの車重です♪
ガソリン無し
ボンネット・左右フェンダーはFRP その他は純正のまま
オーディオ+4スピーカー・エアコン付き
助手席・後部座席無し
ドア内装そのまま
ロールバー無し
フロントセクションのスポット増しのみ
GTウィング+丸秘パーツの装着でむしろ普通のDB8より10Kg重い仕様です。
本当はもっと内装を剥がしたりまだ5Kg以上は軽量化できますが止めておきました。
まだまだ楽しみはとっておきます(笑)
エアコン・ヒーターユニット、ドア内装、天井の内装の撤去及び重ステ化、リアアクリル
ガラス化、FRPトランク装着でたぶん、ここから80Kg近く軽量化が可能になるかと。
掟破りなタイムアタック車両ともなると900KG近辺との事。恐ろしいです・・・
いや~それにしても軽い!(@_@;) FF TYPE R軍団は速い訳ですね(笑)
さて、ここからガソリンを入れて行き、燃欠しないギリギリの量の計測です。
結果的にバスタブ壁面の高さまでは18Lでした。
これに+@を考慮して22Lが妥当だと考えました。
その状態での純正メーターの位置は半タンからわずかに少ないぐらいと分かりました。
ゆえに、アタックする時のガソリン量の算出が今後は容易となります。
・コーナーウェイト調整
アタックに使用するホイールと新品タイヤに履き換えての測定&調整を5~6回
最終ウェイトがこちら♪
ガソリンを入れて空車で1,084Kgでした!
それにしても調整後とはいえ、空車状態でのこのバランスの良さはなんですか!??
調整する前のクロスウェイト差はとても言えません(爆)((+_+))
でも、何度も調整したおかげで5Kg差まで寄りました。
今回の目玉と言うか、どの車でも言える事ですがコーナーウェイト調整を行うと
左右のコーナリングでのクセが無くなり、ドライビングがしやすい!
タイヤも変な減り方がしなくなるので大きな味方となります。
・最後に完全に水平が出ている台の上でのトー調整も何度も行いました。
台から降ろしてその辺を走って見ると歴然です。
とにかく車体は軽いし、キャンバー4°でも設置感もばつぐんで乗ってて楽しい♪
同時にセットアップデータとしてジャッキアップポイント・フェンダーアーチ・車高調の距離を
全て記録し、ATS秘伝のセッティングデータ表にしてデータを作成。
今後の走行データに生かします。
・仕上げはATS自作強制電動ファンスイッチの装着
写真撮り忘れ(涙)
スイッチランプ用電源を探すのに手間取りましたが、綺麗にさりげなく装着♪
作動もバッチリでアタック時に大きな武器となるでしょう。
写真は後日4どあ氏にウプしてもらいましょう。
そんな訳で元々イジリをスタートしたのが正午だったので、終了は夜11頃まで
かかってしまいました(滝汗)

何気にフェンダーウィンカー下の”ダクト”がさりげなく見えます。
それと、このホイールは街乗り用に戻したセットなので(笑)
やりたい事は全て終え、完璧です。 今すぐにでもアタックできます!
ここで皆さんお気付きでしょうが、そうです。AP1工房は終わるまでは意地でもやり抜きます(爆)
気力と体力が続く限りネバーギブアップなのです(笑)
と、横を見ると疲労困憊でフラフラになっている4どあさんが居ました。
もう帰りが心配で心配で(爆)