さよなら

今朝、シルビアさんを取りに行ってから家の前の雪かきをしていたら、近所のおじさんが通りかかりました。

いつもゴールデンレトリーバーを連れてお散歩してる、優しいおじさんです。



いつものように、挨拶をしてよもやま話…しかしおじさんの口から衝撃の言葉が…




『うちの○○(←犬の名前)、ガンだったんだよ』





もう手の施しようがない状態だそうです





正直、信じられませんでした。





いつも元気で、目が合うと僕の所までダッシュしてきてくれたあの子が…





お散歩で会うと、足の不自由なおじさんをいつも気遣うように寄り添って歩いている優しい子です。
飼い主にのみではなく、本当に誰にでも尻尾を振って愛嬌を振りまく優しい子…





悲しくて、やりきれなくて、たまりません













知らないヒトからすればたかが犬かもしれません





でも、動物と暮らしている人は分かると思いますが、犬だって立派な家族の一員なんです。






正直ショックで言葉も見つかりません。
僕も中学生の頃から可愛がっていた子でしたから…




延命治療をできるだけ行い、もしもの場合は安楽死をさせるとおじさんはおっしゃっていました。
相当苦しい決断であったでしょう。





当然、おじさんも相当なショックを受けていて、食事も喉を通らない…と仰っていました



なのでおじさんも心配です……自分を責めたりせず、早くショックから立ち直ってくれることを祈るばかりです…





そんなおじさんに慰めの言葉もかけてあげられなかったことが悔しくてたまりません。





言葉にならないんです






何と言って良いものか…






とにかく今は、残された期間を家族と一緒に、一瞬一瞬を噛みしめるように過ごして頂きたいです。





犬でも人間でもそうですが、生命の灯っていうのは本当に呆気なく、本当にあっという間に途絶えてしまうものだとつくづく痛感します

身の回りで亡くなった方も皆そうでした。



冗談抜きに、こんなことを言っている僕も明日はこの世にいないかもしれません。



だからこそ、今を楽しみたい。この瞬間を精一杯生きたいと思います。

大げさかもしれませんが、本気でそう思っています。



別れはいつか、必ずやってきます。


永遠に続くものなんてあるでしょうか


だからその別れの瞬間まで、楽しく生きていきたいですね


そういう意味では、あのゴールデンはとても幸せだったと思います。


精一杯愛して、精一杯愛される。


この世に生を受けたものとして、何物にも代え難い一番の幸せでしょう。


どんなものも精一杯愛することが出来る、そんな当たり前のことを当たり前にできる人間になりたいです。


うちにもバカな犬が一匹おりますが、コイツだってかけがえのない存在。いつかやって来る『別れ』の瞬間まで、精一杯愛してあげたいです。



なんだかしんみりとしたブログとなってしまい、申し訳ありませんでした。最後までお読みいただいた皆様に感謝いたします。