
良いレンズに出会えました。
カールツァイス Milvus 85mm F1.4
シンプルなレンズですが、ニコン機に意外と似合います。
当初はシグマの135㎜ F1.8を狙っていたのですが、135㎜という焦点距離は使用頻度が少ないと思って二の足を踏んでいました。
最近花撮りをするようになり、子供に借りた85㎜が思いのほか使いやすかったので
85㎜を探すことに。
撮影仲間のレンズに触発され、AF,MFどちらのレンズも候補にしました。
(じっくり撮るならMFでも構いません)
85㎜でFマウント用のレンズを探すと、カールツァイスのレンズもあることがわかりました。
カールツァイスレンズって、ソニーのイメージが強いのですが、MFならキヤノンのEFマウントや、ニコンFマウント用もあるんですね。
カールツァイスはドイツの会社ですが、レンズはコシナが作っているみたいです。
なんとMADE IN JAPAN。
しかも、最上級グレードのOtus、デジタル用に作られたMilvus、昔ながらのClassic
の3種類、すべてに85㎜がある!!
カールツァイスは歴史あるメーカーで、名前やプラナーなど、聞いたことはあるけど、私に縁はないと思っていたので詳しくは知らなかったのですが、MTF曲線を提唱したり、
レンズコーティングはもともとツァイス社の特許だったり、労働時間も8時間労働を最初に取り入れたのもツァイスなんですね。偉大な会社なんだ・・・
調べていくほど欲しくなってしまい、いろいろなものを断捨離して今回手に入れることができました。
Milvus 85㎜ F1.4
フィルター径は77㎜あります。重量は1100g。 重い!
ボディと合わせて2.4Kgです。長玉ではないので手で持っていてもそれほど苦にはなりません。
レンズフードがなんと金属!!高級感もありますが、塗装の剥がれには気を付けないと・・
マニュアルフォーカスレンズは初めて。
ピントリングのスムーズさにびっくり!!
ピントが合わせやすいです。自分の持っているレンズはAFレンズで、ピントリングが軽くて
意外と合わせにくいです。
よく雑誌やネットで書かれている”適度なトルク感”っていうのがわかりました。
残念な点はゴムに滑り止めの形状が無いので意外と滑ることと、ピントリングがほぼ全体
なので、ボディに取り付け時に気を付けないとピントリングが回ってしまうことです。
85㎜はプラナーレンズです。広角になるとディスタゴンとなります。
早速、有休をとってはままつフラワーパークで撮影をしてきました。
まず思ったのはニコンのレンズほど浮かび上がらないなぁと。でもボケは自然で
柔らかい印象です。
あと色合いが鮮やかです。ニコンの色合いと違うなぁ。
個人的にはすごく好みです。
描写力も申し分ないです。
さすがF1.4前ボケもかなり大きいです(これでもF2.5まで絞っています)
マニュアルフォーカスなのでピント位置も構図もじっくり考えながら撮影しているので、
あっという間に時間が過ぎます。
今まで出会ったレンズの中で、一番撮影に没頭できるレンズです。
今まではバキバキの解像感で、被写体が浮き上がって周りが思いっきりボケるようなレンズ
が良いと思っていましたが、こんな柔らかい感じの写真も良いですね。
メーカーによって、レンズの個性が全然違うことが改めて分かりました。
もっと使い込んで良い写真を撮れるようになりたいと真に思ったレンズです。
こうなると、ワンランク上のOtusも気になってくる・・・・・
Posted at 2022/04/02 22:18:27 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 日記