暴露したエスのリタード数値ですが、
ちょっと補足と言うか改めて
強調させて頂きます。
水温で90℃以上、吸気温で40℃以上(AP1)でリタード領域下に入ると書きましたが、
注意点としてはそこから”比例曲線でリタード”になると言う点です。
つまり40℃以上になった途端ににフルリタードで劇的にパワーダウンする訳ではありません。
40℃から○○℃まで○°
徐々に遅角していくんです。
こと、吸気温度に関して、純正ECUが認識する最大値は
95℃でして、それ以上は
変化しません。その95℃以上の時は最大遅角をしており、その表現として
”190馬力も出ていません”と書きました。
※水温に関しては
118℃以上はもはやフルリタードです。
ただ、吸気温ほどのリタード値ではありません。
この数値自体有り得ない程の高温なのでさして意味がありません。
ちなみにフルパワー時のシャシダイ測定値は230馬力でしたので約40馬力ダウンです。
これに関しても個体差やシャシダイによって値は様々だと言う事を付けくわえておきます。
その他の要因も重なれば最大50馬力程ダウンした事もあります。
なので皆さんくれぐれも誤解しないようにお願いします。
ネットで怖いのは書かれている数値や表現が間違った解釈で広がる部分もあるので。
リタードに関する”遅角度数やその温度”の具体的なデータ(値)を公表しない理由は
ここが誰でも見れるブログゆえに多くのプロの方にもロムられているからです。
商売とは無縁の努力しているプライベーターには何度も言うように何でも教えます。
そういう一生懸命な方は既にバンバンメッセくれてますので。
付け加えますとECUは賢い頭脳であり、制御に関しては前回記述した通り様々なセンサーで
総合管理しています。 なのでこれだけを深く考えてもキリがありません。
私が言いたい事は、水温90℃以下、吸気温40℃以下になる事を目安として
冷却系のチューニングをして下さいと言う事です。
じゃー、水温80℃以下は進角だから速いのでは?などについて書きだしたら
キリが無いのでここではやめさせて頂きます。ECUチューンについては別の機会に話しましょう。
ECUは良いデータもあればアホなデータもたくさん。考え方や方向性も様々。。
書きだしたらそれこそキリがありません(笑)
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Posted at
2011/05/20 17:58:34