GenⅢ隼の重いスロットルを軽くする
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2023年5月の納車以来,アクセルの重さに悩んでいました。
応急措置としてスロットルアシストを使用していました(パーツレビュー参照)が,半年ほど経過後,ライドウィンの「隼のアクセルが軽くなるや~つ(材工込み約1万9千円)」を予約しようとライドウィンのHPを見ると,以前は「アクセルリターンスプリング交換」みたいな名称で紹介されていましたが,2024.01.10時点でHPでは見当たりませんでした。
もうヤメたのかな?と不安になりネットでいろいろ調べたところ他のショップやDIYで施工しているのが分かったため,ここはDIYじゃ~!!ってことで早速スプリングを入手しました。
【ケーヒンFCR用スロットリターンスプリング11巻 100% 品番:1305-932-2001】
以下に交換手順を備忘録として残します。(一部オーナーズマニュアルを参照)
2
リターンスプリングの交換は車体右側タンク下にあるアクセラレータボディアセンブリを取り出す必要があります。
そのためにはフュールタンクを持ち上げる必要があります。サイドカウルは外す必要はありませんが,タンクを持ち上げるためタンクと重なっているカウル上部は浮かして隙間を作る必要があります。
まず最初に,左右のメーターパネル(黄色線)を外します。六角ボルトとファスナー(プッシュリベット)を外して引っ張り上げれば外れます。
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次に,サイドカウルの上部を浮かします。(左右とも)
フックや引っ掛かり部を外すだけです。
これでフュールタンクを浮かせる準備ができました。
4
次にタンクカバーを外しますが,そのためにはタンクキャップカバーを外します。
六角ボルト4本を外して青破線のカバープレートを外します。
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次にタンクカバーを固定している①六角ボルトと②ファスナー(プッシュリベット)を左右全て外して,③タンクカバーの前側左右を掴んで持ち上げるとタンクカバー全体が外れます。
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タンクカバーが外れてフュールタンクが現れた状態です。
次にタンク前方でタンクを固定しているM10ボルト2本を外すとタンクが持ち上がります。(写真はM10ボルト2本を抜いた後の状態です)
この時点で,サイドカウルとタンクの間に隙間ができていることがわかると思います。
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上の状態からタンク前方を持ち上げた状態です。
写真左下の黄色破線のあたりに,「アクセラレータボディアセンブリ」が隠れています。
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上から覗き込んだ写真ですが,スロットルワイヤーが掛かっている金属パーツがターゲットの「アクセラレータボディアセンブリ」です。
M10ボルト2本を外すと,とりあえず車体からは外れます。
完全に取り出すには,黒のアクセルセンサーコネクタと電源ケーブルの先にある白コネクタを外す必要があります。
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M10ボルトと黒コネクタを外して,アッセンブリを裏側から見た状態です。
白矢印の電源ケーブルの奥にある白コネクタを外します。
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アッセンブリを引き出した状態です。
ここで,①アクセルセンサーの回転軸に位置(復元)ズレを防止するためのマーキングをします。
平型の軸は180°回転ズレする恐れがあるので,ワイヤー固定プレート(円盤状のヤツ)と平型軸に位置合わせで青マジックのマーキングをしました。
次に②アクセルワイヤーチューブ端部のM10ナットを緩めて、爪からナット固定部を外します。
そして③アクセルワイヤー先端の止め玉を外すと,アッセンブリーを取り出すとこができます。
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取り出したアッセンブリーを分解した写真です。
この中にある「アクセルを引き戻すためのスプリングコイル」を張力の軽いものに交換すれば作業は終了。
あとはバラシの逆手順で復旧作業すれば完了です。
作業後,動作確認のためエンジン始動。今までの調子で煽る程度に軽くアクセルをひねったつもりが,思いもよらず7,000rpmくらい回ってしまって近所迷惑をかましました。Σ(@□@;)
軽くなったのはいいけど,慣らし運転(自分自身の...)が必要だなと感じました。
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