
前回、配線と戯れる日々と書きましたが、
やっと出口から出た模様(笑)
ここのところ、他人の車ばかり弄ったりと
かなりバタバタしてグロッキーでした。
そんな訳でちょっと間が空いてしまいましたが、実は連日配線やリレーの動作が上手くいかず、
組んでは試してのトライアンドエラーを繰り返しておりました。
そしてその確認の為に深夜のパトロールで一人富永さんを実践(笑)
おかげでいつもの執筆時間が作れず書きたい事がたくさんあるのに日々が過ぎてしまいました。。
さて、何から書こ? 忘れかけてますが頑張ります(笑)
・アルティメイトで一人富永セッティング
VTEC問題も解決し、ハード的にはOK。
約2年前にアミスで現車セッティングしてもらったデータで中速域を自分なりに改善して
わずかだが良くなった!??
いずれにしても連夜の使いこみでかなりアルティメイトを素早く使いこなせるようになりました。
全開でレブ→ブレーキングで止まって記録→調整の繰り返しです(笑)
その成果というか、現状のA/Fのログデータはこの通りです。

この後も再修正してもっと12.5近辺にくるように合わせてます。
攻め足りないという意見もありますが、そこはさすがにビビってます(笑)
あくまでストリートでのセッティングなのでなかなか踏み直しや高負荷セッティングが
出来ない。。。 なので、これ以降はサーキットでログってもっと冒険してみたいと思います。
偉そうな事を言うと、何となくECUセッティングが分かってきた。
でも、面白いけど拘りだしたらキリが無いとも(笑)
・NOSの噴射タイミング設定
これは苦労しました。 と言うかずっとハマっておりました・・・
と言うのも、TRUSTのマルチスイッチングシステム(MSS)をどうしても
導入したかった理由は
・噴射開始と噴射停止の回転設定。(その他の条件も同時に)
・噴射時のみ点火を任意に設定できる(遅角方向)
・アルティメイトに接続してその噴射データをデータロガーに入力表示させる。
フルコンなら簡単に出来る制御でもそんな高いものノーマルエンジンに導入できる訳が無い(笑)
なんとしてでもアルティメイトちゃんで頑張ります(笑)
ところが、いざ装着して見ると苦難の連続(苦笑)
まずは機械的にソレノイドが開いて噴射しているかをテストモードで実践してもPC上で
ログ表示をしない。つまりPCで動作確認できないと、果たして高回転で本当に設定通り
吹いているかが分からない。
何度もTRUST様に相談に乗って頂き、無事解決。 理由はTRUSTの取説ミス。
ミスと言う訳ではないが、波形が逆表示されおかしかった。解決方法はアルティメイトへの
入力位置をリレーの前からリレーの後ろに変更して無事解決。
(おかしいな~ これまでのお客さんはここまでやっていないと言う事!??まぁいいや。。)
無事PCで確認できたところで、テストモードで噴射状況を作り出して試してみると、
全然設定通り動いてくれない(泣)
噴射開始では開始せず、噴射停止回転でなぜか噴射開始してしまう!??
いきなり実走テストで噴射させないで良かった~(汗)
あやうくエンジンを爆発させるところでした(笑)
もう、何度も何度も確認したが分からず。なぜそんなに難しいの?と思われるかも
しれませんが、それは書くと長くなるので割愛しますが、噴射出力信号はマイナスコントロールで
制御しているからなんです。
簡単に説明すると、マイナスコントロール化で常時電源が入っている状態から
噴射信号だけを送って噴射を開始するが、噴射停止はシステム全体の電源をリレーで
落とす事で噴射を停止させる。
結果的にメインスイッチも設けているのでその分も含めてリレー2個を使用した配線を駆使
している訳です。
でも、もう何度も何度も確認したが原因が分からず。諦めかけていた所で電気に詳しい
後輩に連絡!
チューニングや車の事は何も知らないが、理屈と意図を伝えて配線を確認してもらったら、
無事解決。 原因は私の苦手なリレーの組み方が間違っていたからでした。
(やっぱり高度なリレー技はまだ私には無理ぽ)
これでなんとかテストモードで無事正常に動作したのでいよいよ実際に噴射する回転域での
確認作業に入れました。
素早いレスポンス化や高回転域ではソレノイドの音など確認できません。聞きとれる訳が無い(笑)
なのでPCのログデータで確認するのですが、心配していたのはリレーの接点が切り替わる
時の時間差です。
2速だとレブまでの伸びが早いので果たして設定通りの回転でリレーが切り替わるか?
深夜テストの結果、やはり使用ギアにもよりますが、30~80rpmずれてました。でもリレーを
使用するからずれて当たり前。
大事なのはこのズレ幅を認識する事です。 結果的に、8,200rpmで噴射停止と設定しても、
実際は8,230rpmで噴射停止となっている事が分かりました。
これによりかなり正確な噴射タイミングが設定できるようになりました。
ログデータは以下の通りです。

※ライムグリーンの線が肝心のMSSによるNOS噴射動作ラインです!
ここでの仮本番設定はVTECに切り替わった直後の6,000rpmで噴射を開始。
噴射停止後の配管内の残留ガスを燃焼させてシフトアップ時の回転の伸びあがりを緩める為に
テストでは8,200rpmで噴射を停止。
ご覧の通り上手く行きました!やっと出来ました!!!
それにしてもなかなか面白そうでしょ!?
さてさて、お次は正式配管をきちんと接続して生のガスと燃料がちゃんと吹くかどうか?
じつはまだNOSガスを購入していないのでNOSガスは分かりませんというか、いきなりは
怖いので燃料だけフォガーノズルから噴射。
この写真にある通り、まずは燃料ラインだけをノズルから切り離して別タンクに刺して走行して
噴射量を目視で確認。
止まって見て見たら結構ガソリンが溜まっていてOK。

今度はラインを繋いで走行してみるとNOSガスは無いので設定回転でいきなり燃料だけが
噴射するのでいきなりカブッた事が確認出来、このテストもOK。
さて、かなり緊張しますがいよいよNOSガスを噴射させる最終テストのみとなりました。
と、ここで昨日久しぶりに日中を街乗りしたら信号で止まる度にプ~ンとほのかにガソリンの
ニオヒが・・・
慎重に慎重を期してラインの接続を行ったのに、デリバリーパイプからの燃料取り出し分岐口
からかなり
滲み出ている・・・
とまぁ、増し締めで済んだ問題ですが、何かと燃料やノスのラインには気を使います。
なかなか上手くいきませんな~(笑)
さらに昨日は別件で面白い事が!!(@_@)
テスト走行を終えて帰路に付きながら中間域での加速を繰り返したら一瞬だけ、デフィの
シフトランプが
ワーニングのグリーンに光った! (※画像はイメージです(笑))

えっ??? ワーニング? 油圧・油温・水温のいずれかが設定値を越えて異常???
でも3連メーターを見ると通常の値を示して問題無し。。。
また電気トラブル? センサー不良??
と少し落ち込みながら自宅に向かうと自宅に近づくにつれ、アクセルを多く踏んだりすると
たびたびワーニングが点灯するようになってしまいました。。。。
路肩に止めて落ち着いてチェックしたらなんと燃圧センサーが設定値を下回ったのが理由でした。
はい。
つまりガス欠です(爆)
いや~ 燃圧計と油圧計の切り替え装置を製作してずっと燃圧表示にしていたのですが、
これは面白い(^_^)
なぜかと言うと、ガソリンタンクとデリバリーパイプを常に循環しているガソリンが一瞬でも
流量が足りずに燃圧が下がったのでワーニングで知らせてくれたのですが、普通に走るんです。
言い忘れましたが、私はコレクタータンクを装着しているので日頃から燃料計が1/4を切ったら
もう残量が分かりません。
なぜならコレクタータンクで最後に1滴まで吸い上げているからです。
つまり純正のガソリン警告灯が点いたら5Kmもしないうちにガス欠してしまいます(笑)
そんな訳で慌てて近くのガソリンスタンドで給油したら復活!(笑)
それにしても燃圧計にはこんな使い方というか、こんな事も事前に知らせてくれると言う
お勉強になりました。
セッティングで燃料計も見ずに夢中で踏んでいた訳ですが、燃圧計を導入したおかげです。
これが無かったら間違いなくガス欠で路肩に止まっていた事でしょう。。。
このワーニング機能で事前にガス欠をこれまでより早い時期でわかると言う事がわかった
という発見でした(笑)
さて、いよいよNOSガス噴射の本番テストが近くなりました。
まず、どこでNOSガス充填してもらおう?? どこも
1Kg\5,000と高額なので
少しでも安いところ無いかな~・・・ 誰か安いところ教えて~(笑)
【追記】 ちょうど、この記事をUPした後でロスの友人から連絡が入り、1時間以上話ました。
で、ついでにアメリカってNOSのガスはいくらで売っているの?と聞いたら驚愕の値段が!!
1Kg=\1,320 との事です。 本当に日本はボッタくりだね。。。(怒)
タイヤの窒素ガスみたいに最初は高くても、仕入の安さからバレて安くなればいいけど、
NOSの場合はそれだけ需要が無いという事なんでしょうね。
高圧ガスの免許を取って、元売りから直接仕入れてやろうかしら?(爆)
危険物乙四持っているけどダメ?(笑)