
皆さん、先週末はサイドブレーキのワイヤー調整をしましたか??
やった方はいきなりカチっとするようになって感動された方も
多いはず(笑)
さて、先日力尽きて画像だけをUPした
エアロミラー記事ですが、多くの称賛コメ
ありがとうございます<(_ _)>
レスにも書いたようにこれは長年私が欲しかった一品でした。
約6年以上も製造元から発売されるのをずっと待っていました。
途中、何度挫折しかけて
クラフトスクエアに手をかけそうになった事か?(笑)
G-502さんプロデュースの
”漢ミラー”はあやうく寸前まで手が出そうになりました。
あれはヤバかった(爆)
でも、ナンパな私はどうしても以下の理由でガナドールにしたかった。。。
車体がより低く見える流線形ローフォルム
電動調整式が何よりうれしい♪
加倒脱落式ー車検OK
もちろん、その間何回もメーカーに電話して開発を要望し、その後の進捗をも聞きました。
聞くたびに”開発リストには載っています”と先方は答えるだけ。
でも、その間にRX-8用やZ用、そしてこんな車種に???と言うのがどんどん発売され
しまいにゃープリウス用が発売(笑)
まぁ、商売ベースで考えれば発売台数が多い車種のを作れば当たる?確立はデカイと思うわな。
でもね、、私も以前こう言った商売をやっていた時に分かってはいましたが、
販売台数じゃないんだよな~
販売台数で考えればどの商品もカローラ用を作ると言う話になってしまう訳ですよ(笑)
さておき、ヤセ我慢で見ずらい安物エアロミラーをこれまでの愛車達にも装着してきましたが、
ガソリンスタンドでミラーを拭かれた日にゃグルグル動いて苦労した方も多いはず(笑)
なので一度でいいからこのガナドールを付けたかった。。。
で、値段も張りますが唯一の電動エアロミラーのガナドールをいつの日かエスに装着したいと
思い続けてきたものの、
残念ながらメーカーさんは私の要望を叶えてくれませんでした。
ホンダだけで言えばDC2やDC5、しまいにゃーアコード、S-MX???
究極のホンダスポーツ、NSXなんて車が発売されて22年も経つのにこれから発売???
まぁ、作り手の事情も色々あるでしょうから卑下する訳では有りませんが、
S2000は生粋のFRスポーツ車両でありこれだけサーキットでも現役として使用され
多くの愛好ユーザーがいるのに誠に残念。。。
今更かもしれませんが、発売すれば絶対売れるのにもったいないよね~。
で、ちょうど一年前の電話で様子を伺った感じで言うと、
”こりゃー作る作るといいながら永遠に作らね~な。”
と感じたATSは
自力製作を決意した訳でした。
そこでワンオフ自作するしかないと思い立ち、1年もかかってようやく完成・装着出来た訳です(笑)
オクで適当な中古品を購入してまずは構造を理解した訳ですが、実はこの商品、
かなりの出来の良さに驚きました。しっかりした造りです。
外側のミラーの筐体はABS樹脂で全ての品番にわたる共通部品ですね。
なのでウィンカー付き(私は嫌い)の筐体を手に入れれば簡単に交換できます。
で、問題が車体側となるミラーベースです。
なんと!これはガラス入りABS樹脂かと思いきや、全て鋳型から鋳造されたアルミ製でした。
どおりで重いしゴツいししっかりしている訳です。。
削ったりパテを盛って成形するにしてもエライ大変です(笑)
しかもその取り付け方法を理解しながらエスの純正ミラーベースの固定方法を見て見ると
なんとなくメーカーが敬遠してきた事も理解できました。
正直、エスへの製作はかなり困難です。だってドアだけで留めているので。
ウィンドウの三角州は使えない。固定がどんな車より困難な訳です。
とすると、造形でドアへの固定をがっちりと行わなければならない訳ですがこれはかなりムズイ
と私も思いました。詳細は語りませんが、なるほどな~と。
なので一概にメーカーを責められません。やってみて気付いた事が多い。
こりゃーますます永遠に発売されないな!とも確信しました(笑)
なら、
気合いと根性でATSがやるしかないでしょ!?(爆)
そして、ここでは何用をベースとして始めたのかは伏せさせて頂きますが、
やった私から結論を言わせてもらうと何を使用しても同じ・・・
つまり
激削り&大幅加工となってしまったのでどれを使用してもあまり変わらないと言う事です。
製作を決意し中古をオクってから構想を練る事数カ月。。。
どう考えても切った貼っただけではどうにもなりません。。。
やはりS2000専用のベースマウントを一から製作しないと角度や見た目、
強度や機能が生かせません。
とりあえずの無理やり装着や、やっつけ仕事が大嫌いなATSは適当に作る事が
出来ないんです(笑)
そこから
約半年の格闘が始まりました。。。
結局どうしたか?と言うと
アルミのムク素材からの手彫りです(爆)
ドレメルのハンドリューターで延々とちょこちょこ削っていきました。
(と言ってもベースのベースなので5ミリ厚の板ですが。)
削って、叩いて、曲げて、合わせてを延々と。。。。
車両とのフィッティングは100回を確実に超えてます(笑)
どんだけめげそうになった事か。。。
忍耐の限度を何度も超えそうになりましたが、その時頭に思い浮かべたのは
ケルン石塚氏です(笑)
そうです。プライベーターの神・ケルン石塚氏はDOHCを手彫りで製作したのだから!!と(爆)
そんな”神”ケルン石塚氏などの足の爪のアカにも及ばない私ですが、何くそ!と踏ん張り、
数カ月かかってハンドリューターと棒やすりだけで削り出しました。
アルミの切削やポート研磨をやられた方は分かると思いますが、針のような細い切削カスが
出まくり、体中をチクチクと刺しやがります。
怠慢こいてゴーグルをしなかった時にたまたま飛んだカスが目ん玉に刺さり、眼科に行って
眼球をリューターで削るハメにもなってしまいました(マヂ)(汗)(泣)(恥)
当然図面などなく、現物合わせで失敗は許されません。
少し削っては当てて見て確認の繰り返しです。
何とか形になったものの、ガナドールのベースマウントとの結合は
ゴッドハンド白倉氏に
困難な溶接をお願いし、その後は一般的な盛りパテではなく、拘りの
デブコン(アルミ充填剤)で
盛って完全にアルミの固まりにしてさらにそこからリューターと棒ヤスリで削り出しで形状を
出していきました。
もう完全に彫刻の世界です。
この時点で皆さん、
”どんだけ~”と思うでしょ!?(笑)
ちょっと大げさに書いてしまいましたが、実際は夜とか気が乗ったときだけにちょこちょこ
進めてきただけなので、そんなに累計時間はかかっていないと思いますが遅々として進まず・・・
そんな訳で約1年かかってしまいました(汗)
それにしても参考になるものも無いし、何も無いところから造ると言うのは本当に難しいもんです。
(ベースデザインだけですが・・・)
イメージを膨らませるのが難しい。。 一度作ってしまえば次からは楽ですが。
なので、ここまで苦労したので本当はデザインも含めてここまで苦労しただけに公開はしたくは
有りませんでした。。でも、マネてトライする奇特な方がいらっしゃればどうぞ(笑)
電動ミラーの配線ですが、純正カプラーを利用したカプラーオンにする為に以前オクって千円で
ゲットした純正ミラーの残骸からカプラーを2個をそのまま活用しました。
配線は単純なプラスマイナスなので超簡単です。
(上下と左右モーターそれぞれのプラス線とこの二つのアース線を一つにするだけなので計3本です)
削り出しが終わった後は一般的なアルミパテで凸凹を成形。
オートバックスに行き、サフェーサーと特注色のミニミックスを1本。ウレタンスプレー1本で
缶スプレー自家塗装。
800番のペーパーから始めり、1000番、2000番と水砥ぎ、コンパウンドを手掛けでシコシコと。
何せ、こんな曲線の固まりなので何もかもが手作業です。。。(これだけで10時間オーバー(泣))
車体を傷つけない為のスポンジや保護テープまでオリジナル通りに再現し、完成したのが
先週土曜日の深夜でした(爆)
では出し惜しみしまくりのこの作品、ちょっとだけお見せしましょう!
構想段階での左右見比べ
いきなり完成間近。
サフェを拭いてさらに凸凹を無くします。車体とのフィッティングは完璧♪
自家塗装も終わり、磨き込みも万全。この作業が一番嫌い(笑)
汚いからではありません。感動する程凄いのでその方式を見られたくないんです<(_ _)>
純正コネクターでカプラーONです。
ガナドールの凄いのは左右非対称なので見ずらい左も見える事です。
その分、左右非対称なので製作するのは余計困難。左右対称に形状を反転できないんです。。。
製作総費用を計算したらオクった
本体費用を入れて込みこみで2.1万でした!
はい。安上がり&やせガマンの塊です(笑)
とはいえ、元々持っていた部材なども相当ありますので実際は+1万ぐらいはかかっているかと。
今度実物を見る機会のあるお友達は是非インプレして下さい!
そんなこんなで日曜日にようやく装着出来た訳でした。
敬愛する師匠ともお揃いです♪

実はミラーを黒やカーボン貼りにする事も考えましたが、どこまでも膨張色である白にして
ワイドを強調させようと最終的に白にしました。
こいつのおかげでようやくまずは外見だけですが、スタイルやフォルムが大好きなFDやRX8達と
肩を並べられるようになりました。
余談ですが、装着していたら周りに居た何も知らないガキどもに
”クマさんの耳みたい”と言われ、確かに!と感心したのは内緒です(笑)
そう言われるとどんどんクマの耳に見えてしまうのが何とも情けない(爆)
今月でこのATS号も
満12歳となりました。凄いおじいさん車両ですよね。
さて、このようにいつでも何かしらを水面下で進行させているATSですが、いい加減ネタが
無くなってきました(笑)
もう一つ、水面下で進行しているスゲ~ネタがあるのですが、それはとあるメーカーの
U様
にかかっています。この場も借りてお願いします。
Uさん、お願い!! 必ずものにして!!(謎)
不可能を可能にして一緒に伝説を作りましょう!
って、おいらはもう待ちきれないよ~(爆)