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2011年05月13日

S2000 水温・吸気温のリタード(補正)の真実 必見です。

S2000 水温・吸気温のリタード(補正)の真実 必見です。 最近お友達から水温と吸気温の補正領域の質問
多いんです。

”何で!?”と聞くと、どこかのページで議論に
なっているんだか憶測や仄めかすような記述が
多いので何が正しいのでしょうか?との質問でした。

夏も近いので”温度”が気になる旬な時期ですもんね?



私の知識で良ければここに公開します。
お友達の皆さんは私を信じてもらえば間違いありません。
”ウソだ~”と思われる方は結構。どうぞスルーして下さい。

でも今日は文章ばかりで面白く無いかもしれませんが、でもエス海苔にはとっても重要な事を
惜しみもなく公開しますので2度と書きませんから熟読しておいた方がいいですよ。

さて、以前書いたように内燃機の30年の歩みの中で進化したしたうちの一つが”制御”の
進化です。

ことF20Cにおいては市販されているNAエンジンのベンチマークとも言える究極の高回転
ハイパワーエンジン。
春夏秋冬、どんな地域でも9,000回転&250馬力を発生させる為にホンダテクノロジーの
凄い研究と技術が注がれている一方、同時にそのエンジンはいついかなる状況においても
”リタード”や”A/Fフィードバック”などのECU制御によって守られています。

さて、いきなり小難しい話になりますが一般的に言われている”リタード”とは何か?
それは点火時期を”遅角”させる行為です。
遅角する事によってノッキング(異常燃焼)を食い止める訳です。
”封印”と言う言葉もありますが、それは壊れないようにエンジンを守ってくれる番人
のようなものです(笑)

でも実際は遅角だけではありません。
遅角させると燃焼室の排気温度が上昇します=ピストンが危険。
なので遅角すると同時に燃料も増量させています。=燃料冷却

従って(基本的に)リタードは遅角&燃料増量だと思って下さい。
※ここで基本時にと言うのは別途O2センサーも常に燃調を支配しているので
 A/Fフィードバックの効いている6,000rpm以下では燃調を減量させる事もあるでしょう。

そしてそのリタードが発動する条件は以下3点です。
① 水温
② 吸気温
③ ノッキング
※純正ECUは油温・油圧による制御は行っておりません。


昔から言われておりますが、ホンダエンジンはとにかく油温に強い!
(メカや設計思想がいい訳ですね。ブロックラダーなどなど)

油温が130℃を超えても全然平気。壊れません。160℃で走行しても大丈夫です。
そんな温度になると問題はオイルの方ですね。と言う事は良いオイルさえ入れておけば
心配無い訳です。※サーキット車両は安いオイルはだめよん。

ところが水温と吸気温には弱い。
弱いと言う言葉に語弊がありますね。いや、水温と吸気温をとっても重視し、
厳密に管理していると言えます。

①の水温はやはりエンジン自体の温度上昇。上昇し過ぎると金属がどんどん膨張して
 お互いのクリアランスが狭くなり、油膜切れや変形などでブローに近づきますよね。
 それを監視しているのが水温センサーです。
 ※水温センサーはインマニ本体のバルクヘッド側に刺さっています。(エアポンプ部の下)

②の吸気温度では流入してくる空気は熱い程膨張する=酸素密度低下
 スロットルから入ってくる空気が熱いと酸素が少ない為に燃料を少なくしなれば
 A/Fが合わない。
 パワー空燃費を保ちたくても保てないので燃料を少なくする一方、点火も遅角させていきます。
 冬は速いが夏は遅いと言うのはこの事ですね。
 ※吸気温センサーは周知の事と思いますがAP1はインマニの3番4番気筒の間。
   AP2はエアクリボックスとスロットルの間のインテークパイプに刺さっています。

③燃焼室で発生したノッキング(異常燃焼)を感知した瞬間にECUが認識してリタードが
 かかります。 ※ノッキングセンサーはシリンダー横のインマニ側中央に刺さっています。


これでノッキングが起こる条件が全て分かった状態でいきなりですが核心に行きます

①水温のフルパワー温度帯(センサーからのECU認識値です)
  AP1の場合
   80℃⇔90℃
   80℃以下だと進角。90℃以上だと遅角。
  AP2の場合
   80℃⇔95℃
   80℃以下だと進角。95℃以上だと遅角。
 
 
  ※80℃以下もダメです!
  よく巷でS2000は85℃からリタードが発生と言われてますが、間違ってはおりません。
  が!上述の通り、実はそれ以上なのです。

  ここで面白いのがAP1とAP2の違いです。
  部品番号からもわかりますが、まずセンサーが違います。
  センサー内部の抵抗値が違うので間違っても流用してはいけません(笑)
  そして何よりもFBW(フライバイワイヤー)から分かるようにAP1とAP2はECUの制御が
  全く違います。 完全に別物です。

  これは私の想像なんですが、REVを8,000回転に落としたAP2は回転上昇に伴う
  水温上昇が5℃程耐えられるようになったのではないかと。
  つまりREV(回転)が落ちた分、フルパワー域を広げられるようになったのでは?

  これは色々納得する部分もあります。 なぜかと言うと、筑波でAP2と走っていても
  AP2の方が連続周回に耐えている。つまり追いかけっこをしていると私のようなAP1の方が
  先にパワーダウンしてストレートで離されるようになるんです。(同仕様の場合)
  なのでこの数値はうなずけます。

②吸気温のフルパワー温度帯(センサーからのECU認識値です)
  AP1の場合
   40℃以上<になるとリタード

  AP2の場合
   42℃以上<になるとリタード


  これは巷の評判通りです。(AP2の方がわずか2℃ですが耐えてくれます)
  注意点としては、水温以上に吸気温の方が過激にリタード(遅角:パワーダウン)します。
  上記数値以下の場合は常にフルパワーマップに入っています。

  従って、エスの場合は吸気を制す者が勝負を制す(笑)
  これについては大昔から言われている事なので説明は不要かと思います。
  ただ、ここでもやはりAP2は2℃もAP1より耐えてくれる。
  何でもそうですが、後期型は色々な部分が見直され良くなって行くもんですよね!
  そして、センサーも水温センサー同様品番が違います。
  ※あれ?誰かAP1にAP2センサーを配線加工で装着して筑波で思いっきり遅くなっていた
  マシンがありましたよね(笑)なのでセンサーの互換性はありませんのでご注意を。

ここからは私の憶測と想像を書きます。
最も正しい”吸気温度”つまり入ってきた空気の正しい温度は燃焼室に入る直前。
つまりインマニのヘッド側。そして最も遠い3番4番気筒近辺が理想と言えます。
これが設計思想だったのではないかと思います。

ところが、インマニは厚いアルミの塊。周知の如く熱を持ってしまうので長時間走ったり
渋滞中は熱を帯びて実際の吸気温度より高い数値をセンサーは拾ってしまう。。。

センサー本体はガラス繊維入り樹脂で耐熱化しているとはいえ、想像以上の熱に
対応出来ず、結果リタードがかかりやすくなってしまったのがAP1。

テクトムCMX-100を装着して吸気温度を見ている方なら分かるかと思いますが、
街乗り渋滞中は信じられない数値になっていますよね!
と言う事は街乗りではフルリタード状態。つまりめちゃくちゃ遅い。
たぶん190馬力も出ていません。(でも、街乗りでは馬力は要りませんから)

そこでその反省から改善されたAP2は本来ならインマニ測定→反映をしたかったのでしょうが、
適切な改善としてアルミのインマニから隔離し、インテークパイプ(ゴム)に刺したのでは
ないかと思います。
その代わり、距離が長くなった分温度は実態から離れて行くのでその分、ECUの
燃調処理データもAP1とAP2では変わっています。

よくありがちな話で、メーカーも設計思想通りにいかず、納得して後期型では
改善してきますよね!?

AP1とAP2の位置の違いはまさにメーカーもインマニではなく、インテークパイプに変更
せざるをえなかったといえるのではないでしょうか?

ちなみにこの吸気温センサーと言うセンサーはわざと反応が遅いセンサーなので
困ったちゃんなのです。

水温センサーは反応速度が早く、数値が変わればすぐにECUも即座に処理しフルパワーに
戻るのですが、吸気温センサーの場合、水温センサーのように敏感にしてしまうと
アクセルの踏み直しのたびに燃調が目まぐるしく変わってしまうので
やや鈍感なセンサーにしてあるんです。(燃料タンクのフロートセンサーみたいですね)

と言う事は?? サーキット走行中にAP1ですと40℃になった途端、比例曲線で補正が入ります。
車速が上がり、流入してくる空気によってすぐさま40℃以下にもなりますが
それに対する反応(補正)は若干遅れ、結果としてすぐにフルパワーになっていなかったり
遅れて復活したりすると思われます。

ゆえに、40℃になったらやや手遅れ。39℃近辺で気付いたら速度を上げて冷えた空気を
取り入れて下げるのが理想かと。

つまり40℃を超えた数値でアタックをかけてはならないと言う事です。
(クーリングして38℃~39℃まで待つ!!(笑))
とはいえ、外気温が30℃ぐらいまでなら全開で走るサーキットでは吸気温度は
40℃以上にはならないのでそれほど心配は無いと私も考えておりました。

心配しなきゃいけないのはゆっくり走行していて吸気温度が40℃を少しでも超えた状態からの
アタックはちょっともったいない。。
まぁ、いずれにしても冬は40℃を超えないので何の心配もありませんよ。

かなり妄想を膨らませてしまいましたが、おおよそのイメージと言うか成すべき事が
お分かり頂けるかと思います。

以上がリタード条件の数値と説明でした。

なのでアタッカーの皆さんは、
 AP1の場合はテクトムCMX-100で吸気温度を常に表示してチェックする。(ATSパターン)
 AP2の場合はよく分かりませんが、TOUCHなどで吸気温を表示させてチェックする
のがよろしいかと思います。

ただし、ここで誤解が無いようにいっておきますと、このリタードが掛からない状態の
”フルパワー”状態にしたとしてもいつでも速いという事ではありませんから!

速さは吸気、つまり酸素密度に比例します。なので誰もが分かっているように真冬が一番速い。
上記の水温・吸気温はあくまでエンジンが危険域と判断されたら”守り”に入ると言うだけで、
いついかなる状態でも、O2センサーでECUは適切な燃調になるよう、燃料と点火を調整しています。

なので、リタード以前にエンジンにとって心地よい適切な水温(80℃~90℃)を保持するようにし、
入ってくるフレッシュエアーを如何に下げて吸入し酸素密度を上げるか?が
いつでもテーマな訳です。

リタードなんて正直、センサー側でいくらでも誤魔化す事もできるんです。

Say-yoくん、Kenちゃん、Let'sちゃんこれでいいかな??

で、これでお終いでは面白くありませんよね!?
理論・理屈・想像の能書きばっかり垂れてんじゃねーよ!と言う声が聞こえてきましたので
んじゃ、どうしたら良いのか?? と言う具体的な”チューニング”領域については
次号以降に書きます(爆)

それにしても写真が無いとツマらないでしょ。(俺も(笑))
考えて書く俺は大変だけど、みんな流し読みでちゃんと読んでくれないんだろうな~(-。-)y-゜゜゜

あっ!それと水温・吸気温がリタード域に入った場合の具体的な遅角数値に関しては、
どうしても知りたいと言う方がいたら諸事情によりメッセ対応とさせていただきます。
まぁ、値を知ったところで意味はありませんが。。。

今回はおいらだけのとっておき情報を完璧に暴露してしまったのでエス乗りからの
コメや反応が少なければこのネタの続きは書かないよ。
お友達限定のメッセ対応のみにしちゃうかも・・・
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Posted at 2011/05/13 10:47:10

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この記事へのコメント

2011年5月13日 11:16
AP1におけるその場所にするべくの設計思想…
素人レベルで疑問でしたが、なんだかすっきりしました!(^^)!
次回も楽しみにしております。
コメントへの返答
2011年5月13日 15:56
兄さん、久しぶりです。
こういう言葉だけの記事は書いている私自身までもが怪しく感じちゃうので心配です(笑)
やっぱり画像や動画の根拠も添えないとつまらないですね。。
2011年5月13日 11:46
いや、ワタシには、今回のはわかりやすくて読みやすかったですよ! 

コルベット用のカッコイイカーボンカバー&エアクリーナーが手元にあるので替えようと思っていたけど、日立だかの吸気温センサーが良くない?とかいうウワサがあり、ノッキングするし、黒煙も吐くようになるからやめとけって言われてます。でもそう言われるとなんかやってみたい(爆)のでタイムリーではありました。
コメントへの返答
2011年5月13日 16:02
他車乗りの方でもそう言ってもらえるとうれしいです。書いた甲斐があったってもんです(笑)

私もカーボンエアクリーナーを使用しているのでそのお気持ち、よく分かります。
私も常に見た目と実の効果のはざまで揺らいでおります(笑)
ただ、先日のテストでカーボンの吸熱効果が確認できたので”見える”ところと”見えない”ところでの使い分けを計ろうかと(謎)
2011年5月13日 12:12
ありがとうございます。

ここ最近私の周りのS海苔の間で夏へ向けての熱い話題の一つとなっていました。

吸気温度、水温はECUの数値をOBDIIカプラーから読み取っていたので、恐らくこれぐらいだろうという大き目のマージンをとりながら感覚的にずっと走っていたので今回のこの記事は非常に参考になりました!

水温も下がりすぎてはいけないとは言われていましたが、このような理由があったからなんですね。
吸気温にかんしても、ただなんとなく38℃を上限としてクーリングを入れるようにしていたのですが数値的に見ればもう少し余裕があるんですね。

ただ走っていたころから、走行中の数値を気にするようになり、夏に向けて悩み始めていたところにぴったりの内容だったのですごく参考になりました!

ありがとうございます。
コメントへの返答
2011年5月13日 16:11
考えてみると一年前の今ごろに同じ事を私も書いていたような気がする・・・(汗)

まぁ、もうエスは長い車なので実績も十分。答えも私が書いた通りです。なので後は乗り手が自身のステージごとにチューニング(対策)をすればいい訳です。

でも、従って街乗り渋滞中に吸気温度が60°にまで上昇しても気を悪くする必要はないと思うんです。
だってエンジンを守っている機能なので。 
注意すべきはワインディングや高速道路、そしてサーキットでカタログ馬力を確実に出させる為への対策です。

一番注意しなければならないのはSABなどでパワーチェックをする時です。ローラー上なので吸気温度が上がってしまい、40℃以上で測定するとショッキングな程パワーが低いです(笑)
以前、私が書いたエキマニ考察の時にそれが一度出てしまい、一つだけ参考にならなかったのがその証拠です。

そして本当に大事なので水温と吸気温を確実に下げる努力(施策)です。これこそがチューニングです。
2011年5月13日 12:32
これから暑い季節では走行しないでお金を貯めてクムホ買う♪
これが一番効果的だったりして(笑。

自分は夏場の熱中症覚悟で走行する予定なので吸い込みの対処いろいろやってみます!
毎年自分の身体年齢で休憩リタード考えないと死んじゃう。。。
コメントへの返答
2011年5月13日 16:13
それ、正解!(^O^)/
暑い季節はタイム狙いではなく、減らないタイヤで猿練習でしょ!!

冬は逆にマジモード?? この冬は地震といい、散々だったな~(涙)
人間リタードも老体にはすっごく大事だよね(爆)
2011年5月13日 12:47
いつもながら詳しく明晰な考察で恐れ入ります。
水温・吸気温ともにリタードのかかっていない状態で走れたことが
ほぼありませんので大変タメになります。特に吸気温が妙に高く、
昨年冬の仙台でも普通に45度とかだったと思います。
次回予定の具体的チューニングはもっとタメになりそう。。よろしくお願いします。
コメントへの返答
2011年5月13日 16:16
いえいえ、Say-yoくんなんかリタード対策をやっていなくてあの速さだから卑怯だよ!(笑)
これで対策まできっちりやられたらシャレになりません(爆)

うそうそ、まずは吸気温度センサー移設をとっととやりましょう!! インマニ軽量化も逝っちゃう!??
2011年5月13日 12:59
最近の夏場の暑さは尋常じゃないですからねぇ。

ウチのmotecも冬セットの補正±5%なので、夏場はつらいです。
ボンネットにダクトつけたりしましたが、今はサージタンクなどのほうがいいのかもしれません。
コメントへの返答
2011年5月13日 16:20
4スロの魅力もフルコンの魅力も熟知している私がなぜ装着しないか?がこの辺の知識というか、純正ECUの制御の素晴らしさを知っているからです。4スロ・フルコン車両の凄さ・素晴らしさもね。
あ~4スロ、やりたい。でもそれは鬼エンジン&ナンバー切りフル軽量化までした時だな。
それまでは脚とドラテク向上で誤魔化します(笑)
2011年5月13日 13:14
リタードも水温も気にしなくていい真冬は最高です!

でも実はリタードで遅くなってもあまり感じていません。(笑)

さすがに真夏の裏ストはなにか遅い気がしますが。(爆)

吸気ダクト位はひいて温度を下げたいですね。

後はセンサーの移動ですね。
コメントへの返答
2011年5月13日 16:22
タイムが上がってくると真冬でも水温が90℃を突破しちゃうよ! いつでも水温は要チェックです。(吸気温はモーマンタイ)

あなたのマシンはまだやれることがたくさんありますよ! とにかく吸気温センサー移設から!ダクトもプラダンでいいので作っちゃいましょう!
2011年5月13日 14:54
分かってても、フリーダムだと、めんど(ry

マンパワーを惜しげもなく投入した、純正ECU万歳です(笑
コメントへの返答
2011年5月13日 16:24
純正ECUバンザ~イ(^O^)/
と強がってみた(笑)

エアコンバンザ~イ(-。-)y-゜゜゜
とも言ってみた(爆)

ファーストアイドルヤッホ~(^◇^)
とのたまってみた(核爆)
2011年5月13日 16:44
またまた詳細なレポートお疲れ様でした(笑)
コレだけの内容を書けるのは、テスト車並みの計測器と
地道なデータ収集の賜物ですね!

自分はAP2なのでAP1と比べた場合
チューニングし易い所としづらい所が有って悩んだりもしますが...。
サーキット・バリバリ仕様の場合、圧倒的にAP2の数が少ないですしね(汗)
そんな訳も有って、某ある某の勝手にデモカーになってたりします(爆)

これから暑い季節を迎えますが、クーリングと体調管理に努めようと思います!
もしかしたら、車検に乗じてENG仕様を変更するかも...。
コメントへの返答
2011年5月13日 17:17
難しい内容を簡素にまとめるのは本当に大変です(汗) ちかれたビ~(笑)

どの層に向けて書くのか?と言う点でいつでも悩んでいます。文章って本当に難しい。。
難しい事書くと初心者にはちんぷんかんぷんになるし、簡単な事まで書くと長いしくどいしバカにされそうだし(笑)
とにかく、これらを解析するのに純正ECUを丸ハダカにし、可変抵抗器を使ったり、何したり云々・・・止めました(爆)

AP2は良いところもたくさんありますが、制御方式が違いすぎるので現状ではロムチューンや米国のHONDATAを使用するしかない不便さがありますよね。
燃圧レギュはタンク内だしとちょこちょこ困ったちゃんなところも有ったり。
でも後期型が優秀なのは間違いありません。
ある某デモカーとしてAP2の先陣を切って下さい!!
でも、エンジンチューンはズルイな~(笑)
(もとい、うらやますぃ~!!)
2011年5月13日 19:16
師匠!

深いい話・・・・。
乙かれ様でございますm(__)m

何故だろー!?
読破すると、不肖も乗っている感覚になれます♪


コメントへの返答
2011年5月13日 21:57
カナブン師匠!久しぶりじゃないですか~!!
お陰さまでカナブン達は皆、土に潜りっぱなしです(笑)

東京I氏からみてこの連日の記事はムズイですか?もっと緩めた方がいい!?

それにしても長年報告書やら企画書を書いてきましたが、このブログの記事ってのもムズイですね(笑)
2011年5月13日 19:58
お疲れ様です。

今回はぼんやり補正がはっきりしました。
それにしても今まで結構s2本は買ったりしましたが一番わかりやすい。
水温はなんとなく気にしてた数値でパワーダウンは免れていたみたいです。
タイムにはつながりませんが笑
吸気温はこの前の車の温度計+7℃だったので29℃でした。
ただ夏はきっと危ないというかリタードゾーンに入ってますね。良い汗かいてますから~(T_T)/~~~
吸入温度はクーリング時のポイントですね。しっかり確認したいと思います。

メーカーがレブ下げての制御範囲変更だとEUCで安易にREV上げると微妙なんですかね?やっぱり。今は壊さない為に8000シフトにしてますが・・・。amuseは推奨8600ですから。これでAP1とピストンスピードが一緒くらいだと・・まあ補正(今正確にしりましたが)入るから平気だろうと安易な導入でしたけど笑

水温・吸気温がリタード域に入った場合の具体的な遅角数値より「諸事情」の方が気になります笑
こんなにオープンなのに~。

次号楽しみにしてます!!!
コメントへの返答
2011年5月13日 22:07
日々どんどん暑くなってきてますね(汗)

そりゃS2本は広告主やら業界のパワーバランスやら商品の売り上げ向上と言う責務を背負っているので書けない事が多すぎなんですよ。
逆にネットは信憑性と言う背景が見えないながらも面白いのが見れたり読めたりする事ではないですか??
吸気温はあくまでECUが読み取っている値を見ないと意味がありませんので注意を。
で、夏は良い意味でリタードでエンジンを守っているのでセンサーうんぬんよりリアルに吸気を下げる事がパワーUPにつながります。

馬力=回転です。なので8,600などレブを上げれば馬力は上がりますよ。でもなぜ2.2Lは8,000なのか?
そりゃ、ECU側で燃調マップを作れば回るでしょうが、こんなに怖い話は無いですよね。
これは補正とは別の意味で色々な考え方がありますが、私だったら回さないですね。

それと”諸事情”とはネタ元に起因している為です。
私一人では調べ尽くせないので多くの人の力を借りて私も調べたり勉強したりしていますので。今度リアルに会ったら何でも話してあげますよ(笑) SFRでケンちゃんに会ったら聞いてみてもらっても構わないですよ(爆)
2011年5月13日 20:19
待ち乗りメインの私にも有益な情報ですね♪

今回も楽しませて頂きました~。
あざーす。(^^)/
コメントへの返答
2011年5月13日 22:09
まぁ、街乗りでも確かに有効ではありますが、高速以外は9,000まで回さないでしょ!?

でも、知識としては知っておくべきと思います。
全てはホンダの素晴らしいテクノロジーですよ(笑)
2011年5月13日 22:46
相変わらず長文ですが・・・・(笑)
とても丁寧で読みやすい文章でした。

S2000はClosed LoopとOpen Loopの境目ってどう決定されてるのかなあ・・・・
コメントへの返答
2011年5月14日 1:32
私はいつでも短文で終わらせようと思って書き始めると毎度毎度こんなんなってます。文才が無いんですな(笑)

ところで、たまにmistさんの記事で見かけるClosed Loopとかって何ですか?聞いた事も無いし何の事だかわからないんです。ご教授くださいまし。。
2011年5月13日 22:54
勉強になりました!

が、しかし・・・・・

ボクの車は仕様が違う。。。。。
吸気温度対策にインダクションボックス欲しい・・・けど高いがく~(落胆した顔)
夏場はあらゆる温度が上がり過ぎてうちのS2はパワーダウン必至ですorz
コメントへの返答
2011年5月14日 1:36
いえいえ、とんでもありませぬ。。。

おとぉさんは4スロ・フルコンなので呪縛も番人も居ませんから(爆)

4スロはとにかく冷えた空気を吸わす努力のみです。
自作インダクションBOXのアイデアを伝授しましょうか?? ワンオフしましょうよ! 
ただし、根気は要ります。ガナドールほど大変ではありません(爆)
2011年5月13日 23:01
|∀・)チラッ

何やら凄いイイネがついてますよ♪

過去最高数値では(・_・;)?!
コメントへの返答
2011年5月14日 1:38
秘密のネタを解放したおかげで過去最高のイイネを更新ちう・・・
でも、PVは凄いけどこんなもんなんですね。
これが唯我独尊なホンダ海苔ワールドの特徴ですな(笑)
2011年5月13日 23:29
全てしっかりと読ませていただきました。
毎度の事ながら大変勉強になります。
画像が無い分、逆に文章に集中しちゃいました(o^-^o)

続き(チューニング領域)を是非ともお願いしま~す(^○^)
コメントへの返答
2011年5月14日 1:42
読む方もそうですが、書いている私も画像が無いとつまらなくて(笑)

対策はいくつもあるのでネームルさんもプライベートでトライしてみてください。
現代の制御との戦いです(笑)
2011年5月13日 23:44
ん~ん。
 なるほど・・・いつも参考になります。
フレッシュエアー沢山導けるようにですね!

外気10℃以下は絶好調だったのですが
最近、外気が20℃超えて水温80度を超えた辺りで
アイドリングがふらつくのもCPUが悩んでるからなのですかね~?
吸気は35℃以下です。
同じ外気の秋頃にも同じ現象が・・・
コメントへの返答
2011年5月14日 1:49
そう! 結論は制御とは別にとにかく冷たい風を導いてやる事です。考え方はシンプルなんですが、実践となると素材の特性や熱伝導、様々なアイデアも必要となってきます。
まさにトライアンドエラー。 私はもう次なる課題に向かってます。

で、外気20℃水温80℃でアイドルがふらつくのはスロットルポジションセンサーの不具合が考えられます。
エアーをどこからか吸っている可能性も。
ファーストアイドル用のRACVもエアを吸っている疑いも無きにしもあらずなので点検・清掃を。
トラブルシュートは消去法です。一つずつやってみましょう。
それでも困ったらメッセ下さい。
2011年5月14日 8:56
Closed Loop=閉回路、すなわちフィードバック制御のことです。

最近のほとんどのECUでは、

Closd Loop領域: O2センサフィードバックを用いて、ストイキ付近に燃調を保とうとする
Open Loop領域: フィードバックを行わず、エアフロセンサからの信号またはインマニ圧センサからの信号を元に、燃料噴射を行う

の2モードが存在します。
アイドリングから、低回転・低負荷運転、あるいは定常状態ではClosed Loopを行うのですが、ガバッとスロットルを開く過渡領域や、高負荷・高回転領域ではOpen Loopに移行するのが一般的です(たぶんフィードバックでは追いつかないため)。

最近のエコカーではClosed Loop領域がどんどん広がる傾向にあり、現行のプリウスは全域ストイキです(全域CLかは不明ですが)。

> いついかなる状態でも、O2センサーでECUは適切な燃調になるよう、燃料と点火を調整

この一節が「全域CL」というニュアンスだったので、S2000ってどうなんだろう?と思いまして・・・

> A/Fフィードバックの効いている6,000rpm

この一節からは、6000rpm以下はCLであることを示唆していますが、CL/OLの閾値は、この条件に加えてEngine Load(吸気量を回転数で割ったエンジン負荷)や、スロットル開度なども条件かもしれません。
コメントへの返答
2011年5月14日 10:10
私の辞書には無い言葉だったので大変勉強になりました。ありがとうございます。

HONDATAのようにソフトで自在に書き換えの出来る世界(車種)はすっごく進んでいますね。

>いついかなる場合でも・・・
と言う記述は間違っています。(長文につきお許しください(笑))

エスの場合の純正ECUは6,000回転以下はフィードバック制御。それ以上はECUのマップ通りに燃調されています。

ちなみに私はセッティングの時のみA/Fフィードバックを使用し、データを眺めますが通常はフィードバック制御をカットして6,000回転以下もオリジナルデータで走らせています。

最初はデータに溺れたりしていましたが、結局サーキットで走らせて一番速かった”体感”でよかったものを使用して走らせています。A/F値は先日”常時12.5”と書きましたが、厳密にはその限りではありません。
ある回転域では11.9台が良かったり、はたまた12.9近辺もあったりと。最初は数字だけを見てやっきになっていましたが、加速増量重視としてから満足にいくマップ作りができるようになりました。

この辺の話もキリがありません(笑)
2011年5月14日 13:46
お初です☆

技術者のS2000に対する考え方
隠された秘密?
紐解くほどS2000が好きになりますね♪

ただやはり乗る側もしっかり知識をつけ
理解して操って欲しいですね☆
分かりやすくみんなが理解できる
ブログだと思います☆
コメントへの返答
2011年5月14日 18:53
こんにちは。
初コメありがとうございます♪
遠方からのコメはとてもうれしいです。
いつの日かワイド同士で一戦願います(笑)

これを機に九州の方々との輪を広げられればと思いますのでよろしくお願いします(^O^)/

そっちに遊びに行きたいですが、前後4°キャンバーで往復するだけでタイヤの内側のワイヤーが出そう・・・(笑)
2011年5月15日 19:44
はじめまして

自分のS2000がどんどん壊れていくので(笑)
いつも教科書代わりに読ませてもらっています。

ATSさんは、プライベーターの鏡ですね!
憧れちゃいます。
コメントへの返答
2011年5月15日 20:10
こんにちは。
コメントありがとうございます!

そんなおだてたって何も出てきませんよ!
で、何か知りたい事ありますか?(爆)
2011年5月16日 9:38
ふむう・・かなり勉強になりました。
特にサーキット時クーリングの後、アタックかけても
そのときの吸気温度確かに高めですよね。
ハッと気づきました爆

さらに待ち乗りではホント馬力要りませんもんね。。
いやあホンダもですがATSさんには脱帽です。

さらにいつもながらわかりやすい表現で感激です!
コメントへの返答
2011年5月16日 9:46
はちさん、ご無沙汰ですっ!!
お車の調子はどうですか??

そうなんです。アタック時の注意点としては測定開始ポイントよりも一つ二つ手前のコーナーから全開にしてやらないと意外と吸気温度(センサー側)が下がっていなくてロスしたりします。 ほんのちょっとの知識武装でタイムが上がったりします。

お褒め頂きありがとうございます。
イイネ下さい(爆)
2011年5月16日 10:23
はじめまして、イイねからきました。

私もAP1に乗っています。

昔、テクトムの吸気温度計が60度でリタードかかると聞いたことがありますが、その数字は何だったのでしょうか?
単に聞き間違えですか。

しかし40度ですと、あっという間に超えちゃいますね・・・
コメントへの返答
2011年5月16日 10:41
はじめまして。

私のブログのどこかで60度でリタードがかかる
なんて書いてしまってますか?

他で聞いた事ならそちらに聞いてください。
2012年7月2日 23:31
はじめまして(^^)

水温と吸気温の制御補正に関して、大変参考になりました。

どうもありがとうございましたm(__)m
コメントへの返答
2012年7月3日 7:53
1年も前の投稿にコメント頂きありがとうございます<(_ _)>
エスは水温管理が特に重要なのでご参考下さい!
最近は忙しくてUP出来ていませんがそのうちまたディープな内容を多々UPしたいと思います。

プロフィール

「こっそり、ひっそりと更新(笑) http://cvw.jp/b/672400/34742903/
何シテル?   12/25 19:42
ATS@AP1です。よろしくお願いします。 プライベートでS2000を弄っています。 現在筑波サーキット(TC2000)を走り込み中☆ 同じ車種で弄ってい...
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