
さて、第3回目の本日は皆さんも
聞き慣れないと思われる
パージ・コントロール・ソレノイド・バルブ(PCSV)
について取上げます。
まずは前回までの加工でどうなったか?

インマニ横がスッキリしたものの、今度はインマニ上部の配管達が気になりだしました(笑)
まずはこちらをご覧下さい。(AP1のインマニを上から見て)

何て配管やら何やらでゴチャゴチャしているんでしょう・・・
番号を振りましたので目的を書きます。
①ヘッドからのブローバイ
②PCSV配管
③燃圧レギュレター
④吸気温度センサー位置
⑤バキュームホース(エアクリ用)
くやしい事にAP2は①だけなんです(>_<)
本当にスッキリして素敵です。。。
私の場合、
①のブローバイはY字分岐でオイルキャッチタンクへ集約
③はSARD燃圧計に接続
④は吸気温度センサー移設に伴いメクラ
⑤はエアクリ変更及びポンプ撤去に伴いメクラ
とすると、
なんで②のホースだけAP1に有ってAP2に無いの??
ここでパーツリストを見て調査します。
※整備要領書は持ち合わせていませんが、最近パーツリストは入手したんです♪
すっごい便利ですね(笑)
まずは
AP1
そして
AP2
ここで分かる事はAP1もAP2も
スロットル脇に下向きの配管が出ています。
AP2はこれ一つなのですが、
AP1はT字で2系統に分岐され、もう1本がインマニ上部まで
長い配管とホースで繋がっている訳です。
ここで
パージ・コントロール・ソレノイド・バルブ(PCSV)とは何か?
を簡単に説明しておきます。
※って私も素人なので何となくで理解している内容に留めさせて下さい(笑)
このパージコントロールとはガソリンタンク内の圧力を抜くドレンのようなもの?
燃料タンクの中の圧力は温度上昇に伴いガソリンは膨張もするのでオーバーフローした
ガスやガソリンはチャコールキャニスターでろ過されたり一時的に保存?される。
ところが、このチャコキャニをも超える量によってオーバーフローしたり、その余剰分のガスがこの
PCSVにて圧力を抜かれ、インマニに戻して燃焼させている。
説明は何となくです。何となく(笑)
※黒兄貴、こんなんで宜しいでしょうか?
まぁ、とにかくもガソリンタンクから溢れたりオーバーフローしたガスやガソリンがこのPCSVを
通してインマニに戻ってくると。
なので、この配管を外して大気解放してしまうと熱くなるとガソリン匂いが漂い始めるので
危険ですよね。
さらにメインECUでDUTY制御されているこのソレノイドバルブまでも撤去してしまうと
チェックランプが点灯し、色々不具合が出てくるので外さない方が良いとも聞きました。
んじゃーまー、
完全撤去は無理(弊害発生)としても、AP2のように1本化するのは
問題あんめ~と言う事で
AP2同様に1本に変更し、
インマニ上部の配管だけをを撤去する事と致しました。
外した(撤去した)配管はこちら
重量はたかだか132g。ハナクソ程度ですな(笑)
んで、ソレノイドバルブからスロットル脇の配管に1本だけ繋ぎ、完成した写真がこちらです。

燃圧レギュレーター用のバキューム配管を一番右(元はエアポンプ用)に差し替え♪

おかげでご覧のようにスッキリ作戦大成功♪
※もちろん、その後渋滞までテスト走行しましたが何の問題もありません♪
最終的に燃圧レギュレター用のバキューム配管一つだけAP2よりも多い形となりましたが、
基本的にインマニ上部はスッキリさせる事に成功しました。
※皆さん、AP2は燃圧レギュレーターがエンジンルーム(デリバリーパイプ)には無く、
燃料タンク内の燃料ポンプに有る事をご存じでしたか??
なのでAP2はレース用燃圧レギュレターの装着や燃圧UPが出来ないんですね~
加えて言うと、この事からアミスインタンク式コレクターが装着出来て無いんです。
(もうすぐ対応との事)
で、また例によってこのメクラブタ達がウザイんですよね~・・・
でも、ここの配管を撤去してもインマニ上部の凸凹は残るし、
車検やもしもの時を考えると
ここは残しておきたいと言う事でこれで完結と致します。
現在、スペアインマニが届く予定なのでインマニ本体のスペシャルチューンを今後行う予定
ですのでお楽しみに!(^O^)/
※インマニ本体加工はじっくり腰を据えてとりかかるつもりです(笑)
さて、これで終わりだと思いますか!?
いよいよ
ここからは重箱の隅をつつきます(爆)
今度気になりだしたのは
このステー
フューエルデリバリーパイプ固定用ステーです。
ちっちゃい部品ですが、外して見ると意外に重い。。。 それに武骨でカッコ悪い。。。
じゃー自作でしょ!ってな訳でサクサクっとカーボンの板から削り出します。
使用する工具はいつものこれだけ。

私ってくどいほど棒ヤスリ男なんです(笑)
ひたすら棒ヤスリで寸法を出して行きます。愛用のヤスリは名器”ツボサン”(爆)
で、いきなりの
出来上がりがこちら♪

たまたまGTウィングの橋脚用として持っていた8ミリ厚の板がピッタリだったので薄い部分を
4mmまで削って形状を出しました。
かなり固くてしっかりしています。成功です。
くどいですが重量を測定。

2個なので合計59gの軽量化
完全にチリレベルの軽量化です(爆)
いやいや、見た目ですって!! 私の場合はいつでも見た目が優先です(笑)
さて、小一時間で完成したステーを早速取付♪

まぁ~正直、言われなければ気付きませんな(汗)
はい。自己満足商品としましょう。
今回は俺もこんなの作ってアホだなと思いました(笑)
そして大物としてはインマニとミッションを留めている大きなステーの撤去です。

これはオレボの中島さんに教えてもらったのですが、インマニとテンショナーにゴツイステーが
元々あるのでこのミッションとのステーは不要との事。
デモ車のスーパースリッパ号にて長年実践、実証済みと聞き、ダッシュで外しちゃいました。
これは重いので大きな軽量化となりました♪
>中島さんいつも情報ありがとうございます!<(_ _)>
お話ついでに今回私が行ったインマニスッキリ作戦をお話したところ、オレボでは昔から
行っていたとの事(汗)私、完全に乗り遅れています(笑)
と言う事はオレボ常連軍団はとっくにやられていたですね。
恐るべし。。。
さて、あとはもう目くそ鼻くその世界でインマニについているハーネスの固定ステーを
小型のものに換えたり、手持ちの怪しいトルマリンシートが余っていたのでインマニや
デリバリーバイプにこっそり貼りつけたり(笑)
そんな訳でこれにてインマニすっきり大作戦は終了でございます。
細かい所を綺麗にしたり、ビスを綺麗なもの換えたりと。。

最終的に計算した結果、インマニだけで
916gの軽量化と相成りました。
1Kgに届きませんでしたが、わずかでも軽量化出来たと思っています。
しかも下から潜る事無く、エンジンルーム内からの作業だけで出来るのでかなり楽でした。
まぁ、主目的である
”見た目すっきり=整備性良し”が出来たと同時に
各部の点検&お勉強もできたので満足です(^u^)
皆さんもトライしては如何ですか!??
あっ! バイパス化の理屈や考えについては次回にさせて下さい<(_ _)>
もう本日は燃え尽きました(笑)