
多くの方々にもアドバイスを頂き、
EACVの入手もでき、感謝の至りです。
さて、そんな訳で昨晩はちょっと遅くなって
からの作業でしたが部品片手に意気揚々
3夜連続のコンビニ駐車場に向かいました。
現場に到着するとイエチャリちゃんは連夜の疲れからか、シートでグ~グ~寝てます。
さて、やるっぺ♪と彼女を叩き起こし、ボンネットを開けEACVを交換します。
5分もかからずに完了♪ もう目をつぶっても簡単に交換できます(爆)

再度ECUリセットを行いエンジンをかけて完了。やった~!(^O^)/これで帰れる~!
でも?? ブン・ウー・ブン・ウーと牛ガエルのような鳴き声が・・・ 直ってない。。。
えっ、、、どういう事!??
ただし、この1,000rpmから2,000rpmまで上下する激しいハンチングは半減し、
1,300rpm近辺で上下動を繰り返しています。
何で完璧に治らないの!???
さて、ここからまたまた長い夜が始まりました(泣) 話が違うよ~(T_T)
試しにこのままその辺を走って見ると昨晩より変な脈動が無く、低回転域から中速にかけての
トルク感とパワー感は明らかに改善しています。
イエチェリちゃん自身が乗っても”うわ~ とっても調子が良いです~!”と、
未だ信号で止まると牛ガエルなのに喜んでいます(笑)
でも、止まる度に悲しいかな牛ガエルちゃん。。。
都度、道端でアイドルスクリューを弄るものの安定しない・・と言うより、多少回転は上がれど
下げても変化しない。
もうホント、悩みました(泣)
通常ならここでもう一度エアクリやら全てを外して再チェックとなるところですが、
後でこうなる事が嫌だったので、だから消去法に基づいて昨晩、アイドル安定に関わる
ファーストアイドルバルブやスロットルボディーの完全洗浄や途中の配管からエアーを
吸っていないか執拗にチェックした訳でして、故障診断で出ていたEACV以外にはもう考えられない
と言う状態まで追い込んだ訳です。
なのでもう何も不具合要因は考えられない・・・
でも不思議な事にこのEACVのカプラーを触ったりゆすったりするとここでいきなりピタッ!と
アイドルが安定するんです。 ???
メインハーネス側のカプラー部の断線もしくは接触不良!?? これだ!!と分かり、
またコンビニの駐車場に牛ガエルのまま戻りました。
再度カプラーを抑えるとピタット安定します。 これはやはりカプラー部の断線か??
そんな訳で面倒かつせまくて大変でしたが、ハーネスカプラーを丁寧に分解し、
ピンだけにして見ました。(画像撮り忘れ)
でも不思議な事にピン不良や断線は確認できない。ちゃんと導通している・・・ 何でや?
ピンだけでEACVに刺しても状況は変わらず。。 やはり手で抑えているとアイドルは安定し、
手を話すと牛ガエル。(もう訳が分からなくて発狂しそうです(泣))
ここで連日のギブアップ状態(笑) 遅い時間なのにY兄貴にヘルプコールです(爆)
状況を説明すると兄貴が丁寧に一つ一つ電話で確認してくれますがそれでも治らず。
もう二人の結論はメインハーネス不良か?と言う事で後日腰を据えて配線の通電確認でも
するか!?となったのですが、私は諦めきれずにカプラーをタイラップで縛ってみたり、
一定方向にタイラップで引っ張ってテンションをかけたりと色々試しておりました。
するとそこでイエチェリちゃんが
”手を添えると治り、手を話すと牛ガエル。ラジオのアンテネを手で触るみたいですね!”
と言いました。 ・・・・・・・・・?・・・・・・??・・・・・・・・!????
先入観でカプラー断線と決めつけていましたが、それを聞いて今度はカプラーを触らずに
ただ、このインマニ近くに手を入れてみた。すると確かにアイドルが安定する!?
で、手を抜くと牛ガエルのようにブルンブルン。 んんんんん!???
ホントだ!
私の肘近辺がインマニに接触するとアイドルが安定する。
ラジオみたい!って笑いながらインマニに目をやると
細いニップルが!!
それはこれだ!(ワン・ツー・スリー↓)

何もホースが刺さっていないニップルが赤色のアーシング線(元のオーナーが自作)に
隠れて有った!!
とにかく、これを指で塞ぐとあっさりと完璧に治ってしまいました!!(T_T)
逆に今度は命一杯アイドルを下げていたので回転が低くなりすぎて止まりそう。
すぐにアイドルスクリューを左回転させると、今度は一転してスクリューを少し回すだけで
変化するようになりました。
はい。そうです。つまりずっと大気エアーを吸ったり漏れたりしていた訳です。
これまでも、そしてこの近辺にも何もエアー配管も無ければこのニップルが汚れているので
何かが付いていた形跡すらない。
なので取り急ぎビニテで塞いでタイラップで縛ってアイドルを調整。
もう完璧ペキペキです(笑)
喜んで走行チェックに行くと調子が良いと言うよりも完璧に完調です!絶好調!どこからも速い!!
アイドルも900rpmでいつでも安定し、まさにストール知らず。水温が上昇しきっても低速高ギアで
高負荷をかけても問題無し。
涙涙の完全復活です。
イエチェリちゃんも
”シビックって、こんなに調子がいいもんなんですね”と。 バカヤロー!!(爆)
再度コンビニに戻り、やっとコーヒーでも飲みながら頭の中を整理すると全ての謎が解けました。
つまり、全オーナーが後期120型EG6のB16AにTypeRインマニを入手し交換した
↓
やや牛ガエルとなり困ったところで、誤魔化し方策としてアイドルスクリューを左回転させて
回転を上げて安定させていた。(=燃費悪し)
↓
それでも安定しないからアイドルスクリューを自分で取っ払ってエアーを吸わせて回転を上げて
帳尻を取っていた(そもそも、振動でこのスクリューが取れる訳が無い!)
↓
それで走っていたが、いつもエアーを吸ったり吐いたりしているのでアクセル全開以外の時に
変な脈動も出てるが無視。
↓
車両から取れるチューニングパーツを抜き取って車両売却
↓
イエチャリちゃん、この謎なドンガラチューニング車両を購入。で、アイドリングから脈動まで
こんなもんなんだと牛ガエルごと飼ってしまった(笑)
↓
購入時からこのままサーキットで散々走ってきたが、前回のTC1000でエンジンチェックランプ点灯。 EACVユニット死滅。
↓
アイドルから3,000rpmまでが一番調子が悪くガクガクと加速する。
過激な牛ガエル車両となって途方に暮れる。街乗りなんてできたもんじゃない。
↓
宝くじ並みの確立でATSに白羽の矢が刺さり、
迷宮事件に手を染めてしまった。
↓
負けず嫌い&ヤセ我慢のATSだが、多くの友人の情報に支えられ、諦めかけたが完全解決できた♪
以上のようなストーリーでした。ネバーエンディングストーリーになりかける所でした(古っ!)
この経緯を電話で助けてくれたY兄貴に報告すると電話越しで二人で歓喜の会話となりました(笑)
理屈としては、TypeRインマニのスロットルボディーにはファーストアイドルバルブユニットが無く、
その為、このインマニ後端にあるニップルからエアー配管がバルクヘッド側の何かしらに
刺さってECUでファーストアイドルを上げていると言う仕組みなのに、それが無いEG6に
このTypeRインマニ&EG6スロボデと言う組み合わせを行う場合、この後端のニップルを
塞がないといけないと言う事が分かりました。
いや、こんな事分かりたくない(爆)
いや~とんでも無いチューニング車両を見るハメになってしまいました。
コリャー、どんなショップに持ち込んでも困り果てる超難問かもしれません(笑)。
ディーラーでは絶対分からないだろうな。。
まぁ、私も連日深夜作業と言うペンライトを口にくわえながらの作業だったので初期段階で
このニップルに気付く事が出来ませんでした。
とにかくも完全解決出来たから良かったものの、凄い事例だと思いません!?
彼女も購入してからこれまで完調のシビックと言うものをを知らなかった訳で、今後の
サーキットでのタイムアップが非常に楽しみです。
B16Aとはいえ、吸排気・インテエキマニで内装無しの軽量車両。私もこの速さと軽さに驚きました。
なんか、マジでEK9の18仕様が欲しくなってきた。 ってか、ズルイ程の速さですよ!!

とにもかくにも、エアーの流れってとても大事。もの凄く勉強になった事例でした。
昔86に92後期インマニを逆転製作して装着した時のエアー配管を思い出してしまいました(笑)
もう、しばらくB16のインマニは見たくない。。。