デミオのオイル交換をしてもらいにお店まで行ってきました。
本当はもうちょっと早く来る予定でしたが、11月後半は仕事が忙しく休み返上状態でした。
で、仕事が早く終わったのを幸いとお店に押しかけてみました。
遅い時間なのに快く対応してもらい、毎度助かりますわ~♪
んで、作業待ちの間にちょっと気になる物を発見。
現在お店でO/H中のFD用のハウジング一式のようですが、前回と様子が違ってます。
ローターハウジングは普通ですが、サイドとインタメが真っ黒です。
焦げた?・・・って訳ないなw
塗ったのかな?とよく見てみましたが、塗ったにしては妙な箇所まで真っ黒です。

水穴やポート内まで真っ黒です。
・・・まあ、フラッシュで一部白飛びしてるのはご愛嬌ってとこで(汗
ショップ代表のMさんに聞いてみると、ハウジング再使用の為の秘策との事。
ご存知の通り、13Bのハウジング類は高騰の一途を辿ってます。
サイド×2、ローター×2、インタメの5枚で新品価格〆て33万強。
つーか、2Jのブロック1個より高ぇw
今回O/H中のFDはブロー前にエンジンを開けたので、ハウジング類の損耗が比較的軽微との事。
そこで、サイド&インタメを面研して再利用で行く事にしたそうなんですが、ついでに特殊な表面処理を施す事にしたそうです。
それが、写真の真っ黒状態。
これ、最大の利点は腐食防止だそうです。
つまり、水穴内部の腐食を防止できるという事だったりします。
潜在的に13Bが抱えてる「長期使用での腐食による水食いブロー」が劇的に起き難くなるため、長寿命化が期待できるとの事でした。
また、摺動面を粗面化する効果もあることから、摺動抵抗の低減が望めるそうな。
ついでに、面研で削りきれない段差もこれでカバーしてフラット化できるとか。
そして、現在テストしているのはローターハウジングのアペシールとの接触面への施工。
ここは指で触っても分からない程度のチャターが付いたりしますが、この状態でもメッキ面へのダメージが懸念されるため、今までは新品を推奨してたそうです。
それが、この処理で消えるようであれば、ここも再利用で回せる事になります。
という事は、新品一式価格に対し大きなコストダウンに繋がります。
この手法に行き着いた経緯も教えてもらいましたが、要約すると
「セブン乗りに長く楽しんでもらいたい」
って事に尽きるようです。
部品価格高騰により、今では決して安いと言えなくなってしまったRE・・・。
新組エンジン一式+工賃で120万~とか、誰もが捻出できる金額じゃないですよね。
当時の価格に何とか近づけられないかという事で、使える物の再利用を試すことに・・・。
そして、
安心して再利用するにはどうしたらよいか?
という問いに対する答えの一つが今回の表面処理。
面研だけでは潰しきれない段差の問題が解決する事で、新品と同様に扱う事ができます。
低コストで最大限の効果っていうのはユーザー的にもありがたいです。
また、副次効果として付いてきた腐食防止もREには効果大。
オマケで純正以上の耐久性が付いてきたのは嬉しい誤算って奴ですねw
で、気になる処理については教えてもらえませんでした。
まだテスト段階なので話せないとの事なので、結果が出たらコッソリ教えてもらおっと♪
唯一残念な点としては、完全にブローしたエンジンへの適用が困難な事ですかね。
まあ、エンジン内部がギタギタに傷付いていると難しいですから、これは仕方ないですね。
結果次第ではうちのFCのエンジンも完全にお亡くなりになる前にO/Hしてみたいとこです。
流石に10年以上酷使してお疲れですからねぇ・・・(苦笑
折角制御も刷新したので、本調子のエンジンで体感してみたいという誘惑が激しいですw
本気でもう20年乗ろうとすると、どこかでもう一回エンジンを開ける必要がありそうです。
部品供給が尽きる前にどこかでやらないとな~。
とりあえず、結果が楽しみな新ネタでした。
Posted at 2012/12/01 04:51:03 | |
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